ゴルフの競技には「総打数で競う」「ホールごとに競う」など複数の方式があります。普段のラウンドからコンペ、プロ競技まで、どの方式かによって勝敗の決め方も罰の出方も変わります。この記事では、ストロークプレーとマッチプレーの違いを軸に、ステーブルフォード、チーム戦、コンペで使われる当日ハンディ方式までを、公式規則(ゴルフ規則)と運営上の慣習を分けて整理します。
ゴルフの競技方法は、大きくストロークプレーとマッチプレーの2つに分かれます(ゴルフ規則 規則3)。
罰の出方が違うのも大きな特徴です。多くの違反に科される「一般の罰」は、ストロークプレーでは 2罰打、マッチプレーではそのホールの負けになります。さらにマッチプレーには、相手の次の1打・そのホール・マッチをコンシード(OKを出す)できる仕組み(規則3.2b)があり、ストロークプレーにはありません。
| 方式 | スコアの数え方 | 「一般の罰」 |
|---|---|---|
| ストロークプレー | 総打数(罰打込み)が少ない方が勝ち | 2罰打 |
| マッチプレー | ホールごとの勝敗の数で競う | そのホールの負け |
ステーブルフォード(規則21.1)は、ホールごとに決められた目標スコア(基準は原則パー)と自分の打数を比べ、ポイントを与えていく方式です。総ポイントが多い人が勝ちになります。
目標スコアをパーとした場合のポイントは次のとおりです(規則21.1b)。
| そのホールの結果 | ポイント |
|---|---|
| 目標より2打以上多い/スコアなし | 0 |
| 目標より1打多い(ボギー) | 1 |
| 目標どおり(パー) | 2 |
| 目標より1打少ない(バーディ) | 3 |
| 2打少ない(イーグル) | 4 |
| 3打少ない | 5 |
| 4打少ない | 6 |
大きく叩いてもそのホールは0ポイントで止まる(マイナスにはならない)ため、スコアが荒れても最後まで楽しめ、進行も速くなります。罰の出方も特殊で、ホールアウトしないなど一部の違反は失格にならずそのホール0ポイントで済みます(規則21.1c)。
2人1組などで組むチーム方式も、ゴルフ規則に定められています。
このほか、チーム全員が打ってから一番良い位置のボールを選び、全員がそこから打ち続けるスクランブルや、ティーショットだけ各自で打ち以降は良い方の球を使うグリーンソムもよく開催されます。ただしスクランブルやグリーンソムは、規則3・21・22・23が直接定める方式ではなく、規則を応用して運営する「その他の形式」と位置づけられています(規則21.5)。
仲間内のコンペでは、正式なハンディキャップを持たない人も公平に競えるよう、当日のスコアからハンディを推定する方式がよく使われます。その代表がペリア/新ペリア方式です。
ここで大切なのは、新ペリアなどのコンペ当日ハンディはJGA/R&Aの公式ゴルフ規則ではないという点です。あくまで運営をスムーズにするための慣習で、隠しホールの数・倍率・上限はコンペごとに異なります。幹事の進め方など運営の作法は ゴルフコンペのマナー を参照してください。なお、世界共通の正式なハンディキャップ制度(WHS)は、実力差を恒常的に管理するための別の仕組みです。
勝敗の決め方です。ストロークプレーは全ホールの総打数で競い、マッチプレーはホールごとの勝ち負けの数で競います。「一般の罰」もストロークプレーは2罰打、マッチプレーはそのホールの負けと、出方が変わります(規則3)。
各ホールで決められた目標スコア(原則パー)と自分の打数を比べて与えます。パーで2点、バーディで3点、ボギーで1点、ダブルボギー以上は0点が基本で、総ポイントが多い人が勝ちです(規則21.1)。
フォアサム(規則22)は2人で1個のボールを交互に打つ方式、フォアボール(規則23)は2人がそれぞれ自分のボールで打ち、各ホールで良い方のスコアを採用する方式です。
いいえ。新ペリアはコンペで当日のスコアからハンディを推定する運営上の慣習で、JGA/R&Aの公式ゴルフ規則ではありません。計算式や上限はコンペごとに異なります。
スクランブルやグリーンソムは、ゴルフ規則が直接定める方式(規則3・21・22・23)ではなく、規則を応用して運営する「その他の形式」と位置づけられています(規則21.5)。
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最終更新: 2026-06-07