クラブ概要
TW767ドライバーはシャロー形状の460ccヘッドを採用した標準モデルで、ヘッド後方にタングステンウェイトを配置して慣性モーメントを高めています。新開発の「カーボンロールテクノロジー」でクラウンとソールを一体カーボン成型し、中間部を軽量化。余剰重量をリアに集中させ、HONMA史上最大となる上下左右合計で慣性モーメント10K超えを達成しています。また高強度βチタンフェースや新設計のスリットフェースにより反発性能を拡大し、初速アップに貢献します。
シリーズ内ではノーマルタイプに位置付けられ、投影面積の大きいドローバイアスの「TW767 MAX」、450ccで低スピン・操作性重視の「TW767 LS」とともに3機種構成となっています。従来のプロ向けイメージから一新し、TW767標準モデルはTW757シリーズに比べて約2段階分ほど易しさが増しており、アベレージゴルファーにも扱いやすいモデルに生まれ変わっています。
性能・特性
- 飛距離性能: 高強度βチタンフェースと進化したスリットフェース設計で反発性能が向上し、初速が出やすいです。高慣性モーメント設計により、オフセンター時の飛距離ロスが抑えられ、平均飛距離を安定的に伸ばせます。
- 弾道の高さ・スピン量: ボールが非常に高く上がりやすい高弾道設計です。一方で低スピン特性により適度なスピン量が確保されているため、飛球が急降下せず安定感があります。
- 操作性(つかまり・抜けの良さ): ニュートラル系のフェース設計で大きなドロー/フェードバイアスはなく、誰でも狙った方向に飛ばしやすい直進性が特徴です。大きめのヘッド形状と低深重心で球がつかまりやすく、振り抜きもスムーズです。
- ミスヒット時の挙動: HONMA史上最大MOIの設計により芯を外しても飛距離と方向性の安定性が高く、ミスヒットでもある程度の飛距離を確保できます。
おすすめユーザー
ヘッドスピードが中程度(約40m/s前後)のプレーヤーに最適です。飛距離性能と直進性の両立を重視するゴルファーや、スライスに悩むアマチュアに向いています。また、ミスヒット時の安定感を求める人や、高い打ち出しで容易にキャリーを稼ぎたい人にもおすすめです。逆に、非常に速いスイングのパワーヒッターには純正シャフトが軽めに感じることがあり、低い弾道を好む人や積極的に球筋を打ち分けたい人にはやや合わない場合があります。
ユーザーの声・レビュー
ポジティブ
- 方向性が良く、真っ直ぐ飛ぶので安心感がある。
- 球が高く上がりやすく、キャリーが稼ぎやすい。
- ミスヒットしても飛距離ロスが少なく、安定して飛ばせる。
ネガティブ
- 純正シャフトが軽めで、ヘッドスピードの速い人には物足りないと感じる。
- 非常に高い弾道設計のため、低い球筋を好む人には合わない。
- 直進性重視の設計で、フェードやドローの打ち分けには向いていない。