画像提供:楽天GORA
静岡県御殿場市、富士の裾野に1958年8月16日に開場した18ホール。御殿場市で戦後最初にできたゴルフクラブである。コース設計は赤星四郎、クラブハウスはアントニン・レーモンドが手がけ、レーモンドが戦後はじめて設計したクラブハウスとして現存する最古のものとされる。敷地は16万坪。フルバックで6,832ヤード・パー72、コースレートは男性72.6・スロープ130。造成は「あるがままを潔し」とする方針で行われ、丘陵地の傾斜と細かなアンジュレーションがそのまま残っている。東名高速・御殿場ICから約2キロ。
料金は時期・プランで変動するため目安。最新は予約ポータルで要確認。
コース全体は「あるがままを潔し」とするゴルフの基本精神にのっとり、自然のままに手作りで造成された。そのため丘陵地の傾斜と自然の細やかなアンジュレーションがそのまま残っており、それがこのコースでのゴルフを難しくもし、面白くもしていると公式は説明する。バンカーとクリークもその地形に合わせて配されている。
アウトの出だしは渓谷を巻き込むようにレイアウトされ、右側にOBのあるホールが続くためドローボールが有利。インは逆に左側にOBのあるホールが続き、フェードボールが有利になる。持ち球がスライス系でもフック系でも、前後半のどちらかで必ずチャンスとプレッシャーの両方が訪れるという考え方でレイアウトされている。
御殿場市初代市長の勝又春一が、米軍撤退後を見据えた企業誘致・観光事業とレクリエーション施設を兼ねてゴルフ場建設を計画し、石橋湛山が発起人を引き受けた。1956年9月に安藤楢六(小田急電鉄初代社長)、石井光次郎、瀬川美能留(野村證券社長)ら19名の発起人が集められ、1957年9月に会社が設立。1957年2月に起工式、1958年4月に9ホールで仮オープンし、同年8月16日に18ホールが完成して秩父宮妃殿下を迎えて開場式が行われた。運営・管理の主体はクラブに置かれている。
ティーショットの正面に約36メートルの壁が立ちはだかる、コース最大の上りホール。フルバック400ヤードのパー4でハンディキャップ4。落としどころはフェアウェイ中央で、右の林に入ると非常にやっかいになる。2打目はグリーン左の花道方向が狙い目だが、グリーンの右手前が窪地になっており、落ちるとつげの木も邪魔をしてアプローチの距離感が難しくなる。数字の上での難易度より、ティーグラウンドから見上げる景色で記憶に残るホールである。
公式が「距離は短いが難易度№1のホール」と明記するハンディキャップ1のパー4。フルバックでも369ヤードしかない。フェアウェイは右傾斜の急な上りで、右のバンカー周辺に立つ松が難易度を上げている。2打目の砲台グリーンは奥行きが浅く、しかも急な受けグリーンのため、奥に付ければ3パットが待つ。長さで難しくしていないところに、地形をそのまま残した造成の性格が出ている。
公式のホール解説には、欅・松・杉・樅・つげと樹種を名指しした記述が並ぶ。1番はグリーン手前左の大きな欅、2番は右ラフの松、6番は286ヤード先の左の松、7番は右の樅の木、8番は右の欅と左の松、9番は右の杉山、18番はグリーン奥の2本松を目印にせよという具合で、バンカーよりも立木が狙いどころを決めている。
2段グリーンは3番・7番・8番・16番・17番の5ホールにある。奥行きは8番が22ヤードと浅く横長、4番が縦34ヤード、16番が縦36ヤード、6番が縦43ヤードと、同じコースの中で倍近い差がある。とくに17番は面積が最も大きい2段グリーンで、上段の傾斜が急で速いため、ピンが上段に切られているときは最大の注意が要る。ピン位置を確認せずに番手を決められないコースである。
12番はティーショットの正面に約36メートルの壁が立つ全ホール中最高の上り、13番は約30メートルの打ち下ろし、3番は約13メートルの打ち下ろし。3番と11番はいずれもティーグラウンド上では風が読みにくいと公式が注意しており、グリーン周辺の風を見てクラブを選ぶよう案内している。
ハンディキャップ1は5番。フルバック369ヤードと短めのパー4だが、右傾斜の急な上りに右バンカー周辺の松が効き、2打目の砲台グリーンは奥行きが浅い。急な受けグリーンなので奥に付けると3パットの可能性が高く、公式もセンター手前から攻める方が安全だと書く。ハンディキャップ2は581ヤードの13番、3は2番で、2番はグリーン約100ヤード手前から深い谷になっており2打目が谷越えのジャストの距離を要求される。
コース設計は赤星四郎(1895-1971)。米ペンシルベニア大学で学び、滞米中にゴルフとコース設計理論を修めて帰国後はトップアマ兼設計家として活躍した人物で、程ヶ谷CC・霞ヶ関CC東コース・箱根CC・葉山国際CCなどを手がけている。クラブハウスは帝国ホテル建設のために来日した建築家アントニン・レーモンド(1888-1976)の設計で、レーモンドが戦後はじめて手がけたクラブハウスであり、現存するクラブハウスとしては最古のものとされる。
| 所在地 | 〒412-0024 静岡県御殿場市東山2472 |
|---|---|
| ホール数 | 18ホール・PAR 72・6,832ヤード |
| グリーン | ベント1グリーン |
| コースタイプ | 丘陵 |
| 設計 | 赤星四郎 |
| 開場 | 1958-08-16 |
| 面積 | 550,000㎡ |
| ドラコン推奨 | 8番 17番 |
| ニアピン推奨 | 3番 11番 |
| 車 | 東名高速道路御殿場 から約 2km |
|---|---|
| 電車 | 御殿場駅 |
| クラブバス | あり 御殿場駅乙女口から運行。 |
| 練習場 | あり・10打席 あり 打席数:10打席 距離:200ヤード 料金:24球:¥330 使用球:レンジボール 芝から直接打てる:不可 アプローチ練習場あり バンカー練習場あり ドライバー使用可 |
|---|---|
| キャディ | キャディ・セルフ選択可 キャディ付きで、電磁誘導乗用カート(5人乗り)利用。セルフも一部可。1組4人が原則だが、状況によりツーサムも可。 |
| カート | 乗用カート(5人乗り) 誘導カート(リモコンあり) 乗り入れ不可 スコア集計機能あり GPSナビあり |
| 風呂 | あり 温泉なし 露天風呂なし サウナなし パウダールームあり |
| レストラン | あり 営業時間:~17:45 朝食:7:00~9:30(料金:¥528~¥1,023) 昼食:9:30~14:00(料金:¥1,100~¥1,980) ラストオーダー:17:30 朝食あり バイキングなし 喫煙席なし |
| ドレスコード | クラブハウス内: 6月~9月以外ブレザー着用。ジーパン、Tシャツ不可。サンダル、ゲタ不可。 ラウンド中: エリつきシャツ着用。シャツのスソはズボンの中へ。ジーパン、Tシャツ、ミニスカート、ホットパンツ不可。 |
| 定休日 | 1月1日・12月31日 |
| 電話 | 0550-82-1616 |
1958年(昭和33年)8月16日です。同年4月に9ホールで仮オープンし、8月16日に18ホールが完成して秩父宮妃殿下をお迎えして開場式を行いました。御殿場市で戦後最初にできたゴルフクラブです。
帝国ホテルの建設のために来日した建築家アントニン・レーモンドの設計です。レーモンドが戦後はじめて手がけたクラブハウスで、現存するクラブハウスとしては最古のものとされています。
男性はフルバック6,832ヤードで72.6(スロープ130)、バック6,495ヤードで70.9(127)、レギュラー6,178ヤードで69.6(124)、ゴールド5,841ヤードで67.9(120)です。女性はフルバック80.3(143)、バック78.3(141)、レギュラー76.5(138)、ゴールド74.5(135)となっています。
グリーンエッジまでの距離はフェアウェイに埋設したカービーマーカーとホール両側のヤード表示板で、グリーン中央までの距離はティーインググラウンドのホール案内板でご確認いただけます。ホール両側の樹木は参考程度とお考えください。表示はヤードです。
JR御殿場線・御殿場駅の乙女口から運行しています。高速バスでお越しの方にも対応しています。
最終確認日:2026-09-07