クロスパット(CROSSPUTT)は2002年1月に韓国・ソウル特別市瑞草区良才洞で設立されたパター専業ブランドです。2005年12月に最初の製品をリリースし、2014年4月にパター関連技術を取得、2017年5月には株式公開(IPO)を果たし、2024年12月にはイノベーションアワードを受賞しています。代表者はPark Chung-yeol(パク・チュンヨル/박충열)で、本社は瑞草区良才洞のハイブランド(Hi-Brand)ビル1階に置いています。
ブランドの中核コンセプトは「PUTTING IS LINE(パッティングはラインで決まる)」で、ヘッド上面のアライメントラインとネック背面のラインを構えた時に十字に重ね合わせる「Dual Alignment Line」設計が特徴です。ヘッドとシャフトの直線関係を視覚的に揃えることでアドレス時のフェース向き再現性を高める、というのが訴求点になります。
製造はすべて韓国国内(Made in Korea)で、STEALTH(マレット主力)/Edge(コンパクトマレット)/Tour/CP-100/CP-500(GSS高級ライン)に、2025年新作のピン型CP-400を加えたラインナップを展開します。日本へは株式会社そばにが正規展開し、CP-400はクラウドファンディングを経て日本公式サイト(crossputt.jp)で販売されています。
現行ラインナップは「PUTTING IS LINE」というブランドメッセージのもと、ピン型からマレット型まで幅広い形状を揃えています。STEALTH 2.0(ヘッド重量410g、BLACK/RED/PINKの3カラー)が主力モデルで、Edge 1.0/2.0(355〜430g)はやや小ぶりのコンパクトマレット、Tour 2.0(400g)はツアーフィット寄りの設計、CP-100(380g、LH/RH対応)はベーシック価格帯、CP-500 GSS(380g、$1,200)はジャーマンステンレススチール(GSS)削り出しのフラッグシップという位置付けです。
価格帯はベーシックライン(Edge/STEALTH/Tour)が$320前後、ベーシックマレットのCP-100が$380、フラッグシップCP-500 GSSが$1,200という構成で、削り出しパター市場のミドルからプレミアム帯に幅広く展開しています。すべて33インチ/34インチの長さで提供され、ペイントカラー(ブラック/レッド/ピンク/パープルなど)を識別子としたモデル展開がブランド特性の一つです。
ブランド設計の中核は「アドレス時の視覚的アライメント補助」で、ヘッド天面のラインとネック背面のラインを十字に重ねるという独自のセットアップ手順を提唱しています。これによりインパクト方向の再現性を高めることを訴求していますが、ヘッド形状そのものはピン型からマレット型までオーソドックスな範囲に収まります。契約ツアープロは確認できる範囲では特に公表されておらず、ブランド露出はクラウドファンディングや一般ゴルファー層、海外メディアでのレビュー経由が中心です。
ヘッド形状はマレット型に限らず、ピン型(CP-100、CP-400、CP-500 GSS、TOUR 2.0)やネオマレット型(EDGE 1.0 / 2.0、Red Black Label)まで揃えており、アライメント方式を共通の軸に据えたまま構えやすさの好みで選べる構成になっている。2025年に日本初上陸した新作CP-400(ピン型・ヘッド398g)は、従来のDual Alignment Lineに縦方向の「Vertical Line」(特許出願中)を加え、フェースの開閉を構えた瞬間に把握しやすくした。
日本へは株式会社そばに(大阪府吹田市)が正規展開しており、日本語の公式サイトで現行モデルを購入できる。
クロスパットは「アライメント補助」を主軸にした韓国製マレットブランドで、フェース技術(EvnrollのSweetFace Technology)や工房系プレミアム製造(Bettinardi)とは設計の力点が異なります。価格帯は$320〜$1,200と幅広く、$320帯はベーシックなマレット選択肢、$1,200のCP-500 GSSはジャーマンステンレス削り出しの高級ラインとして、Evnrollの中位機種やBettinardi BBシリーズ下位機種と比較対象になります。
L.A.B. はLie Angle Balance(ゼロトルク)、EdelはTorque Balanced(バランス設計)と、いずれもストロークそのものを補正する技術を売りにしていますが、クロスパットは「構えた時のアライメント精度」を視覚的に支援するアプローチを取っています。インパクトでの物理補正ではなくアドレスでの目視補助という設計思想の違いが、選択軸になります。