画像提供:楽天GORA
静岡県熱海市伊豆山、海原を眼下に望む斜面にある9ホール・パー33のコース。開場は1939年(昭和14年)5月28日で、公式はこれを「戦時下に作られた最後のコース」と位置づけている。設計は霞ヶ関カンツリー倶楽部東コースを手がけた赤星四郎。全ホールにAグリーンとBグリーンがあり、総距離はAグリーンで2,233ヤード、Bグリーンで2,234ヤード。コース面積は264,000平方メートルで休憩所が2か所ある。宿泊施設「熱海倶楽部迎賓館」から徒歩0分という位置関係で、ホテルを出てそのままスタートできる。
料金は時期・プランで変動するため目安。最新は予約ポータルで要確認。
公式は開場当時の造成を具体的に書いている。「当時はツルハシとモッコによる手作業で、雑木を伐採し根を抜き、その上に客土、芝を張っていきました」。重機で地形を作り替えるのではなく、そこにあった斜面をそのまま使ったため、9ホールの構成はパー3が5つ、パー4が2つ、パー5が2つという変則的なものになっている。公式はこれを「人間の手作業と大自然とが生み出した芸術品」と表現する。
設計は赤星四郎(1895〜1971)。1926年と1928年の日本アマチュア選手権優勝者で、最初に手がけた設計が代表作となった霞ヶ関カンツリー倶楽部東コースである。戦中戦後を通じて38ものゴルフ場を設計した。熱海ゴルフ倶楽部は1935年、熱海に別荘を持つ東京ゴルフ倶楽部会員や市民の提案から動き出し、赤星が設計を担当することになった。
公式にはコースの年表が掲載されている。1939年5月に9ホールで開場し同年12ホールに拡張、1942年にコースが横須賀陸戦隊の砲台基地として接収され、終戦時には12ホールのうち3ホールが芋畑になっていた。1946年に米国第8軍スペシャルサービスが接収して9ホールで復活し、1952年5月の講和条約発効で返還。その後三井グループの保養地となり、2003年7月から現在の株式会社熱海ゴルフの経営に移っている。いま回れる9ホールは、この経緯の上に残ったものである。
このコースの立地がいちばんよく分かるホール。公式の注意書きは「右サイドのネットを越えると美術館の駐車場に打ち込むため、200ヤード以内のクラブを選択してください」というもので、飛距離を出すこと自体が制限されている。加えてグリーン手前斜面のバンカーは狭いうえに深く、グリーン奥の土手はボールを止めてくれるものの、上からのアプローチは非常に難しい。したがって手前から寄せるのが正解、と公式は書く。市街地に隣接した斜面に造られたコースならではの制約が、そのまま攻め方を決めている。
ハンディキャップ1の豪快な打ち下ろし。第1打の落下地点が右下がりに傾斜しているため狙いは左サイド、第2打は左のOBラインが浅いので無理をせず、100ヤードを残して「平らなライの広がる欅の大木の右サイド」を狙う。目印が大木で、逃げ場が平らなライという書き方に、地形を作り替えずに造ったコースであることが表れている。グリーンは比較的大きめなので、確実に乗せてパーを狙いたい。
公式が「景色は絶景」と書く打ち下ろしのショートホール。ただしグリーンの両脇は林に挟まれており、見た目の開放感とは裏腹にプレッシャーがかかる。公式の助言は肩の力を抜いてグリーン中央狙い、そしてAグリーン左サイドは微妙なアンジュレーションがあるのでグリーンの読みは慎重に。眺めと窮屈さが同居する、このコースらしいホールである。
1番・2番・3番・5番・9番がパー3という構成。1番は左右とグリーン奥がOBのため狙い目はAグリーンとBグリーンの間、5番も左サイドがOBなので狙いはやはり2つのグリーンの間、6番の落とし所もA・Bグリーンの間とされる。2グリーンであること自体が安全地帯になっているのがこのコースの特徴で、片方のグリーンだけを見て打つと逃げ場を失う。
2番と9番のAグリーンはいずれも南側に傾斜して順目で、公式は両方で「下りのラインは非常に早い」と注意する。6番のAグリーンは左に向かって傾斜して順目、グリーン奥からの返しは要注意。3番のAグリーン左サイドには微妙なアンジュレーションがあり、読みは慎重に、とされる。総距離2,233ヤードという数字はグリーンに乗ってからの難しさを含んでいない。
ハンディキャップ1は7番(Aグリーン488ヤード・パー5)。豪快な打ち下ろしだが第1打の落下地点が右下がりに傾斜しているため狙いは左サイドで、第2打は左のOBラインが浅いので無理をせず100ヤードを残して欅の大木の右サイドへ、というのが公式の攻略。ハンディキャップ3の8番は打ち上げのパー5で、フェアウェイ中央にある椎の大木の左サイドがAグリーンへの最短だが狭く、右サイドはかなり広い。どちらも大木が判断の基準になっている。
ローカルルールとして、全ホールでティーショットがOBの場合は前方の特設ティーから第4打としてプレーできる。またグリーン上でパター以外のクラブを使うことは禁じられている。コース内の池はすべてペナルティーエリア(ラテラルウォーターハザード)で、赤杭または赤線で示される。
| 所在地 | 〒413-0002 静岡県熱海市伊豆山1171 |
|---|---|
| ホール数 | 9ホール・PAR 33・2,234ヤード |
| グリーン | A・Bの2グリーン |
| コースタイプ | 山岳 |
| 設計 | 赤星四郎 |
| 開場 | 1939-05-28 |
| 面積 | 264,000㎡ |
| ドラコン推奨 | 7番、8番 |
| ニアピン推奨 | 1番、3番、5番、9番 |
| 運営 | 株式会社熱海ゴルフ |
| 車 | 真鶴道路(新)福浦 から約 26km |
|---|---|
| 電車 | 熱海駅 |
| クラブバス | なし。 |
| 練習場 | あり あり アプローチ練習場なし バンカー練習場なし ドライバー使用不可 |
|---|---|
| キャディ | キャディ・セルフ選択可 電磁誘導乗用ゴルフカー(5人乗り)によるセルフプレー、キャディー付の場合予約制となります。1組4人が原則だが、状況によりツーサムも可。 |
| カート | 乗用カート(5人乗り) 誘導カート(リモコンあり) 乗り入れ不可 スコア集計機能なし GPSナビなし |
| 風呂 | あり 温泉あり 露天風呂なし サウナあり パウダールームあり |
| 宿泊 | 熱海倶楽部迎賓館(コースまで徒歩0分。ホテルを出てすぐスタートできる。) |
| レストラン | あり 朝食あり バイキングなし 喫煙席なし |
| ドレスコード | クラブハウス内: ■ブレザー、ジャケットのご着用をお願い致します。 (夏期6月~9月は除く。) ■ スリッパ、サンダル履きでの入退場はお断りします。 ■ブルゾン、ジャンパー、Tシャツでの入退場はお断りします。 ■ジーンズ、カーゴタイプ(大型のふた付外ポケット)のズボンでの入退場はお断りします。 ■襟と袖のあるシャツを着用し、裾をズボンの中に入れて下さい。 ラウンド中: ■タオル類を首や肩にかけないでください。 ■半ズボン着用時はハイソックスの着用を推奨しております。 ■危険防止、熱中症対策として帽子の着用をお願いします。 |
| 定休日 | 年中無休 |
| 電話 | 0557-82-5335 |
9ホール・パー33です。全ホールにAグリーンとBグリーンがあり、総距離はAグリーンで2,233ヤード、Bグリーンで2,234ヤードです。
宿泊施設「熱海倶楽部迎賓館」からコースまで徒歩0分です。ホテルを出てそのままスタートしていただけます。
ローカルルールにより、全ホールで前方の特設ティーから第4打としてプレーできます。
基本はセルフプレーで、キャディ付きは予約制です。1組22,000円の追加となります。
クラブハウスへの入退場時はブレザーやジャケットの着用をお願いしています(夏期6月〜9月は除く)。スリッパやサンダル、ブルゾン・ジャンパー・Tシャツ、ジーンズやカーゴタイプのズボンでの入退場はお断りしています。襟と袖のあるシャツを着て、裾はズボンの中に入れてください。
最終確認日:2026-09-05