1人予約のキャンセルは、開催決定の前か後かで扱いがまったく違います。前なら多くの場合は無料、後は通常の予約と同じくキャンセル料の対象です。そして「何回キャンセルすると使えなくなるのか」を気にする人は多いのですが、その答えは5社とも公表されていません。規約とヘルプの原文で確認できたことだけを整理します。
開催が決まる前に自分でキャンセルする場合、キャンセル料は無料とするのが概ね共通ですが、明文で断定しているのは3社です。
| 成立前のキャンセル料 | 期限・手段 | |
|---|---|---|
| 楽天GORA | 無料と明文 | 前日 正午12時までMYページ |
| GDO | 公式内で記述が食い違う(後述) | 原則 前日までMY GDO |
| アコーディア | 無料と明文(規約第12条2項①) | 前日12時まで マイページ |
| PGM | 明言なし。実額表が「開催決定後」から発生する建て付け | 前日 正午までPGM Web |
| バリューゴルフ | 該当記載なし | 開催確定日まで(プラン・コースごと) |
GDOには注意が要ります。 同じサイト内の2つのFAQで記述が食い違っています。片方は1人予約の成立前キャンセルを「対象外です」と断定し、もう片方は次のように留保しています。
※1人予約サービスの開催成立前のキャンセルは一般的にはキャンセル料発生の対象外にあたることが多いものの、ゴルフ場によっては発生する場合があります。ご予約の際に表示されるプラン備考の内容、キャンセル料規定掲載内容を十分ご確認ください。 — GDOヘルプ
安全側に倒すなら、留保のある方を前提にプラン備考を読むべきです。
なお楽天GORAには、プランに「予約制限あり」が付く場合に1人目としての予約が3回までという制限があります。これは1人予約固有の仕組みですが、制裁ではなく仮押さえ防止の性格のものです。
開催が決まったあとは、通常の予約と同じ扱いになります。金額は5社とも「ゴルフ場ごと」で、予約サイトが一律に決めているわけではありません。
ただしPGMだけは実質的な全社標準があります。開催決定後(プレー前日の正午以降)について、1名当たり平日1,000円・土日祝2,000円という同一文言が複数コースで確認されています。
もう一つ、5社に共通する重要な点があります。開催決定を境に、キャンセルの連絡先が予約サイトからゴルフ場へ直接に切り替わります。
ただし、第22条第1項に規定の当社による開催決定がなされた後に、予約のキャンセルおよび変更を行う場合は、当該ゴルフ場に直接連絡するものとします。 — 楽天GORA利用規約 第22条4項(2)
アコーディアも規約第12条4項で同旨を定めています。サイト上の操作だけで完結したつもりにならないでください。
金額の掲示状況にはばらつきがあります。アコーディアはWeb上に金額の掲示が無く、バリューゴルフでは千葉の12コースすべてに記載が無いという実測もありました。申し込む前にプラン備考とコースのキャンセル規定を読むしかありません。
連絡せずに来場しなかった場合の扱いです。
規約の禁止行為として名指ししているのは楽天GORAとアコーディアの2社です。
(3)予約した後に無断キャンセル、当日現れなかった場合(ノーショー) — 楽天GORA利用規約 第13条1項
アコーディアは規約第13条(3)で「無断で予約をキャンセルする行為」を禁じており、しかもこの条文の柱書が「1人予約サービスを含みます」と明示しています。5社で唯一、1人予約が制裁条項の射程に入ることが条文レベルではっきりします。
一方PGMとバリューゴルフの規約には、無断キャンセルを名指しした条文がありません(語自体が0件)。GDOは規約ではなくヘルプ側に書いています。
金額については、PGMが全社共通文言として「無連絡キャンセルの場合は全日予約時料金の100%×人数分」と定めています。他社は会社としての定めはなく、コース側に実例があります(当日キャンセルで予約金額の100%など)。
この記事でいちばん確認したかった点です。「◯回キャンセルすると利用停止」といった1人予約専用のペナルティ制度は、5社とも存在しませんでした。
制裁の根拠になるのは、いずれもサービス全体にかかる汎用条項です。
| 汎用の制裁条項 | 回数の閾値 | |
|---|---|---|
| 楽天GORA | 第13条 → サービス停止・利用資格取消・楽天会員資格の取消まで | 非公開 |
| GDO | 総合利用規約第12条/クラブ会員規約第11条 | 非公開 |
| バリューゴルフ | 会員規約(退会命令・会員資格停止) | 非公開 |
| アコーディア | 第13条 → 第5条1項「事前の通知をすることなく」登録抹消・利用停止。第5条2項でポイントも失効 | 非公開 |
| PGM | 利用規約第8条(ユーザー資格の抹消) | 非公開 |
回数の基準はどのサイトも公表していません。 「当社が判断した場合」という書き方に統一されています。
ただしGDOには、実務ルールに踏み込んだ記載があります。
プレー日直前のキャンセルが相次ぐ場合、ゴルフ場からの依頼によりゴルフ場予約の取り扱いを停止する場合があります — GDOヘルプ
つまり「何回で」は分からないが、繰り返せば止まりうるというのが5社に共通する実態です。数字を探しても出てこないので、回数を気にするより1件ずつ丁寧に扱うほうが確実です。
1人予約は組が人数で成立しているので、自分のキャンセルで組ごと流れることがあります。
さらに知っておきたいのが逆方向です。開催が決まったあとに他の参加者がキャンセルして人数が割れた場合の扱いで、ここはサイトによって記載の有無が分かれます。
「開催決定=当日必ず回れる」ではないサイトがあるということです。確実性を求めるなら、楽天GORAの「プレー保証」対象プランを選ぶのが最も明確です。
天候による中止のキャンセル料は、5社とも「ゴルフ場に直接確認」という案内で共通しています。会社レベルで免除を約束しているサイトはありませんでした。
免除の条件はコース側にあります。実例では、気象警報の発表時や、熱中症警戒アラート・WBGT33以上といった基準を設けているコースが確認できました。
注意すべき逆パターンもあります。 あるPGM運営コースの夏季のWBGT免除規定は「1人予約、withGolf、無連絡は対象外」と明記されていました。つまり通常予約なら免除されるのに1人予約は対象外というケースが実在します。
バリューゴルフのコース側には「天災等、ゴルフ場がクローズした時に限ります。ご自身の事情、降雨等のキャンセルはキャンセル料が発生します」という記載もありました。雨が降っているだけでは免除されないのが一般的です。
多くの場合はかかりませんが、明文で断定しているのは楽天GORA・アコーディア・ゴルフ・GDOの3社です。ただしGDOは同じサイト内でもう1つのFAQが「ゴルフ場によっては発生する場合があります」と留保しており記述が食い違っています。プラン備考とキャンセル規定を確認してください。
5社ともゴルフ場ごとで、予約サイトが一律に定めているわけではありません。例外的にPGMには実質的な全社標準があり、開催決定後(プレー前日の正午以降)は1名当たり平日1,000円・土日祝2,000円という同一文言が複数コースで確認されています。
回数の基準は5社とも公表していません。いずれも「当社が判断した場合」という書き方で、利用停止や会員資格の抹消といった汎用条項が根拠になります。GDOだけは「プレー日直前のキャンセルが相次ぐ場合、ゴルフ場からの依頼によりゴルフ場予約の取り扱いを停止する場合があります」と実務ルールを明記しています。
5社ともありません。制裁の根拠はサービス全体にかかる汎用条項です。ただしアコーディア・ゴルフだけは禁止行為の条文の柱書に「1人予約サービスを含みます」と明示しており、1人予約が制裁条項の射程に入ることが条文で確定する唯一のサイトです。
5社ともゴルフ場に直接確認する案内で、会社レベルで免除を約束しているサイトはありません。免除の条件はコース側にあり、コースがクローズした場合に限るのが一般的です。「ご自身の事情、降雨等のキャンセルはキャンセル料が発生します」と明記するコースもあります。またあるPGM運営コースの夏季の免除規定は1人予約を対象外と明記していました。
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最終更新: 2026-08-11