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ピン

PING

アンサーパターと工学的フィッティング。エンジニア発想を貫く米アリゾナの家族経営メーカー

1959年創業アメリカアリゾナ州フェニックス
プレミアム
構成(シリーズ単位) 総合型(全クラブ種カバー)
ドライバー: 21シリーズ (35本) フェアウェイウッド: 11シリーズ (21本) ユーティリティ: 12シリーズ (16本) アイアン: 15シリーズ (37本) ウェッジ: 9シリーズ (26本) パター: 38シリーズ (171本) 106 シリーズ
  • ドライバー 21 シリーズ/35本
  • フェアウェイウッド 11 シリーズ/21本
  • ユーティリティ 12 シリーズ/16本
  • アイアン 15 シリーズ/37本
  • ウェッジ 9 シリーズ/26本
  • パター 38 シリーズ/171本
リリース本数推移(直近10年) 増加傾向・ピーク 2020年(74本)
2016年: 7本 2017年: 9本 2018年: 4本 2019年: 7本 2020年: 74本 2021年: 47本 2022年: 32本 2023年: 16本 2024年: 28本 2025年: 44本
2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025

ピンとは

## カーステン・ソルハイムのガレージから始まった工学ブランド

ピン(PING)は1959年、ゼネラル・エレクトリック社のエンジニアだったカーステン・ソルハイムが、カリフォルニア州レッドウッドシティの自宅ガレージで初代パター 1A を製作したのが起源です。試打時にヘッドが「ping」という金属音を立てたことがブランド名の由来とされています。1966年に発売したアンサーパター(ヒール・トゥにウェイトを寄せた元祖キャビティ型パター)はネック形状とソール重量配分が後世のブレードパター設計の標準となり、現在も「アンサー型」として多くのメーカーが踏襲する原型になっています。

1969年に Karsten Manufacturing Corporation として法人化し、本社をアリゾナ州フェニックスに移転。1972年にはライ角・長さ・ヘッド重量を体系化したカラーコード カスタムフィッティング(クラブ毎の最適ライ角を色分け記号で示すピン独自のフィッティング方式)を業界に先駆けて導入し、フィッティング文化の出発点となりました。創業者の息子ジョン・ソルハイム、現在は孫のジョン・K・ソルハイム(2022年〜CEO)と三代続く家族経営で、上場しない非公開企業として工学的アプローチを貫いていることが大きな特徴です。

ピンの特徴

ドライバーは G シリーズが看板で、G410 → G425 → G430 → G440 と毎モデル慣性モーメント(MOI)の最大化を積み上げる反復改良型のアップデートが特徴です。ヘッド形状は前後長があり、構えたときに安心感のあるシルエット。ヘッドスピード 35〜45m/s 帯で曲がりにくさを求めるゴルファーから高い支持を得ています。

アイアンは i230/Blueprint S・T の軟鉄鍛造系(中・上級者向け)と、i525・G430 アイアンのスピード/キャビティ系(アベレージ層向け)に大別されます。すべてカラーコードによるカスタムフィッティングが前提で、店頭での試打計測とライ角/シャフト調整を組み合わせて自分の身体寸法に合わせる文化が根付いています。

契約プロはトニー・フィナウ、ビクトル・ホブラン、サヒス・ティーガラ、コリー・コナーズ、スチュワート・シンクなど PGA ツアーで安定した実績を持つ選手が中心。LPGA ではリディア・コがフラッグシップを担います。

代表テクノロジー

アンサーパター(ヒール・トゥにウェイトを寄せた元祖キャビティ型パター)カラーコード カスタムフィッティング(クラブ毎の最適ライ角を色分け記号で示すピン独自のフィッティング方式)アイツー アイアン(ペリメーター・ウェイト設計を確立した1980年代のロングセラー)ドラゴンフライクラウン(薄肉化したクラウンを内側からリブで補強する軽量化構造)タービュレーター(クラウン前縁の小突起で空気抵抗とアライメントを整える)マルチマテリアルクラウン(カーボンと金属を組み合わせたハイブリッドクラウン)スピンシスタンシー(ウェッジのバウンス/グルーブ設計でスピン量のばらつきを抑える技術)

クラブタイプ別ラインナップ

データで見るピン

ゴルフスケールに登録された全306本のクラブから、ピンのスペック分布を市場全体と比較しています。

クラブ種別 価格ポジション

ドライバーは高めだが、アイアンは市場より安い

市場中央値を 0 とした ピンの価格差(直近3年の rakuten 上限値ベース)

-100%(市場より安い) ← 市場と同等 → +100%(市場より高い)
ドライバー
+22%
¥107,800 / 市場 ¥88,000
フェアウェイウッド
+37%
¥89,100 / 市場 ¥64,900
ユーティリティ
+13%
¥57,200 / 市場 ¥50,600
アイアン
-22%
¥112,746 / 市場 ¥145,200
ウェッジ
-28%
¥19,800 / 市場 ¥27,500
パター
+17%
¥44,000 / 市場 ¥37,730

7番アイアン ロフト分布

市場標準的なロフト設定

値が小さいほどストロングロフト=飛び系の傾向

ピン 中央値 29.5°(26.5〜34° / n=14)
市場全体 中央値 30°(n=470)
25° アイアン7番 35°

ドライバー 総重量分布

市場よりやや軽量寄り

軽いほど振りやすく、重いほど球が安定する

ピン 中央値 301g(265〜332g / n=25)
市場全体 中央値 306g(n=2537)
250g ドライバー1番 340g

他メーカーとの比較

## タイトリストとの選び分け
どちらも「上級者・中級者向けの工学ブランド」ですが、ピンは慣性モーメント最大化と反復改良型、タイトリストは伝統的なヘッド形状と低スピン・打感重視という方向性の違いがあります。スイングがブレやすい時期や曲げたくない局面ではピン、フェードとドローを打ち分けたい上級者にはタイトリストという棲み分けが一つの目安です。

## ミズノとの選び分け
軟鉄鍛造アイアンの世界では、ミズノが Grain Flow Forging(鍛造温度・流動方向制御)による「打感」、ピンが i シリーズで「打感+寛容性」のバランスを打ち出す住み分けです。打感最優先の上級者はミズノ、ミスを許容しつつ鍛造打感も欲しい層はピンが向きます。

## テーラーメイドとの選び分け
テーラーメイドが大型素材イノベーション(カーボンクラウン等)を一気に投入するのに対し、ピンは内部構造・重量配分・空力面(クラウン前縁の小突起で空気抵抗を整えるタービュレーター、薄肉化したクラウンを内側からリブで補強するドラゴンフライクラウンなど)の積み上げ型。最新素材を追いたい層はテーラーメイド、長く使える成熟設計を選びたい層はピンというキャラクターの違いがあります。

契約プロ

トニー・フィナウビクトル・ホブランサヒス・ティーガラコリー・コナーズハリス・イングリッシュスチュワート・シンクリディア・コ金孝周(ヒョジュ・キム)

よくある質問

PING の特徴は?
1959年にカーステン・ソルハイムが創業した米アリゾナの家族経営メーカーで、アンサーパターとカラーコードによるカスタムフィッティングを業界に先駆けて確立したブランドです。ドライバー G シリーズに代表される反復改良型のアップデートと、慣性モーメント(MOI)最大化を貫く工学的設計思想が大きな特徴です。
PING のドライバーの評判は?
G430・G440 といった G シリーズはヘッドの慣性モーメントが大きく、ミスヒット時のボール初速・方向性の安定が出やすい設計です。ヘッドスピード 35〜45m/s 帯で「とにかく曲げたくない」「平均飛距離を底上げしたい」という層から高い評価を得ています。形状は前後長のあるシルエットで、構えたときに安心感を求めるゴルファーに向きます。
PING のアイアンは難しい?
モデルによります。i230 や Blueprint S・T はマッスルバック寄りの軟鉄鍛造で中〜上級者向けですが、i525・G430 アイアンは中空・キャビティ構造で平均スコア 100 前後のゴルファーでも扱えます。すべてカラーコードでライ角・シャフトを身長と手の長さに合わせて調整するため、フィッティング前提で選ぶブランドです。
PING のパター・アンサーはなぜ有名?
1966年に発売されたアンサーは、ネック形状とトゥ/ヒールの重量配分が現代のブレードパター設計の原型になりました。スコッティ・キャメロンの Newport、オデッセイの #1 系など、現在主流のピン型・L ネック型パターのほとんどがアンサーの設計を踏襲しています。
PING のカラーコードフィッティングとは?
1972年にピンが導入した、身長と床から手首までの長さを基にライ角と長さを 12 段階に分類するフィッティングシステムです。Black(標準)を中心に、フラット側・アップライト側にカラーが割り振られ、店頭で試打計測と組み合わせて自分の身体寸法に合った仕様を発注します。

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