Juli Inkster ・ ジュリ インクスター
3つの10年でメジャーを勝ち続けた不屈のグランドスラマー。
1960年カリフォルニア州サンタクルーズ生まれ。北カリフォルニアのパサティエンポGCで腕を磨き、プレー権を得るためショップで働いていたときに、後に夫となるプロのブライアン・インクスターと出会った。アマ時代に全米女子アマを3年連続(1980〜1982)で制し、サンノゼ州立大学では4年連続オールアメリカンに選出。1983年にプロ転向すると5戦目で初優勝し新人王に輝いた。翌1984年にはルーキーとして同一シーズンにメジャー2勝(ナビスコ・ダイナショアとデュモーリエ・クラシック)を挙げる史上初の快挙を達成。1990年に長女を出産後は育児とキャリアの両立に苦しみ5年近く勝利から遠ざかったが、1990年代後半に復活。1999年には全米女子オープンとLPGAチャンピオンシップを含む年間5勝を挙げ、女子4人目のキャリア・グランドスラムを完成させた。1980年代・1990年代・2000年代の3つの10年すべてでメジャー2勝以上を記録した唯一の選手。ソルハイムカップには選手として9度出場し、後にキャプテンも務めた。
長いキャリアを通じて高い安定感と勝負強さを発揮したオールラウンダー。育児との両立で一時低迷しながらも40代まで第一線でプレーを続け、円熟した精神力とコース戦略で結果を残した。メジャーという最も重圧のかかる舞台で力を発揮するタイプで、特に1999年の全米女子オープン制覇に象徴される、長年追い求めたタイトルを最終的に手にする粘り強さが持ち味。ベテランとなってからもソルハイムカップで若手を牽引するリーダーシップを示した。