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画像提供:奈良国際ゴルフ倶楽部
1957年11月3日開場、奈良県で最初のゴルフ場である。1950年の奈良国際文化観光都市建設法をきっかけに、奈良県・奈良市・近鉄を中心とする関西財界・地元住民が官民一体で作った、他に例のない成り立ちを持つ。設計は上田治で、開場式には高松宮・同妃両殿下が臨席した。Blueティで7,055ヤード・パー72、コースレート74.3・スロープ136。アウトは大きなうねりがあり距離が長くフェアウェイも広い丘陵、インは距離こそ短いがテクニックを要求されるホールが続く。ラウンド中は春日山原始林、若草山、東大寺、西に生駒山を望む。2022年から2023年にかけては、クイン・トンプソンによる8番・14番・17番の改修が行われている。
料金目安:平日 ¥30,960/土日祝 ¥35,360(ビジターの基本料金(税込・キャディ付・乗用カート付)。各種優待制度があり、時期やプランで変動するため目安。)
設計は上田治。晩年に「柔の井上、剛の上田」と評された作風は、この倶楽部の設計監修以降のものとされる。起伏の多い関西の地形に対して、山を縦割りに抜いて尾根を横断するという大胆な手法を取り、広さも長さもたっぷりあるホールを作り出した。そこに天平文化の奈良のイメージを重ね、都を目指す使節団がなだらかな丘を登り詰めると麓に美しい都(グリーン)が見える、という物語をコースに投影している。上田が1957年に倶楽部へ寄せた「最大の愉しみを最多の人々に」という言葉を、クラブは今もバックボーンとして掲げる。近年は2022年に17番、2023年に8番と14番をクイン・トンプソンが改修し、バンカーとマウンドを足して戦略性を高めている。
クラブが名物ホールと呼ぶ、池越えの右ドッグレッグ。Blue・Yellowともに445ヤードのパー4である。正面に構える2つのクロスバンカーは通称「大仏の足跡」で、ホワイトティからのティーショットでは手前のバンカーに245ヤード、奥のバンカーに260ヤードで入る。さらに右には大きなメタセコイアが行方を阻む。公式は飛ばす人ほど刻むほうが賢明だとし、セカンドでも距離が残るためグリーン手前左に置いて寄せワンを狙うよう勧めている。グリーン手前にはポットバンカーもあり、無理に2オンを狙って大叩きする例が繰り返し出るホールである。2022年にクイン・トンプソンの手で改修された。周りのクスノキ林は新緑の時期が美しい。
にごり池を越える182ヤードのパー3。2023年にクイン・トンプソンが改造し、グリーンの三方を囲むようにバンカーを配置、その奥にツツジ、ハナミズキ、ヤマボウシ、ナンジャモンジャを植えた。ティイングエリアには樹齢50年を超えるメタセコイアが林を作り、初夏の新緑と晩秋の夕日がよく知られる。クラブ自身が「新たな名物ホールとなりそう」と書いている。右手前のバンカーが深いので、左手前から寄せるのが安全である。
とてつもなく広いティグラウンドから、名物のナンジャモンジャの樹と大きく育ったメタセコイアを背にして打つ565ヤードのパー5。はるか先に若草山・春日山が見える。東向きのため、早朝スタートでは日の出を仰ぎながらのティーショットになる。
クラブ自身がそう説明しているとおり、アウト(Blue 3,571ヤード)は距離が長くフェアウェイも広く、ドライバーを振れる。1番565ヤード、6番553ヤードとパー5が雄大で、2番はハンディキャップ1の453ヤード。対してイン(3,484ヤード)はパワーよりテクニックで、12番341ヤード、15番397ヤードのように距離では守っていないホールが並ぶ。前後半で組み立てを切り替えたい。
2番は「上田治氏の特徴的な設計のホールの一つでティーグラウンドからグリーンは見えない」と公式が書いている。6番も緩やかな右ドッグレッグでフェアウェイは広いのにティグラウンドからは見えず、14番もグリーンが見えない。山を縦割りに抜いて尾根を横断するという上田の手法がそのまま残っており、見えないところへ打ち出す判断を繰り返し求められる。
6番は「グリーンは手前から非常に速い。手前に止めるぐらいソフトに」、11番は馬の背状で「さらに奥からは早い」「グリーンオーバーはOBの可能性大」、15番も「グリーンは奥から速いので注意」、18番は砲台グリーンで「グリーンオーバーに注意」。公式のホール解説は一貫して手前から攻めることを勧めている。
6番は右がグリーン付近までラテラルウォーターハザードで、入るとキャディが青旗を揚げ、前方の特設ドロップ区域から1打罰でプレーできる。8番はにごり池越え、9番は阿保丸池を抱く左ドッグレッグ、17番は尼池越え。一方で6番のナンキンハゼ並木、11番の松、14番のクラブハウスの旗のように、目標として樹や建物を指定する解説が多いのもこのコースの特徴である。
| 所在地 | 〒631-0845 奈良県奈良市宝来5丁目10番1号 |
|---|---|
| ホール数 | 18ホール・PAR 72・7,055ヤード(アウト+インの18ホール) |
| コースタイプ | 丘陵 |
| 設計 | 上田治 |
| 開場 | 1957-11-03 |
| 種別 | 株主会員制 |
|---|---|
| 相場 | 売り希望 8,400,000円 (2026-09時点・日本ゴルフ同友会) |
| 名義書換料 | 5,500,000円 |
| 年会費 | 132,000円 |
| 初期取得費用の概算 | 約14,634,800円 |
| ティ | ヤード | コースレート | スロープ |
|---|---|---|---|
| Blue | 7,055 | 74.3 | 136 |
| Yellow | 6,735 | 72.8 | 133 |
| White | 6,338 | 71.0 | 129 |
| Gold | 5,331 | 67.5 | 121 |
| Purple | 4,619 | 63.3 | 111 |
アウト3,571ヤード・パー36、イン3,484ヤード・パー36(いずれもBlue)。女子コースレートはBlueで80.6、スロープ141。
| 電車 | 学園前駅 |
|---|---|
| クラブバス | あり 学園前駅北口バス乗車場から運行。 |
| 練習場 | あり・15打席 あり 打席数:15打席 距離:300ヤード アプローチ練習場なし バンカー練習場なし ドライバー使用不可 |
|---|---|
| キャディ | キャディ付 |
| カート | 乗用カート(5人乗り) 乗り入れ不可 スコア集計機能なし GPSナビなし |
| 風呂 | なし |
| レストラン | あり 営業時間:7:30~ 朝食なし バイキングなし 喫煙席なし |
| ドレスコード | クラブハウス内: ゴルフ場規定に準ずる ラウンド中: ゴルフ場規定に準ずる |
| 定休日 | 毎週月曜日 12月31日 1月1日 |
| 電話 | 0742-45-4101 |
メンバーシップを厳格に守る運営で、エントリーはメンバー本人の申し込みによる。平日はメンバー1人で5組まで、土曜は8週間前から2組まで、日曜・祝日は4週間前から1組のみで、いずれもメンバー同伴プレーに限られる。
メンバー本人からのお申し込みによるエントリーで、土日祝はメンバー同伴プレーに限られます。エントリー開始は平日が3か月前の月初から(メンバー1人で5組まで)、土曜が8週間前から(2組まで)、日曜・祝日が4週間前から(1組のみ)です。
ビジターの基本料金は平日30,960円、土日祝35,360円(いずれも税込・キャディ付・乗用カート付)です。各種優待制度があります。
1組単位で「歩きプレー」を選べます。その場合カートフィ1,650円はいただきません。エントリーの際にお申し出ください。
ケアカートを導入しています。満75歳以上の方、または75歳未満で身体上やむを得ない状況にある方が対象で、利用規定の確認と利用者登録申請書の提出が必要です。ビジターの方はメンバー同伴に限ります。
18歳未満の方、70歳以上の方、障害のある方(身体障害者手帳等の交付を受けている方など)は、ゴルフ場利用税1,200円が免除されます。
通常はフロント7:15、レストラン7:30、練習場7:15からです。7月・8月はサマータイム営業でフロント6:15、11月・12月の土日祝はフロント6:45と早まります。
最終確認日:2026-09-07