PGA TOUR Champions(ピージーエー・ツアー・チャンピオンズ)は、50歳以上の男子プロが戦うアメリカのシニアツアーです。1980年に「シニアPGAツアー」として発足し、現役時代の名選手たちが再び第一線で競う舞台として高い人気を保ってきました。年間27試合前後が組まれ、シーズンを通じてポイントを争うCharles Schwab Cup(チャールズ・シュワブ・カップ)と、5つのシニアメジャーが軸になります。本記事では「PGA TOUR Championsとは何か」から、歴史、年間スケジュール、Charles Schwab Cupの仕組み、出場権、注目選手、日本での視聴方法までを、初心者にもわかりやすく整理します。
| 順位 | 選手 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | Stewart Cink | 2102800.00 |
| 2 | Zach Johnson | 1010715.00 |
| 3 | Ernie Els | 840223.00 |
| 4 | Steven Alker | 831283.00 |
| 5 | Scott Hend | 802800.00 |
| 6 | Boo Weekley | 758735.00 |
| 7 | Retief Goosen | 699151.00 |
| 8 | Tommy Gainey | 640326.00 |
| 9 | Alex Cejka | 524815.00 |
| 10 | Charlie Wi | 514770.00 |
PGA TOUR Champions(ピージーエー・ツアー・チャンピオンズ)は、50歳以上の男子プロゴルファー専用のツアーで、運営主体はPGA TOUR本体と同じ PGA TOUR, Inc. です(PGA TOUR Champions 公式)。本拠はアメリカ・フロリダ州にあり、主に北米を舞台に1シーズンおよそ27試合前後が開催されます。
「シニア」と聞くと余興のように思われがちですが、出場するのはかつてPGA TOURやメジャー大会で活躍したトッププロたちです。50歳という出場資格を満たした有名選手が次々と参戦するため、往年の名勝負が再び見られる場として、現地のギャラリーやテレビ中継でも根強い人気があります。
大きな特徴は、PGA TOUR本体のように予選カットでふるい落とす方式ではなく、多くの大会が54ホール(3日間)・全選手フィニッシュで行われる点です。これにより、知名度の高いベテランが最終日まで姿を見せやすい構成になっています。
シニアツアーの源流は、1978年にテキサス州で開かれた往年の名選手による対抗イベント「レジェンズ・オブ・ゴルフ」の成功にあるとされます。これを受けて 1980年に「シニアPGAツアー(Senior PGA Tour)」として正式に発足しました(PGA Tour Champions(Wikipedia))。
その後、名称は時代に合わせて変わってきました。節目を簡単に整理します。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1978 | 前身イベント「レジェンズ・オブ・ゴルフ」が成功 |
| 1980 | 「シニアPGAツアー」として正式発足 |
| 黄金期 | アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラス、リー・トレビノら現役時代のスターが参戦し人気が拡大 |
| 2003 | 「Champions Tour(チャンピオンズツアー)」に改称 |
| 2016 | 現在の「PGA TOUR Champions」に改称 |
日本勢では 青木功 が1992年にシニア入りし、同年の米シニアツアー「ネーションワイド選手権」で日本人初優勝を飾りました。以後、米シニアツアーで通算9勝を挙げ、日本人として最も成功したシニアプレーヤーとなっています(青木功 公式サイト 勝歴)。
PGA TOUR Championsのシーズンは、おおむね 2月に開幕し、11月の最終戦で閉幕する暦年型です。2026年シーズンは25試合のレギュラーシーズンを戦ったのち、秋にCharles Schwab Cupプレーオフ(3戦)へと進みます(PGA TOUR Champions 2026年スケジュール発表)。
シーズンの大きな流れは次の通りです。
2026年の最終戦 Charles Schwab Cup Championship は、11月にアリゾナ州フェニックスのフェニックス・カントリークラブで開催されます。
Charles Schwab Cup(チャールズ・シュワブ・カップ) は、1シーズンを通じた成績で 年間王者を決める仕組みです。各大会の獲得賞金額をもとにポイント(ドル)が積み上がり、その通算順位を競います(Charles Schwab Cup 公式)。
シーズン終盤には Charles Schwab Cup プレーオフが行われます。レギュラーシーズン終了時点の上位72名がプレーオフ(3戦)に進出し、第2戦に上位54名、最終戦の Charles Schwab Cup Championship に上位36名が駒を進めます。プレーオフ各戦の獲得額はポイントが2倍に加重され、最終戦終了時点の総合順位1位がその年の Charles Schwab Cup チャンピオン(年間王者) となります。
年間王者には、ボーナスプール(報道ベースで総額約210万ドル)から 約100万ドル相当(年金形式) が贈られるとされ、上位5名がこのプールを分け合います(金額は年度により変動するため、最新の公式発表をご確認ください)。
近年のCharles Schwab Cup年間王者は次の通りです。
| シーズン | 年間王者 |
|---|---|
| 2023 | スティーブ・ストリッカー |
| 2024 | スティーブン・アルカー |
| 2025 | スチュワート・シンク |
今季の最新順位は、本記事に連動するランキング(最新snapshot)でご確認ください。
| 順位 | 選手 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | Stewart Cink | 2102800.00 |
| 2 | Zach Johnson | 1010715.00 |
| 3 | Ernie Els | 840223.00 |
| 4 | Steven Alker | 831283.00 |
| 5 | Scott Hend | 802800.00 |
| 6 | Boo Weekley | 758735.00 |
| 7 | Retief Goosen | 699151.00 |
| 8 | Tommy Gainey | 640326.00 |
| 9 | Alex Cejka | 524815.00 |
| 10 | Charlie Wi | 514770.00 |
PGA TOUR Championsに出るには、まず大前提として 50歳以上のプロである必要があります。そのうえで、主な出場ルートは次の通りです。
つまり「前年の好成績を守る」「他ツアーから実績を引っさげて参戦する」「予選会・前日予選を勝ち上がる」といった複数のルートが用意されています。各カテゴリーの細かな順位付けは年度ごとの選手規程(Player Handbook)で定められています。
PGA TOUR Championsには、1年で最も重みのある 5つのシニアメジャーがあります(シニアメジャー(Wikipedia))。
| シニアメジャー | 主催・特徴 |
|---|---|
| リージョンズ・トラディション (Regions Tradition) | シーズン最初のシニアメジャー。米国開催 |
| シニア全米プロ (KitchenAid Senior PGA Championship) | 全米プロゴルフ協会(PGA of America)主催。最も歴史あるシニアメジャーのひとつ |
| 全米シニアオープン (U.S. Senior Open) | USGA主催。2026年はオハイオ州サイオト・カントリークラブで開催 |
| シニアプレーヤーズ選手権 (現 Kaulig Companies Championship) | 米国開催。ファイアストンが舞台 |
| (シニア)全英オープン (The Senior Open presented by Rolex) | 唯一のヨーロッパ開催。2026年は英国スコットランドのグレンイーグルスで開催 |
つまり 5戦のうち4戦が米国、1戦が欧州(英国)で行われます。「シニア全米プロ」は近年タイトルスポンサー名から KitchenAid Senior PGA Championship、「シニアプレーヤーズ選手権」は Kaulig Companies Championship として開催されています。
近年の主役 近年のPGA TOUR Championsを牽引してきたのが、年間王者経験者の スティーブ・ストリッカー(2023年王者)、スティーブン・アルカー(2024年王者)、スチュワート・シンク(2025年王者)らです。加えて アーニー・エルス、レティーフ・グーセン、長く活躍を続ける ベルンハルト・ランガー、そして近年シニア入りした パドレイグ・ハリントン らが上位を争っています。
黄金期のスター 1980〜90年代には アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラス、リー・トレビノ、ゲーリー・プレーヤー といった往年の名選手が参戦し、シニアツアーの人気を一気に押し上げました。
日本人選手 日本勢で最も成功したのは 青木功 です。1992年にシニア入りし、米シニアツアーで日本人初優勝を達成、通算9勝を挙げました(青木功 公式サイト 勝歴)。
今季のリアルタイムの順位は、本記事に連動するCharles Schwab Cupランキング(最新snapshot)でご確認ください。
日本からPGA TOUR Championsを観るには、ゴルフネットワークが中心になります。同局は「海外シニア」として米シニアツアーの大会を放送・配信しており、専用の日程ページも用意されています(ゴルフネットワーク 海外シニア 日程)。スカパー!やケーブルテレビ(J:COM等)、ひかりTVなどを通じて視聴できるほか、配信サービスのゴルフネットワークプラスでも見られます。
なお、放送・配信の体制は年やシーズンごとに変わるため、視聴したい大会が対象に含まれるかどうかは、契約前に各サービスの最新情報をご確認ください。スコアやハイライトはPGA TOUR Championsの公式サイト・公式アプリでも確認できます。
PGA TOUR Championsは、世界のゴルフツアーのネットワークの一部です。
それぞれ別の組織が運営していますが、トップ選手が複数のシニアツアーやシニアメジャーに出場することで、互いにつながっています。
50歳以上のプロゴルファーが対象です。PGA TOURなどで活躍した選手が50歳に達したタイミングで参戦してくるのが、このツアーの大きな特徴です。
原則としてプロ専用のツアーです。ただし、大会によってはプロアマ(Pro-Am)の招待枠など、限定的な形でアマチュアが関わる機会はあります。
5戦です。リージョンズ・トラディション、シニア全米プロ(KitchenAid Senior PGA Championship)、全米シニアオープン、シニアプレーヤーズ選手権(現Kaulig Companies Championship)、そして(シニア)全英オープンの5つで、内訳は米国4戦・欧州(英国)1戦です。
青木功です。1992年にシニア入りし、同年の「ネーションワイド選手権」で米シニアツアー日本人初優勝を達成、通算9勝を挙げました。なお、1995年の全米シニアオープン優勝者はトム・ワイスコフで、青木の優勝ではありません(青木の海外シニア優勝歴は公式サイトの勝歴ページで確認できます)。
年間王者には、ボーナスプール(報道ベースで総額約210万ドル)から約100万ドル相当(年金形式)が贈られるとされ、上位5名がこのプールを分け合います。金額は年度により変動するため、最新の公式発表をご確認ください。
レギュラーシーズン上位72名が3戦のプレーオフに進み、第2戦に上位54名、最終戦のCharles Schwab Cup Championshipに上位36名が進出します。プレーオフ各戦の獲得額はポイントが2倍に加重され、最終戦終了時点の総合1位が年間王者になります。
ゴルフネットワーク(およびゴルフネットワークプラス)が「海外シニア」として放送・配信しています。スカパー!やケーブルテレビ、ひかりTVなどから視聴できます。対象大会や配信体制は変わるため、契約前に最新情報をご確認ください。
PGA TOUR Championsは米PGA TOURが運営するアメリカのツアー、PGAシニアツアーは日本プロゴルフ協会(JPGA)が運営する日本のツアーで、別の組織です。
最終更新: 2026-06-01