パッティンググリーンには、ほかのコースエリアとは違う特別な規則(規則13)が用意されています。球を拾い上げて拭ける、ボールマークやスパイク跡を直せる、旗竿を挿したままパットできる——どれも2019年の大改正で整理・拡大された、知っておくと得をするルールです。ここでは規則13と、球が偶然当たったときの規則11を、罰打の有無に注意しながら整理します(ボールマークの直し方・OKパット・立ち位置などの作法は別途まとめています)。
グリーン上では、ほかのエリアではできないことが認められています。
一方、エアレーションの穴や芝刈りの溝といった通常のコース管理作業の跡、散水・雨など自然の力、雑草や地肌などの自然な表面の欠陥、ホールの自然な摩耗は「損傷」に含まれず、直す対象になりません。また、ホールへの道を作るなど合理的な範囲を超えて改善すると、規則8.1aの一般の罰(ストロークプレーで2罰打)を受けます。
なお、ボールマークの具体的な直し方や所作などのマナーは グリーン上のマナー にまとめています。
ただし、グリーン面を故意にテストする行為は禁止です。情報を得る目的で表面をこすったり、球を転がしたりすると、規則13.1eの一般の罰になります(終了したばかりのホールや練習グリーンでのテストは認められています)。
他人のパットの線を踏まない・影を落とさないといった作法は グリーン上のマナー を参照してください。
2019年の改正で、旗竿(ピン)をホールに挿したままパットしても罰はなくなりました(規則13.2a)。挿す・抜く・人に付き添わせるのいずれを選んでもよく、ストロークを行う前にどうするかを決めておきます。
ただし、球が当たらないように故意に旗竿を動かしたり、付き添う人が故意に球の方向を変えたり止めたりすると、規則11.2の一般の罰の対象になります。「挿す/抜く」は同伴者と一声かけて統一すると進行もスムーズです。
グリーン上では、偶然のアクシデントに罰を科さない特別な扱いがあります。
注意したい例外として、ストロークプレーでグリーン上からパットした球が、グリーン上に止まっている別の球に当たった場合は、打ったプレーヤーが一般の罰(2罰打)を受けます(規則11.1a例外)。当てられた球は元の位置に戻します。これを避けるため、近くに球があるときはマークしてもらうのが安全です。
はい。2019年のルール改正で、旗竿をホールに挿したままパットしても罰はなくなりました(規則13.2a)。挿す・抜く・付き添ってもらうのいずれを選んでもよく、ストロークの前に決めておきます。残してある旗竿に球が当たっても罰はなく、球はあるがままにプレーします。
はい、罰なしで直せます(規則13.1c)。ボールマークに加えて、2019年の改正でスパイク跡など靴による損傷、旗竿や用具による擦り傷・くぼみ、古いホールの埋め跡、動物の足跡なども直せるよう拡大されました。ただし、エアレーションの穴など通常のコース管理作業の跡や、自然な表面の欠陥は対象外です。
いいえ。2019年の改正で、グリーン上ではパットの線に触れても罰にはなりません。ただし、グリーン面を故意にテストする目的で表面をこすったり球を転がしたりすると、規則13.1eの一般の罰になります。
グリーン上で偶然に球やボールマーカーを動かしても罰はありません(規則13.1d)。球を元の箇所にリプレースして続けます。ただし、バックスイングやストロークの最中に球が動き始めて、そのまま打った場合は、あるがままにプレーします。
ストロークプレーで、グリーン上からパットした球がグリーン上に止まっている別の球に当たった場合は、打ったプレーヤーが一般の罰(2罰打)を受けます(規則11.1a例外)。当てられた球は元の位置に戻します。近くに球があるときは、あらかじめマークしてもらうと避けられます。
最終更新: 2026-06-07