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画像提供:呉羽カントリークラブ
呉羽丘陵の杉木立と立山連峰。北陸オープンを育てた36ホール
富山市の呉羽丘陵に広がる36ホール。1958年に当時の北陸電力社長・山田昌作が舘粲児に設計を依頼して用地を定め、大型ブルドーザー25台を投入した突貫工事を経て1960年10月8日に開場した。1972年の9ホール増設、1975年の36ホール化を経て、日本海コース(パー72・7,013ヤード)と立山コース(パー71・6,640ヤード)の2コース構成となる。コース面積128万平方メートル、JGAコースレートは日本海74.4・立山72.6。日本海コースでは北陸オープンゴルフトーナメントが開催されている。
料金は時期・プランで変動するため目安。最新は予約ポータルで要確認。
クラブが自ら掲げるのではなく、40年近く通う杉本英世が寄せた言葉がこのコースの性格をよく言い表している。「どのクラブでも特徴のあるホールはいくつかあるが、1枚の写真でこれが何番ホールであるかがすぐわかることが呉羽の特徴である」。1ホールごとに違う顔を与える造り方が、開場以来続いているという指摘である。
同じ文章で杉本は、見事な杉木立と豊富な樹木を「空中ハザード」と呼び、池やバンカーと違って5年や10年では作れないものだと書いている。半世紀の樹木の成長がホールの難易度を少しずつ押し上げてきた、という見立てである。2003年の台風23号では杉や松の大木がおよそ1,200本なぎ倒される被害を受けたが、会員の支援で復旧した。
1999年に富山県オープンを引き継ぐ形で北陸オープンゴルフトーナメントが始まった際、クラブは「コースがプロを育てる」という考えのもと、日本プロゴルフ協会にコースセッティングの指導を仰いでいる。2009年の日本海コースのワングリーン化も、開場50周年記念事業のメインとして3年をかけた改造である。
バック407ヤードの右ドッグレッグで、クラブの解説はホールの攻め方に続けて「ティーイングエリアから、富山平野、また、天気が良ければ立山連峰を一望できる」と書き添えている。増設9ホールを設計した竹村秀夫が「どのコースからも立山連峰が眺められるように」工夫したという開場史の記述が、そのままホールの景色になっている一打である。グリーンは奥行きのある2段グリーンで、景色を見てからピンポジションを確認する余裕が要る。
左は林、右手前がペナルティエリアで、その先グリーンまでが崖という構成。第1打はフェアウェイ右目に置き、第2打は打ち上げ分を足してピン位置を確かめて打つ。逃げ場を左右どちらにも作らないまま打ち上げさせる最終ホールで、北陸オープンでも最後まで結果が動く。
開場翌年の1961年6月、高松宮ご夫妻が来場して半日プレーした際、景観がよく変化があって面白いコースと評され、特に日本海から能登半島が一望できるホールが気に入られたとクラブの年史は記す。ホール番号までは記録に残っていないが、呉羽丘陵の高みから日本海を望む眺めが開場当初からこのコースの看板だったことを示す一節である。
ハンディキャップ1の7番はバック441ヤードのミドルで、クラブは第1打をフェアウェイ中央左、第2打はグリーン右のOBを避けて花道から入れと案内する。ハンディキャップ2の10番は465ヤードあり、第2打の右がペナルティエリア。OBは7番の右、12番と15番の左、16番の右と、ホールごとに片側へ寄せて配置されており、「どちらに外すと終わるか」を先に決めてから打つ組み立てになる。
ホール解説には目標物として樹木が繰り返し出てくる。日本海1番はレギュラーティから270ヤード付近の杉、5番は右目の柿の木、13番は柿木の左目、立山コース1番は左バンカーと1本杉の間、3番は正面の柿の木の右側。バンカーや池ではなく立木で狙い所を示すという書き方自体が、樹木を財産としてきたこのコースの性格を映している。
5番・7番・9番・13番が右、14番が左と、ドッグレッグが続く。7番と14番は砲台グリーンで花道から攻めるよう案内され、グリーンは奥から速い。9番のグリーンは真ん中がやや高い馬の背、12番と18番は2段グリーンで、ピンポジションの確認がそのままクラブ選択になる。
立山3番は正面の柿の木の左側後方、9番はレギュラーティから220ヤード付近の右側と、ティーから見えない位置のクロスバンカーをクラブ自身が名指しで警告している。初めてのラウンドでは、この2か所を知っているかどうかで結果が変わる。
原設計は宮内庁の庭に6ホールのコースを造った舘粲児。1958年、当時の北陸電力社長・山田昌作が舘と出会って設計を依頼し、同年9月の現地視察で呉羽の用地が決まった。1972年の9ホール増設と1975年の36ホール化にあたっては新鋭の竹村秀夫を指名し、どのコースからも立山連峰が眺められるよう工夫されている。
| 所在地 | 〒930-0155 富山県富山市三熊19-2 |
|---|---|
| ホール数 | 36ホール・PAR 72・7,013ヤード(日本海コース(チャンピオンコース・18ホール)) |
| コースタイプ | 丘陵 |
| 設計 | 舘粲児 |
| 開場 | 1960-10-08 |
| 面積 | 1,280,000㎡ |
会員数は正会員が約1,800名、平日・家族会員が約50名。JGA・CGA(中部ゴルフ連盟)に加盟している。
| ティ | ヤード | コースレート | スロープ |
|---|---|---|---|
| Back | 7,013 | 74.4 | — |
| Regular | 6,522 | — | — |
OUT 3,425ヤード・パー36、IN 3,588ヤード・パー36。丘陵地の広い大地に緩いアンジュレーション、谷越え、池越え、ドッグレッグを組み合わせたチャンピオンコースで、北陸オープンゴルフトーナメントの舞台。
| ティ | ヤード | コースレート | スロープ |
|---|---|---|---|
| Back | 6,640 | 72.6 | — |
| Regular | 6,226 | — | — |
OUT 3,451ヤード・パー36、IN 3,189ヤード・パー35。フラットな中に大小の池とバンカーを配し、立山連峰や日本海・富山平野のパノラマが開ける。1972年に9ホールを増設して27ホール、1975年に36ホール化した際の増設側で、どのコースからも立山連峰が眺められるよう設計された。
| 車 | 富山西IC から約 4.5km |
|---|---|
| 電車 | 富山駅 |
| クラブバス | なし。 |
| 練習場 | あり・約235Y・20打席(屋外) 15,000平方メートルの敷地に天然芝を敷いたドライビングレンジ。20打席のうち15打席が屋根付きで、公認球を使用する。アプローチ練習場とバンカー専用練習場が隣接し、練習場だけの利用もできる。 |
|---|---|
| キャディ | キャディ付き。乗用カートはコース保全と安全のためキャディが運転する。 |
| カート | 乗用カートはフェアウェイを走行する(コースコンディションが良くない季節は専用カート通路を走行)。カートナビを搭載しており、スコア入力もできる。 |
| 風呂 | 大浴場を備える(1989年の30周年記念事業で増築・改装)。 |
| レストラン | なし |
| ドレスコード | 来場・退場時は上着(ブレザー、ジャケット、スーツ類)の着用をお願いしている(盛夏の6月〜9月は除く)。ジャンパー・Tシャツ・ジーンズ・ジャージ・サンダル類での来場、およびゴルフシューズのままの来場は不可。プレー時は襟付きスポーツシャツかハイネックシャツを着用し、裾はズボンやスカートの中に収める(熱中症予防のため6月〜9月は裾出しを認め、期間外でも気温が著しく高い場合は例外として認める)。タンクトップ、キャミソール、襟なしシャツ、超ミニスカート、ホットパンツ、ジーンズ、カーゴパンツ、迷彩柄ズボンは不可。半ズボンの際はハイソックスかくるぶしの隠れるスポーツソックスを推奨(アンクルソックスは不可)。事故防止と暑さ避けのためひさしのある帽子を着用し、グリーン保護のためソフトスパイクを推奨している。 |
| 定休日 | 12月31日・1月1日。積雪がある場合のみ1月中旬〜2月末に冬季クローズ |
| 電話 | 076-434-2100 |
ゲストは会員または所属クラブ支配人の紹介で予約を受け付ける(県外からの来場は所属クラブ支配人の紹介が必要)。プレー条件は原則として平日が会員の紹介、土日祝が会員の同伴。予約は専用電話(076-434-4891、8:00〜17:00)とFAXで受け付ける。ゲストが参加できる競技会も年間を通じて設定されており、競技日程表で「V可」と記された競技が対象。ゲストも練習場を利用できる。
会員または所属クラブ支配人のご紹介でご予約を受け付けています。プレー条件は原則として平日が会員のご紹介、土日祝が会員のご同伴で、県外からのお客様は所属クラブ支配人のご紹介をお願いしています。
キャディ付きでのプレーとなります。乗用カートか歩行プレーかは選べ、メンバーと競技大会参加者は歩行プレーの場合カートフィがかかりません。
15,000平方メートルの敷地に天然芝を敷いた20打席のドライビングレンジがあり、うち15打席は屋根付きです。アプローチ練習場とバンカー専用練習場も隣接しており、ゲストの方も、また練習場だけのご利用もできます。
休場日は12月31日と1月1日ですが、積雪がある場合のみ1月中旬から2月末まで冬季クローズとなります。11月24日から3月31日は冬季料金です。
乗用カートはフェアウェイを走行します。ただし季節によりコースコンディションが良くない場合は専用カート通路の走行となります。コース保全と安全のため、運転はキャディが行います。
最終確認日:2026-09-05