マルマン(maruman)は、マジェスティ ゴルフ株式会社(東証スタンダード: 7834、本社: 東京都千代田区丸の内)が展開するゴルフブランドです。同社系譜の出発点は1950年に「日本金属時計工業株式会社」として創業した時計メーカーで、1952年に「マルマン株式会社」へ商号変更、1971年にゴルフ事業(マルマン ゴルフ株式会社)を新設、1973年に千葉県松戸市にマルマンゴルフ松戸工場を稼働させてゴルフクラブの自社製造体制を確立しました。
1980〜90年代にはマルマン名義でドライバーから旧VERITYパターまで幅広いラインを展開し、国内中堅メーカーとして地位を築きました。2006年にプレミアム帯のブランドを「マジェスティ」へ統一して以降は、マルマンブランドはより手の届きやすい価格帯のカジュアル・エントリー向けラインに位置付けられています。2018年10月1日には事業ポートフォリオ整理に伴い本社の商号そのものをマルマン株式会社からマジェスティ ゴルフ株式会社へ変更し(喫煙具・健康食品事業はマルマンH&Bへ譲渡)、現在は同社内の2ブランド体制(ラグジュアリーの「MAJESTY」とエントリーの「maruman」)で運用されています。
2022年8月26日にはエントリーゴルファー向けレディスクラブセット「maruman VERITY」を発売、その後VGR(メンズ)・VIP(レディス)の派生世代まで展開しています。
現行のマルマンブランドはクラブ単品ではなくクラブセットを主軸にしており、エントリーゴルファー(特にレディス・初心者)向けに、ドライバー・FW・UT・アイアン・パター・キャディバッグまでをワンパッケージで揃える商品設計が中心です。代表ラインは2022年発売の maruman VERITY とその派生 VERITY VGR(メンズ)/VERITY VIP(レディス)。
セット内のパターは、方向性を合わせやすいネオマレット型を基本とし、ヘッド素材は亜鉛(ZINC)を採用してコストと質量バランスを両立させた設計です。アイアンはSUS431(ステンレス)のポケットキャビティで構成し、ミスヒットへの寛容性を確保しています。ドライバーは4ピースチタン、フェアウェイウッドとハイブリッドは17-4SSステンレスと、エントリー帯としては素材構成にも一定の手数をかけているのがマジェスティ ゴルフ運営下のマルマンの特徴です。
価格帯はクラブセットで定価オープン(実販で5万円台前後〜)と、同社プレミアム帯のマジェスティとは明確に分離されたエントリー帯ポジションを取っています。販売は公式オンライン(majesty-golf.com)と全国のゴルフショップ・量販店経由が中心です。
同じマジェスティ ゴルフ株式会社が運営するブランドですが、マジェスティ(Majesty)は1本15〜50万円超のラグジュアリー帯、マルマン(maruman)はクラブセットで定価オープン(実販5万円台〜)のエントリー帯と、価格帯・ターゲット層が明確に分かれています。マジェスティが多素材プレミアム構成(チタン箔・CFRP)でシニア・経営者層を狙うのに対し、マルマンは亜鉛ヘッドのパターと17-4SSのアイアンといった標準的素材でエントリーゴルファーの導入帯を担う役割分担になっています。
テーラーメイドや本間ゴルフ、キャロウェイ等の他社も同様のエントリーセットを展開していますが、マルマンの強みは「老舗マジェスティ ゴルフが自社で展開する」点と「VERITYシリーズに統一されたデザイン言語」にあります。一方で、単品でドライバー・パター等を選びたい層には選択肢が少ないという特徴もあります。