画像提供:相模カンツリー倶楽部
赤星六郎が単独で設計し、現存する唯一のコース
1931年9月27日、9ホールで仮開場。設計は赤星六郎で、赤星が単独で手がけたコースとして現存する唯一の18ホールである。神奈川県大和市、小田急・東急の中央林間駅から数分という都市部にありながら、開場以来のレイアウトを保ってきた会員制コース。AとBの2グリーンを持ち、2020年3月にJGA公認のコースレーティングを取得している。開場4年後の1935年には日本プロ、6年後の1937年には日本オープンが開かれた。戦中に一度は畑と軍用地に転用され、戦後の接収も免れて日本人がプレーできる数少ないコースとして再出発した歴史を持つ。
料金は時期・プランで変動するため目安。最新は予約ポータルで要確認。
赤星六郎は1917年から1925年まで米国に留学し、マッケンジー、ロス、コルトらが名コースを次々に生んだ近代ゴルフの開花期を現地で見た。帰国後は東京ゴルフ倶楽部朝霞コースの設計で来日していたC.H.アリソンに同行し、その手法と思想を間近で吸収したうえで相模の設計に臨んでいる。赤星は「ゴルフ場の設計は幾何学的に進めるだけでは足りず、設計者自身の芸術的なやわらかさが織り込まれて初めて理想的なものになる」「各ホールは自分の夢と理想の実現である」という趣旨の言葉を残した。相模はその赤星が単独で設計したコースとして唯一現存しており、周囲が市街化した今もレイアウトの骨格は当時のままである。初代クラブハウスはアントニン・レイモンドの設計だったが、1945年12月に焼失した。
倶楽部は4番・8番・10番・18番の4ホールを自慢の名物ホールとして挙げている。
クラブハウスを遥かに望むパー5。フェアウェイを横切るクロスバンカーが2段階に置かれ、1打ごとにどこまで越えるかを選ばされる。倶楽部はこれを「設計者からの問い掛け」と表現している。固く締まったクロスバンカー群は相模のバンカーを象徴する存在で、A・Bどちらのグリーンにも砂の深いガードバンカーが待つ。
Aグリーンはフェアウェイ中央から見ると手前右と奥に深いバンカーがあり、右へ行くほど距離が延びる細く小さなグリーンになる。倶楽部はこれを「リバースレダン」と呼ぶ。Bグリーンは相模で最も傾斜のきつい2段グリーン。どちらも距離は短いが、ティーショットを置く場所を外すとバーディが遠のく。
コース中でここだけが池の絡むホール。インのスタートホールでもあり、外したときのラフの芝目まで気にしながら入っていくことになる。かつて敬老杯に集まった会員が揃いの赤いチョッキ姿でこの池を背に記念撮影をしたことが「日本一の壮観」と語り継がれており、倶楽部の記憶とも結びついた1ホールである。1935年の日本プロで戸田藤一郎が優勝した際のバンカーショットの写真も、この10番で撮られている。
両側から迫るクロスバンカーとグリーン手前のバンカーをどう越えるかを最後に問うホームホール。1937年の日本オープンで陳清水が優勝を決めたパットもこのグリーンで沈んでいる。
コース内のバンカーは95か所。倶楽部自身が「日本屈指の手強さ」と表現し、練習場でも専用のバンカー練習を勧めている。固く締まったクロスバンカー、身長より高い位置にグリーン面があるガードバンカー、砂がたっぷり入った深いバンカーと質が揃っておらず、入った場所ごとにライと土手の高さを見て打ち方を変える必要がある。飛距離を出すより、バンカー群の切れ目にどう置くかを問われるコースである。
相模野の扇状地に開かれた土地柄、周囲の風景は開場時から大きく変わったが、気まぐれな風は残っている。倶楽部はこの風とバンカーの組み合わせが変幻自在のハザードを作ると説明しており、ヤーデージ表どおりの番手で届かない日がある。
グリーンは小さく、倶楽部は「アプローチ次第でスコアが決まると言っても過言ではない」と言い切る。練習場でも15〜40ヤードを芝から打ち分けられる設備と、約300平方メートルのランニングアプローチ専用場を用意している。乗らなかったときにどう寄せるかが、そのままスコアになる。
2グリーン制だが、ホールによってはパーまで変わる。OUTはAグリーンがパー36・3,285ヤード(チャンピオン)、Bグリーンではパー35・3,130ヤードで、9番がパー5からパー4に変わる。8番もAは324ヤード、Bは300ヤードでグリーンの性格がまったく違う。どちらのグリーンの日かで組み立てを変える必要がある。
| 所在地 | 〒242-0008 神奈川県大和市中央林間西七丁目1番1号 |
|---|---|
| ホール数 | 18ホール・PAR 72・6,639ヤード |
| グリーン | A・Bの2グリーン(ベント) |
| 設計 | 赤星六郎 |
| 開場 | 1931-09-27 |
| 運営 | 一般社団法人相模カンツリー倶楽部 |
| 電車 | 中央林間駅 |
|---|---|
| クラブバス | あり 小田急・中央林間駅北口から運行。7時30分~ 午前中随時運行。所要時間2分。 |
| 練習場 | あり・28打席 あり 打席数:28打席 距離:230ヤード アプローチ練習場なし バンカー練習場なし ドライバー使用不可 |
|---|---|
| キャディ | 全組キャディ付き。歩いてのラウンド。1組4人に限る。 |
| カート | 歩き(電動カート) 乗り入れ不可 スコア集計機能なし GPSナビなし |
| 風呂 | あり 温泉なし 露天風呂なし サウナなし パウダールームなし |
| レストラン | あり 朝食なし バイキングなし 喫煙席なし |
| ドレスコード | クラブハウス内: ゴルフ場規定に準ずる ラウンド中: ゴルフ場規定に準ずる |
| 定休日 | 毎週月曜日 12月31日 1月1日 |
| 電話 | 046-274-3130 |
全組キャディ付きで、歩いてのラウンドになります。ゲストのプレー料金には1ラウンド4人分のキャディフィーが含まれています。3人でのラウンドの場合は、お1人につき別途料金を頂戴します。
行けます。小田急江ノ島線・東急田園都市線の中央林間駅北口からクラブバスが出ており、7時から約10分間隔で運行しています。所要時間は数分です。
230ヤードのドライビングレンジを30打席備え、その奥に芝からアイアンを打てる打席もあります。ほかに芝から15〜40ヤードを打ち分けられるアプローチ練習場、バンカー練習場、約300平方メートルのランニングアプローチ練習場、1番ホール後方と10番ホール横のパッティンググリーンがあります。ボールは無料ですが、ラウンド前は2カゴまでです。
18歳未満の方と70歳以上の方は、フロントで申請書にご署名いただき運転免許証などを提示すると、ゴルフ場利用税(1,200円)の納付が不要になります。教育活動での利用、障害者手帳をお持ちの方の利用、国民体育大会のゴルフ競技とその予選会に参加する選手の利用も対象です。
されています。2020年3月5日にJGA公認のコースレーティング・スロープレーティングを取得しました。男子のチャンピオンティはAグリーンで72.2/131、Bグリーンで71.0/126です。
最終確認日:2026-09-08