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妙高山を仰ぐ27ホール、神奈5番に「レダン」がある
新潟県上越市中郷区、越後富士と呼ばれる妙高山を正面に望む高原の27ホールである。妙高・黒姫・神奈の3つのハーフからなり、公式は「性格の異なる三つのハーフはどの組み合わせでもほぼ同じ難易度」と説明する。1969年10月に9ホールで開場、1972年8月1日に18ホール・パー72で本開場し、1991年から1993年にかけて神奈コースの増設と先行18ホールの大改造を経て現在の形になった。原設計は安達建設の鈴木正一、改造設計はオーナーの海老原寿人。松の大木に包まれた地形で、グリーンはベントの1グリーン、面積は約120万平方メートル。ゴルフ雑誌『ゴルフTODAY』の「一度は回りたい“日本の聖地100選”」に選ばれている。
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コースの成り立ちが、そのまま設計の思想になっている。1968年(昭和43年)春、松ヶ峯遊園の整備に向かう途中の海老原亀久寿が、越後富士と呼ばれる妙高山を正面に見晴らす平坦な丘陵地に足を止めた。戦前は陸軍の演習場、戦後に払い下げられて中郷村(現・上越市)の共有地となっていた約30万坪で、「景観と地形ともにゴルフ場適地だ」と直感したという。相談を受けた安達建設の設計部長・鈴木正一が現地を視察し、建設が決まった。
1969年10月に9ホール3,550ヤードで開場。クラブハウスは払い下げられた学校の体育館だった。1972年8月1日に18ホール7,070ヤード・パー72で本開場する。1991年から1993年にかけて、当時副社長だった海老原寿人の設計で神奈コース9ホールを増設して27ホールとし、先行の18ホールも大改造した。「丘陵地だがフラットで広々と開放的」という評価が定着し、人気は上越から県境を越えて長野県北のゴルファーにも広まったと公式は記す。
設計の狙いは、3つのハーフをどの組み合わせで回っても難度がほぼ揃うようにすることである。加えて神奈5番のようにノースベリックの「レダン」を下敷きにしたホールを置くなど、海外の名コースで学んだ型がそのまま持ち込まれている。ゴルフ雑誌『ゴルフTODAY』の「一度は回りたい“日本の聖地100選”」選出は、その積み重ねへの評価である。
公式がコースページの冒頭に一枚の写真とともに置いているのがこのホールである。添えられているのはゴルフ史家・大塚和徳の評で、「ノースベリックの15番『レダン』を基本に、オーガスタ・ナショナルの16番と太平洋クラブ御殿場の17番が重なった美しい名ホール」と書かれている。
レダンとは、スコットランドのノースベリックにある世界でもっとも模倣されたパー3の型で、グリーンが斜めに置かれ、手前から奥へ流れる傾斜を使って攻める設計を指す。松ヶ峯の神奈5番はその形状に、オーガスタ・ナショナルの16番に匹敵する池を絡めている。そしてその池に妙高山が映る——大塚は「ここに映る妙高は逸品である」と書く。型としての完成度と、この土地でしか成立しない景色が同じ一打に収まっているのが、このホールが名物である理由である。
妙高の中盤を締めるパー4。ティーショットが池越えで緊張を誘い、そこからグリーンまで上りが続く。大塚の評は「プレーのリズムもよい」としたうえで「グリーンも一癖ある」と付け加える。短いパー4の4番、距離が要る5番のパー5に続く3ホール目で、飛距離・繊細さ・度胸を順番に試される並びになっている。
パー5でありながらバックティから480ヤードしかない。それでも大塚が「短いロングホールの見本」と呼ぶのは、第2打の左ドッグレッグから先で頭脳プレーとショットの正確性が試されるからである。特にグリーン周辺は要注意とされる。距離で守らないパー5がどう成立するかを見せるホールである。
公式が最初に掲げるのが「性格の異なる三つのハーフはどの組み合わせでもほぼ同じ難易度の27ホールとなる、戦略的なコース」という一文である。妙高×黒姫、黒姫×神奈、神奈×妙高のどれで回っても難度が揃うよう設計されているので、組み合わせの当たり外れを気にする必要がない。バックティのコースレートは71.4、ヤーデージ6,625ヤード。地形は公式・楽天GORAとも「フラット」としており、丘陵地でありながら広々と開放的だというのが1990年代の大改造以降の評価である。
ゴルフ史家の大塚和徳による公式掲載の評は、妙高について「どのホールも良いが、中の3ホールが魅力的」とする。4番はバックから310ヤードと短いパー4だが、やや打ち上げでグリーン左の大きなバンカーが課題になるドライブ&ピッチ。5番のパー5は一転して距離がものを言い、第2打からは豪快な打ち下ろし。6番はティーショットが池越えで、グリーンまで上りが続きグリーンにも一癖ある。9番のパー4は右ドッグレッグの曲がり目にあるフェアウェイバンカーが判断を惑わせる。
黒姫は、2番のパー3が長いクラブを要求し、縦に長く奥が高いグリーンはピン位置で狙い所が変わる。4番のパー3は距離がない代わりに方向性とクラブ選択の精度を問う。パー5では6番がバックから565ヤードと長く緩やかな上りで、フェアウェイもグリーン周りもバンカーの位置と形状が見事だと評される。8番は距離がない代わりにフェアウェイが左右に蛇行し、ハザードを縫うショットが続く。このハーフはすべてのグリーン周りに近代化の手が入っている。
神奈は1番のパー5と9番のパー4がオーソドックスでタフ、それ以外は全部面白い、というのが大塚の評である。3番のパー4は変則型の「ケープ」のティーショットから始まり、第2打はショートアイアンの打ち上げ。8番のパー5はバックからでも480ヤードしかないが、第2打の左ドッグレッグから頭脳プレーと正確性が試される「短いロングホールの見本」とされる。
原設計は安達建設の設計部長だった鈴木正一。井上誠一のもとで7年、佐藤儀一のもとで3年、設計の仕事を学んだ人物で、上田治らからも学んだと公式は記す。1991年から1993年(平成3〜5年)にかけて、当時副社長だったオーナーの海老原寿人の設計で神奈コース9ホールを増設して27ホールとし、先行の18ホールも大改造している。海老原は英米の名コースを自ら訪ね歩いて知識を深めたと、ゴルフ史家の大塚和徳が公式掲載の評で紹介している。
| 所在地 | 〒949-2318 新潟県上越市中郷区岡川383番地 |
|---|---|
| ホール数 | 27ホール・PAR 72・6,625ヤード(妙高・黒姫・神奈の3ハーフから2つを選ぶローテーション(妙高×黒姫/黒姫×神奈/神奈×妙高)) |
| グリーン | ベント1グリーン |
| コースタイプ | 高原 |
| 設計 | 鈴木正一 |
| 開場 | 1969-10 |
| 面積 | 1,200,000㎡ |
| ドラコン推奨 | 妙高1・3 黒姫6・8 神奈1・9 |
| ニアピン推奨 | 妙高2・7 黒姫2・4 神奈5・7 |
| 車 | 上信越自動車道中郷 から約 3km |
|---|---|
| 電車 | 妙高高原駅 |
| クラブバス | なし。 |
| 練習場 | あり なし アプローチ練習場なし バンカー練習場なし ドライバー使用不可 |
|---|---|
| キャディ | キャディ・セルフ選択可 キャディの人数に応じてキャディ付きとし、それ以外はセルフ。1組4人が原則だが、状況によりツーサムも可。 【コースローテーション】 妙高コース → 黒姫コース 黒姫コース → 神奈コース 神奈コース → 妙高コース ※状況によって変更となる場合があります。予めご了承ください。 なお、チェックイン時に、当日コースのご案内をさせていただいています。 |
| カート | 乗用カート(5人乗り)、乗用カート(2人乗り) 誘導カート(リモコンあり) 乗り入れ可 スコア集計機能なし GPSナビあり ※状況により乗り入れ不可の場合あり(当日お問い合わせください) |
| 風呂 | あり 温泉なし 露天風呂なし サウナなし パウダールームあり |
| レストラン | あり 営業時間:10:00~14:00 朝食:7:30~9:45 昼食:10:00~14:00 朝食なし バイキングなし 喫煙席なし |
| ドレスコード | クラブハウス内: ゴルフ場規定に準ずる ラウンド中: ゴルフ場規定に準ずる |
| 定休日 | 定休日なし |
| 電話 | 0255-74-2456 |
妙高・黒姫・神奈の3ハーフから2つを組み合わせて18ホールとして回ります。公式は「どの組み合わせでもほぼ同じ難易度」と説明しています。
神奈コースの5番パー3です。ゴルフ史家の大塚和徳は公式掲載の評で、ノースベリックの15番「レダン」を基本にオーガスタ・ナショナルの16番と太平洋クラブ御殿場の17番が重なった名ホールと評しており、池に映る妙高山が見どころです。
原設計は安達建設の鈴木正一です。井上誠一のもとで7年、佐藤儀一のもとで3年学んだ設計者で、1991年から1993年の27ホール化と大改造はオーナーの海老原寿人が設計しました。
上信越自動車道の中郷ICです(楽天GORAの表示で5km以内)。
ベントの1グリーンです。27ホール合計で10,085ヤード・パー108、バックティのコースレートは71.4です。
最終確認日:2026-09-06