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倉敷市街を眼下に望む丘に、松林と開場以来の手造りの起伏を残す1953年開場の18ホール。
岡山県倉敷市中庄、瀬戸中央自動車道の早島ICから約3kmの丘に1953年10月1日に開場した18ホールである。設計は吉村利一郎、面積は約56万平方メートル、バックティー6,500ヤードのパー72で、グリーンはベントのワングリーン、コースレートは72.6(バック)。倶楽部は自らを「眼下に広がる倉敷市街地を望む丘陵コース」と紹介し、周囲の自然の地形を生かしたゆるやかで適度なアンジュレーションがあること、豊かな松林と自然林を生かした設計のためコース内にも枝ぶりの良い松が残っていることを特徴に挙げる。アウトは距離こそないがメンタル面で厳しいホールが多く、インは打ち下ろしと谷越えで変化があり距離もある、という組み立てである。全組キャディ付きで、乗用カートを使ってラウンドする。
料金は時期・プランで変動するため目安。最新は予約ポータルで要確認。
倶楽部がコース紹介の冒頭に置くのは、周囲の自然の地形を生かしたこと、そして豊かな松林と自然林を生かした設計であることの2点である。実際にホールごとの解説を読むと、17番は「コースの全体が左へ傾斜した自然の地形をそのまま利用している」と書かれ、8番はグリーン奥に自然の池が見えると書かれる。造成で平らにするのではなく、傾斜も林も池も残したまま18ホールを通した設計であることが、そのままプレーの指示になっている。
2番は「開場以来のフェアウェイで手造りの微妙なアンジュレーションがあり」、11番は「開場以来の手造りのホールでもあり、ライがショットに微妙に影響する」、17番は「グリーン手前のフェアウェイも開場以来の手造りの風情を残している」。重機で整地し直された均一な面ではなく、1953年に人の手で付けられた起伏を70年以上そのまま使っている、と倶楽部自身が3ホールにわたって書いている。ライが毎回わずかに違うことを、欠点ではなく持ち味として扱う立場である。
16番のティーショットの目標は正面に立つ名木「笠松」であり、その先の「恵みの湧き水」はプレー禁止の修理地として救済の対象になっている。11番のグリーン手前左には樹齢約200年の山桃の木が自生し、17番のグリーン右サイドには自生の松の巨木が立つ。障害物を設計者が置くのではなく、もとからあったものに名前を付けて残した結果が戦略性になっている。
倶楽部のホール解説で、唯一はっきりと「記憶に残るホールである」と書かれているのが13番だ。原文は「早島平野から遠く児島湾を望む丘陵地ならではのパノラマが広がり記憶に残るホールである」。丘の上に開かれたコースであることが、いちばん広い景色として返ってくる一打である。距離は455ヤードとたっぷりあり、HDCPは2。ティーショットはセンターやや左に置きたい。グリーンは大きくなだらかな砲台で長めのクラブでも狙えるが、全体に受けている中に微妙なアンジュレーションがあり、2オンしても油断はできないと釘を刺される。景色に見とれてから、いちばん攻め応えのあるミドルを歩くことになる。
真っ直ぐな520ヤードのロングホール。途中が馬の背になっており、飛ばす人は2オンが狙えるが、セカンド地点は大きくダウンスロープになるのでしっかり振れるかが問われる。開場以来の手造りのホールで、ライがショットに微妙に影響するとも書かれている。そして倶楽部が挙げるこのホールの主役は木である。「グリーン手前左に樹齢約200年の見事な『山桃の木』が自生しておりより一層戦略性を高めている」。コースより100年近く古い1本の木が、いまもグリーンを守っている。
右ドッグレッグの短いミドル。倶楽部の指示はきわめて具体的で、ティーショットは正面に立つ名木「笠松」の右側へ210ヤードがベスト、220ヤード以上飛ばして「恵みの湧き水」に入った場合はプレー禁止の修理地として救済を受けられるが、オーバーはトラブルになりやすい、と続く。目標は木の名前で示され、罰は湧き水の名前で示される。残り100ヤード前後から狙う横長の二段グリーンにきっちり寄せられるかが、このホールの答えになる。
打ち下ろしのショートホールで、倶楽部は「眼下のガードバンカーの配置が美しく印象深いホール」と書く。高低差は17メートル、グリーンの奥には自然の池がのぞき、深い印象が残る。表示距離より約20ヤード短く見るのが目安で、風の影響がコース中でもっとも大きい。左右どちらのバンカーに入れても脱出にテクニックが要る。景色の良さと難しさが同じ場所にあるホールである。
倶楽部の説明は明快で、アウトは7番の谷越えに代表されるように距離こそないがメンタル面で厳しいホールが多く、集中力を高めてスコアを作りたいコース。インは11番・16番の打ち下ろし、12番の池越え(谷越え)と変化があり、そのうえ距離もある。実際、バックティーで440ヤードの4番(HDCP1)、455ヤードの13番(HDCP2)、535ヤードの14番(HDCP3)と、難易度上位はほぼ長いホールで占められる。例外は215ヤードの17番(HDCP6)で、倶楽部が「当クラブで最も長いショートホール」と呼ぶホールである。
ホール解説には松が繰り返し登場する。10番は右寄りに打つとピン位置によって松林がスタイミーになり、14番は「無理をして松林に入れると傷口を広げる」、15番はティーショットをセンターの松林からやや右へ、18番は中心のフェアウェイの松の右サイドが狙い。フェアウェイの真ん中に木が立っている前提でラインを決める必要がある。
8番のパー3は高低差17メートルの打ち下ろしで、倶楽部は「距離は表示より約20Y、打ち下ろしを見る」と具体的に指示する。7番はティーグラウンドからグリーン面まで7メートルの上り。7番の谷越えは右側で140ヤード、左側で120ヤードのキャリーが要る。12番の谷はフロントティーから100ヤード、バックティーから140ヤードで越える。数字が公開されているので、番手はティーで迷わず決められる。
風の記述は3番(上空の風)、8番(風の影響が最も大きい・横風も計算に入れる)、12番(風の影響とメンタル面)に集中しており、いずれもパー3である。グリーンは受けグリーンが基本だが、6番は前後のはっきりした二段、7番はゆるやかな前後の二段、16番は横長の二段と、二段グリーンが3つある。5番は手前がくびれて左右を低いガードバンカーが守る砲台で、倶楽部は「まさに砲台グリーン」と書く。
倶楽部はハーフ2時間10分の厳守を求めている(ドレスコードのページでは2時間15分以内を目安と案内)。考え込む時間は多くないと考えて、ティーに立つ前に番手を決めておきたい。
| 所在地 | 〒710-0016 岡山県倉敷市中庄2769-2 |
|---|---|
| ホール数 | 18ホール・PAR 72・6,500ヤード |
| グリーン | ベント1グリーン |
| コースタイプ | 丘陵 |
| 設計 | 吉村利一郎 |
| 開場 | 1953-10-01 |
| 面積 | 560,000㎡ |
| ドラコン推奨 | 6、14 |
| ニアピン推奨 | 8、12 |
| 運営 | 岡山ゴルフ倶楽部 |
| 車 | 瀬戸中央自動車道早島 から約 3km |
|---|---|
| 電車 | 中庄駅 |
| クラブバス | なし。 |
| 練習場 | あり なし アプローチ練習場なし バンカー練習場なし ドライバー使用不可 |
|---|---|
| キャディ | 全組キャディ付き。乗用カート使用によるラウンド。1組4人が原則だが、状況によりツーサムも可。 |
| 風呂 | なし |
| レストラン | なし |
| ドレスコード | クラブハウス内: ゴルフ場規定に準ずる ラウンド中: ゴルフ場規定に準ずる |
| 定休日 | 毎週火曜日 12月31日 1月1日 |
| 電話 | 086-462-2383 |
倉敷市街地を眼下に望む丘陵コースです。周囲の自然の地形を生かしたゆるやかなアンジュレーションがあり、豊かな松林と自然林を残した設計のため、コース内にも枝ぶりの良い松が立っています。バックティー6,500ヤード、パー72、ベントのワングリーンです。
吉村利一郎の設計です。開場は1953年10月1日で、コース面積は約56万平方メートルあります。
全組キャディ付きで、乗用カートを使ってラウンドしていただきます。1組4名が原則ですが、状況によりツーサムも承ります。進行はハーフ2時間10分の厳守をお願いしています。
ご来場・ご退場の際はジャケット(ブレザーまたは一般的なスーツ)の着用をお願いしています。ジーンズ・Tシャツ・サンダル類でのご入退場はお断りしており、クラブハウス内では脱帽をお願いします。ただし6月から9月の夏季は猛暑対策として上着の着用は不要で、ゴルフウェアでのご来場が可能です(シャツの裾出しも可)。
行けます。JR山陽本線の中庄駅からタクシーで約10分、倉敷駅からは約15分です。山陽新幹線をご利用の場合は岡山駅で下車してください。お車なら瀬戸中央自動車道の早島ICから約3kmです。
コンペルームを3室ご用意しており、最大150名まで収容できます。クラブハウスにはレストランと茶屋、男女の浴室(女子浴室はリニューアル済み)があります。
最終確認日:2026-09-05