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World Cup of Golf完全ガイド

World Cup of Golfは、各国2名のプロが組んで合計打数を競う男子の国別対抗戦です。1953年にカナダでCanada Cupとして始まり、1967年に現在の名称へ改称。世界中のトップが母国の旗を背負って戦う親善色の強い大会で、近年は隔年または不定期の開催となっています。日本にとっては1957年の優勝が国内ゴルフブームの起点になった特別な大会です。

海に面したリンクスコースの空撮
母国の旗を背負って戦う国別対抗戦のイメージ PGC / CC0(Wikimedia Commons)

World Cup of Golfとは

World Cup of Golf(ワールドカップ・オブ・ゴルフ)は、各国2名のプロゴルファーがペアを組み、合計打数で団体順位を競う男子の国別対抗戦です。賞金やランキングよりも「母国を代表して戦う」という親善・名誉の色合いが強いのが特徴で、世界各国の代表が一堂に会します。

アメリカの実業家ジョン・ジェイ・ホプキンスが「ゴルフを通じた国際親善」を掲げて1953年に創設しました。長く国際ゴルフ協会(International Golf Association)が運営し、近年は世界の統括団体である国際ゴルフ連盟(IGF)が関わっています。

歴史

第1回は 1953年、カナダ・モントリオールのBeaconsfield Golf Club で「Canada Cup(カナダ・カップ)」として開催され、7か国が参加。アルゼンチン(アントニオ・セルダ/ロベルト・デ・ビセンゾ)が初代王者となりました(Wikipedia: World Cup (men's golf))。

その後参加国が増え、1967年に「World Cup」へ改称。サム・スニード、アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラス、そして近年はタイガー・ウッズら各時代のトップが出場する権威ある国別戦へと発展しました。アメリカが通算24回の優勝で最多。日本からは尾崎将司(ジャンボ)、中嶋常幸、丸山茂樹、松山英樹といった歴代のエースが代表として出場してきました。2018年大会を最後に、以降は公式な開催予定が発表されていません。

フォーマット

基本は 4日間(72ホール)のストロークプレーで、各国2名の合計打数が少ないチームが優勝という分かりやすい団体戦です。

創設当初は両選手が個別にプレーした打数を単純合算する方式でした。近年(2000〜2018年)は日替わりで形式を変える混合フォーマットが採られ、2018年大会では1・3日目がフォアボール(ベストボール=2人のうち良いスコアを採用)、2・4日目がフォアサム(1球を交互に打つ)で行われました(Wikipedia: 2018 World Cup of Golf)。

日本代表の歴史

日本ゴルフ史を語るうえで欠かせないのが 1957年のCanada Cup。霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)のEastコースで開催され、中村寅吉・小野光一のペアが2位アメリカ(サム・スニード/ジミー・デマレー)に9打差をつけて団体優勝。さらに中村寅吉が個人戦も制し、ゲーリー・プレーヤーらに7打差をつける完勝でした(1957 Canada Cup Ignites Interests in the Game across Japan(IGF)Kasumigaseki Country Club History)。

この優勝は当時の日本に大きな衝撃を与え、戦後の日本ゴルフブームの起点になったと語り継がれています。アジアで開催された初の大規模国際ゴルフ大会としても歴史に刻まれ、霞ヶ関は後に2020東京オリンピックのゴルフ会場にもなりました。以降も尾崎将司・中嶋常幸・丸山茂樹・松山英樹ら各世代の代表が出場していますが、団体優勝は1957年の1度のみです。

関連大会

国別対抗・国を背負って戦うという点で、World Cup of Golfには姉妹的な大会があります。男女アマチュアの国別対抗戦である Eisenhower Trophy(アイゼンハワートロフィー:男子アマ)、そして個人戦ながら国を代表して戦う オリンピックのゴルフ競技が代表例です。いずれもIGFが深く関わる国際大会です。

よくある質問

World Cup of Golfは何年に1度開催?

創設当初はほぼ毎年開催されていましたが、その後は隔年開催を経て、近年は不定期になりました。2018年大会を最後に、以降は定例的な開催が行われていません。

1957年の日本初優勝の話は本当?

本当です。Canada Cup時代の1957年、霞ヶ関カンツリー倶楽部で開催され、中村寅吉・小野光一の日本ペアが団体優勝、中村が個人戦も制しました。この大会が戦後日本のゴルフブームの起点になったと言われています。

次回はいつ開催される?

2018年大会を最後に、公式に次回開催の予定は発表されていません(2026年6月時点)。

出場資格は?

各国2名で1チームを編成します。代表選手は世界ランキング(OWGR)や各国・各ツアーの基準をもとに選出されてきました。

賞金はあるの?

国別親善色の強い大会ですが、近年の開催では賞金も用意されました。2018年大会の総額は700万ドルでした。歴史的には名誉を競う意味合いが大きい大会です。

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出典・公式リンク

最終更新: 2026-06-03