- Zaffiro 系列の初代モデル(後継は Zaffiro2 / 第 3 世代は Tri:Zaffiro)
- AB マップ 「C」分類=手元から先端までしなりが連続する全長しなり型
- 50R で C/B 0.52・T/C 0.50とソフト寄りの剛性配分でムチのようなしなり感を狙った設計
- ドライバー 50 / 60 / 70g 帯の 3 モデル(kick_point は全モデル中調子)
本記事が扱う Basileus Zaffiro は Zaffiro 系列の初代モデル。後継として 2016 年 10 月末に Basileus Zaffiro2(80t ハイブリッド超高弾性カーボンを全長採用、40g 帯と FW モデル追加)が発売され、さらに初代の発売から約 10 年を経た 2022 年 6 月に第 3 世代の Basileus Tri:Zaffiro(PAN 系 50t 主材+先端 70t クロスバイアス)が発売されている。新規にリシャフトを検討する場合は Zaffiro2 / Tri:Zaffiro 側を参照されたい。本記事は初代 Zaffiro の仕様・評価を中古市場・既装着クラブ参照向けにまとめたもの。
バシレウス全体の AB マップで Zaffiro 系列は 「C」分類に位置付けられ、手元〜中間〜先端までしなりを連続させる全長しなり型を担う。叩き系の Z 系列(B 分類)、強弾道つかまり寄りの α 系列(A 分類)、疾走感の Fiamma 系列とは明確に住み分けられ、Zaffiro はゆっくりめのテンポで身体の回転に合わせてシャフト全体を仕事させるテクニカルスインガー向けのキャラクターを担う。Zaffiro 専用のアスリート向け派生として Zaffiro PROSPEC が公式サイトに別ラインで存在し、市販の標準仕様(本記事対象)とはラインアップが分かれている。
ドライバー用 50 / 60 / 70g 帯の 3 モデル展開で、kick_point は全モデル中調子に統一。50g 帯は R / S、60 / 70g 帯は S / X の 2 段でフレックスを刻む構成。50R 仕様の C/B 値(カウンター比)0.52と T/C 値(先端比)0.50がソフト寄りに設定され、切り返しでしなりを感じやすく、先端も柔らかく動くムチのような全長しなり感を出す設計とされる。価格はドライバー単品で 50,000 円(税抜)/ 55,000 円(税込)と公表されており、純銀コーティング鏡面(RSP)仕上げが採用されている。
ハイエンドカスタムカーボンシャフトの Basileus 主軸ラインに位置し、手元〜先端まで剛性配分をソフト寄りに設定して全長で素直にしなるプロファイルを構築。低トルク設計の中で先端の動きを抑え過ぎず、ボディーターンでシャフト全体に仕事をさせるテクニカルスインガーが弾道を技術でコントロールする狙い、と公式が説明している。表面仕上げは RSP(Real Silver Plating)純銀コーティング鏡面で、バシレウス主軸ラインと共通の高級感ある外観を採用している。
| モデル | 重量帯 | フレックス展開 | 適合クラブ | 調子 |
|---|---|---|---|---|
| Basileus Zaffiro 50 | 50g 帯 | R / S | ドライバー | 中調子 |
| Basileus Zaffiro 60 | 60g 帯 | S / X | ドライバー | 中調子 |
| Basileus Zaffiro 70 | 70g 帯 | S / X | ドライバー | 中調子 |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| R | — | — | — | — |
| S | — | — | — | — |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| S | — | — | — | — |
| X | — | — | — | — |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| S | — | — | — | — |
| X | — | — | — | — |
| モデル | 弾道高さ | つかまり | しなり感 | 打感 | 振り抜き | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Basileus Zaffiro 50 | 高 | ○ | マイルド | 軽快 | ◎ | HS 40m/s 前後でゆったり振る層に |
| Basileus Zaffiro 60 | 中-高 | ○ | シャープ | しっかり | ○ | HS 43〜46m/s 帯のテクニカル系 |
| Basileus Zaffiro 70 | 中 | △ | タイト | しっかり | ○ | HS 47m/s 級の上級テクニカル系 |
シリーズ全体で C 分類の「全長しなり」プロファイルを共有しつつ、重量帯が上がるほどしなり戻りはタイトに、つかまり度合いは控えめに振っていく構成。50g 帯はソフト寄りの剛性配分で球を上げやすく、60 / 70g 帯は同じ全長しなり型のまま剛性を引き上げてハードヒッターでも全長で仕事をさせる狙いと公式が説明している。
HS 40m/s 前後でテンポがゆっくり、テークバックが大きめのスインガーには Basileus Zaffiro 50 がシリーズ入門の定番。50R 仕様の C/B 0.52・T/C 0.50 と剛性配分がソフトに振られており、切り返しから先端までしなりを連続させやすく、軽量帯ながら球を持ち上げやすいキャラクターと公式・販売店の解説で紹介されている。
HS 43〜46m/s 帯で身体の回転に合わせてシャフト全体を仕事させたいテクニカルスインガーには、シリーズの中核となる Basileus Zaffiro 60。S と X の 2 段でフレックスを刻めるため、入力強度に合わせて細かく合わせ込みやすい。全長しなり型のまま中-高弾道を出しつつ、低トルク設計で方向性も保ちやすいプロファイル。
HS 47m/s 級の上級テクニカル系で、ハードヒッターでも全長しなり感を残したい層には Basileus Zaffiro 70 が選択肢。Z 系列のような叩き専用の硬さではなく、C 分類のまましなりを連続させる挙動で、強い入力でもシャフト全体で球を運ぶ感覚を保ちやすい設計。
同じバシレウス内で見ると、Zaffiro 系列は AB マップ「C」分類で全長しなり型のテクニカルスインガー向け。「B」分類で叩き系の Z / ZⅡ / ZⅢ、「A」分類で強弾道つかまり寄りの α / αⅡ、手元〜中間の疾走感を狙う Fiamma、コース実戦の安定性を重視する Spada とは明確に住み分けられている。早めの切り返しでシャフト先端の弾きで飛ばしたい層は α 系列、強い入力で叩いていきたい層は Z 系列、ゆったりとしたテンポで全長を使ってしならせたい層が Zaffiro 系列、という棲み分けが基本。
Zaffiro 世代間では、初代 Zaffiro(本作)が C-Type 全長しなり型の最初期モデル、Zaffiro2(2016 年 10 月発売)が 80t ハイブリッド超高弾性カーボンと 40g 帯軽量モデル・FW モデルを加えた現行進化版、Tri:Zaffiro(2022 年 6 月発売)が PAN 系 50t を主材に先端 70t クロスバイアスを配した最新世代という対応関係になっている。アスリート向けの派生として Zaffiro PROSPEC が公式に別ラインで存在するが、本記事は標準仕様の初代 Zaffiro 3 モデル(DR 50 / 60 / 70)が対象。
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
このモデルは ストレート・中弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
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市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| Basileus Zaffiro 50 |
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| Basileus Zaffiro 60 |
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| Basileus Zaffiro 70 |
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