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用品の選び方ゴルフシューズ

ゴルフシューズのアッパー素材:本革・合成皮革・ニットの選び方

ゴルフシューズのアッパー(甲の部分)は素材によって、フィット感・防水性・重さ・手入れの手間がまったく変わります。本革・合成皮革・ニット/メッシュのどれが自分に合うかは、プレー頻度・主な季節・防水への要求・手入れにかける時間で決まります。このページでは3素材の特性を実用的な視点で徹底比較します。

アッパー素材の種類と特性の全体像

ゴルフシューズのアッパー素材は大きく3カテゴリに分類されます。

素材 代表的な仕様 主な特徴
本革(天然皮革) カーフスキン・フルグレインレザー等 足なじみ・高級感・耐久性。重く高価
合成皮革(人工皮革・PU系) ポリウレタン系・マイクロファイバー等 軽量・手入れ簡単・防水加工と相性良
ニット・メッシュ ニット編み・透気メッシュ等 軽量・通気性優秀。防水性は低い

各素材は単独で使われることもありますが、つま先や踵に合成皮革の補強を入れたニットモデルなど、複合素材を採用するモデルも多くなっています。

本革(天然皮革):足なじみと耐久性のトップ素材

フルグレインレザー(銀面を削らない最高品質の牛革)を採用した本革ゴルフシューズは、プレミアムラインの定番素材です。

評価項目 詳細
足なじみ 使用とともに革が足の形に沿って変形。長期間履くほどフィット感が増す
耐久性 適切なケアで5年以上使える製品も多い
防水性 単体ではやや劣る。GORE-TEXライナーや防水処理(HYDROMAX等)を組み合わせるモデルが多い
重さ 重め(片足350〜500g程度が多い。モデルにより大きく異なる)
価格 高め(2万円〜3万円以上のモデルに多い)
手入れ 保革クリーム・防水スプレーが必要。手入れを怠るとひび割れする

ECCOはゴルフシューズに独自のHYDROMAX処理を施したフルグレインレザーを採用しており、革自体に撥水性を持たせたモデルを展開しています。FootJoyのPremier Series等もフルグレインレザー採用の代表例です。

本革は初期は硬く、足なじみが出るまで2〜5ラウンドかかることがあります。試着時のフィット感だけでなく「なじんだ後の快適さ」を想定して選ぶことが大切です。

合成皮革(人工皮革・PU系):現在の主流素材

合成皮革はポリウレタン(PU)やマイクロファイバーをベースにした素材で、現在のゴルフシューズの主流です。

評価項目 詳細
足なじみ 本革ほどは伸びない。試着時のフィット感がそのまま続く
耐久性 良好(ただし高温・直射日光での加水分解リスクあり)
防水性 高い。縫い目シーリングや防水メンブレンと組み合わせやすい
重さ 軽め(本革より100〜150g軽いモデルも)
価格 幅広(エントリー〜上位まで)
手入れ 簡単。ウェットシートや水拭きで汚れが落ちる

防水との相性が良いのが最大のメリットです。GORE-TEXやメーカー独自防水メンブレンとの組み合わせで、軽量かつ高防水のモデルを作りやすい素材です。

加水分解への注意:PU系合成皮革は長期保管(2〜3年使わずに放置)や高温多湿での保管でボロボロに崩れる(加水分解)リスクがあります。使わないシーズンもシューツリーを入れ、風通しの良い場所で保管してください。

ニット・メッシュ:軽量・通気・夏向きの第3の素材

ニットやメッシュ素材のゴルフシューズは2010年代後半から普及し、特に夏場の快適性で支持されています。

評価項目 詳細
軽さ 最軽量クラス。市販モデルは片足260〜280g台が中心(200g以下の量産品は現時点で流通なし)
通気性 最高。足の蒸れを最も効果的に抑える
防水性 低い。メッシュ部分は雨・朝露が即浸水する
足なじみ ストレッチ性があり、試着直後から快適
耐久性 皮革系より劣る傾向。繊維のほつれや汚れが付きやすい
手入れ 汚れが繊維に入り込みやすい。歯ブラシ+中性洗剤での洗浄が有効
向く季節 夏・晴天中心

ニット採用モデルの注意点:防水処理が施されていないニットは雨天・朝露に非常に弱い。晴天の日に快適に軽く履くための素材と理解してください。

一部のモデルでは、ニット外側に防水フィルムをラミネートした「防水ニット」を採用していますが、通常ニットより蒸れやすくなります。

素材別 総合比較表と選び方の指針

評価項目 本革 合成皮革 ニット・メッシュ
足なじみ ◎(時間がかかる) △(即フィット) ○(柔軟)
耐久性
防水性 △(処理次第) ✕(標準)
軽さ
通気性
手入れのしやすさ △(手間がかかる)
価格 高め 幅広 中程度
向く使用者 本格志向・長く使いたい バランス重視・防水重視 夏・軽量重視

選び方の指針 - 年間を通じてプレー・防水重視・手入れを楽にしたい → 合成皮革 - 長く使いたい・所有感・足なじみを大切にしたい → 本革 - 夏のラウンド・軽さ最優先・防水は不要 → ニット

素材別の手入れガイド:保革・撥水・保管

本革の手入れ

タイミング 作業
使用後(毎回) ブラシで土・汚れを落とす → 乾いたクロスで水分を拭く → 陰干し
月1回程度 保革クリーム(無色または同系色)を塗り込む
数回ごと 撥水スプレー(フッ素系)を吹き付ける
保管時 シューツリーを入れ、風通しの良い場所で保管

合成皮革の手入れ

タイミング 作業
使用後(毎回) ウェットシートまたは濡れタオルで拭き取り乾燥
数回ごと 撥水スプレーを吹き付けて撥水性を維持
保管時 高温多湿を避け、シューツリーで形を保つ

ニット・メッシュの手入れ

タイミング 作業
使用後(毎回) ブラシで土を落とす。繊維の目に詰まった汚れは歯ブラシで
汚れがひどいとき ぬるま湯+中性洗剤で優しく洗い、形を整えて陰干し
保管時 直射日光を避ける(繊維の劣化防止)

よくある質問

本革と合成皮革、どちらが長持ちしますか?

適切にケアした場合は本革の方が長持ちします。合成皮革は手入れが楽ですが、PU素材は長期保管時の加水分解リスクがあります。本革は保革クリームと撥水処理を習慣にすれば5年以上使える製品もあります。

ニット素材のシューズは雨でも使えますか?

防水処理なしの標準的なニットは雨・朝露に非常に弱く、すぐに浸水します。晴天専用と考えてください。雨天も想定するなら、防水メンブレン付きの合成皮革か本革モデルを選んでください。

合成皮革のシューズが劣化してボロボロになってきたのはなぜですか?

PU(ポリウレタン)系合成皮革の加水分解です。長期間使わずに保管、または高温多湿の場所で保管すると加水分解が進み、アッパーがボロボロになります。定期的に使用し、シーズンオフも風通しの良い場所で保管することで抑制できます。

本革シューズの手入れが面倒です。簡略化できますか?

最低限「使用後に土を落として陰干しし、月1回保革クリームを塗る」だけでも大きく寿命が変わります。撥水スプレーも数ラウンドごとに吹き付けると防水性と素材保護が保たれます。手入れをまったくしない場合は合成皮革モデルの方が向いています。

ECCOのHYDROMAX処理とはなんですか?

ECCOが自社の革に施す撥水処理の技術名です。革の繊維内部に撥水剤を浸透させることで、革自体に耐水性を持たせています。通常の防水メンブレンとは異なるアプローチですが、ECCOはゴルフシューズの防水性能をこの処理で担保するモデルを展開しています。詳細はECCO公式ページをご確認ください。

夏と冬で素材を変えた方がいいですか?

使い分けられる余裕があれば理想的です。夏はニット・メッシュで蒸れを抑え、秋冬は合成皮革か本革+防水で保温と防水を確保するのが快適です。1足で通年使うなら合成皮革+防水が最もオールラウンドに対応できます。

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出典・公式リンク

最終更新: 2026-06-13