クラブ概要

本間ゴルフのツアーワールドシリーズにおいて初めて「MAX」を冠したモデルで、2024年11月に発売されました。コンセプトは「スライス撲滅」に向けたドローバイアス設計で、460ccの大ぶりなヘッドにヒール寄りの重心設計を採用し、自然なドロー回転を生み出します。ヘッドはシャロー設計で投影面積が大きく、ボールがつかまりやすい形状です。素材にはβ系チタンフェースとカーボン+タングステンウェイトを組み合わせ、前作のTW757 Type-Dの対抗モデルに相当するつかまりの良いドライバーに仕上がっています。シリーズ内では、TW767スタンダード(直進性重視)やTW767 LS(低スピン重視)と比べて、つかまり性能とやさしさを両立した位置づけです。

性能・特性

  • 飛距離性能: βチタン製フェースの高反発と大型ヘッドによりボール初速が高く、同ヘッドスピードでもキャリーが伸びます。ヘッド後方のタングステンウェイトが慣性モーメントを増大させ、安定した飛距離を実現しています。
  • 弾道の高さ・スピン量: リアルロフト角が大きく、球が上がりやすい設計です。ドローバイアス設計でフェースが自然に返るため、吹け上がりにくい安定した高弾道を打ちやすいです。打球時のバックスピン量は標準的で、乱高下しない適度なスピンが得られます。
  • 操作性(つかまり・抜けの良さ): ヒール側に重心を配置したドロー設計で非常にボールがつかまりやすいです。シャロー形状の大型ヘッドは構えやすく、ヘッドの抜けが良いため振り抜きやすさもあります。高慣性モーメントで打点ブレに強く、安定して球をつかまえて飛ばせます。
  • ミスヒット時の挙動: ヘッド体積が大きくスイートスポットも広いため、芯を外しても飛距離ロスが少ないです。慣性モーメントが高い設計で球のブレが抑えられ、特に右へのミスを軽減します。オフセンター弾でもドローボールとなりやすく、やさしい打感で飛距離性能を維持します。

おすすめユーザー

スライスに悩む初心者~中級者に向いています。特にドローヒッターや球が上がりにくいプレーヤー、高慣性モーメントで飛ばしたい人におすすめです。460ccの大型ヘッドはミスに強く安心感があるため、安定してまっすぐ飛ばしたいゴルファーにも適しています。ヘッドスピードがやや遅めのシニア層や、フィーリング打ちで飛距離を出したい初心者にも扱いやすい性格です。

ユーザーの声・レビュー

ポジティブ

  1. スライスしにくくなり、飛球線が安定した
  2. ミスヒットしても飛距離が落ちにくく、安定感がある
  3. 460ccの大きなヘッドで安心感があり、振り抜きやすい

ネガティブ

  1. ドローバイアス設計でつかまりが良すぎ、意図しない左へのミスが出やすい
  2. モデル全体がやや重めで、パワーのない人には振り抜きにくく感じる
  3. 純正シャフトはしっかりしていて合わない場合があり、フィッティングが必要と感じる声もある