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画像提供:楽天GORA
上田治が菊池の丘ひとつに描いた7,270ヤード
熊本県の菊池野地区、東に阿蘇山・西に金峰山を望む丘陵地に置かれた18ホールである。基本設計は「東の井上・西の上田」と並び称された上田治で、改造設計は中村享治。コース全体がひとつの丘の上に造られているため四方の眺望と風通しがよく、楠・檜・杉の大木が各所に立ち、ホール間は松とクヌギの林でセパレートされている。ほとんどのティーからピンが見えるのも特徴である。チャンピオンティで7,270ヤード、コースレートは73.9。日本ゴルフツアー機構がTOUR CHAMPIONS CLUBとして認証している。
料金は時期・プランで変動するため目安。最新は予約ポータルで要確認。
設計思想は設計者そのものに出ている。基本設計を担った上田治は、C.H.アリソン設計の廣野ゴルフ倶楽部の造成現場から出発した設計家で、砲台グリーンと、その周囲に配したアリソンバンカーを含む大胆かつ緻密なレイアウトを特徴とする。くまもと中央では、コース全体をひとつの丘の上に収め、ほとんどのティーからピンが見えるように配置した。ドッグレッグは18ホール中15番の1つだけで、目標を隠すことで難しくする手法をほとんど使っていない。その代わり、砲台グリーン、2段・3段グリーン、フェアウェイ随所のアンジュレーションで採点する構成になっている。公式サイトには上田の印が入った昭和45年2月11日付の原図が掲載されており、のちに中村享治が改造設計を担当した。日本ゴルフツアー機構はこのコースをTOUR CHAMPIONS CLUBとして認証している。
公式が「グリーン手前にある大きな木が特徴のショートホール。高いボールと正確な距離感が要求される」と説明するパー3。チャンピオン188ヤード、レギュラー150ヤードで、距離そのものは常識的である。それでも1本の木がグリーンの手前に立っているというだけで、番手も弾道も選び直すことになる。ニアピン推奨ホールに指定されており、上がり3ホールの入口でもある。
チャンピオン441ヤード、ハンディキャップ5のパー4。OBはないが、公式は「右の崖に打ち込むと大変」と書く。ティーグラウンドから2打目地点が見えにくいため狙い目は左サイド。そして待っているのが3段グリーンで、ピンのある段に乗せられるかどうかで結果が変わる。上田治が得意とした「グリーンで採点する」設計が最もはっきり出ているホールである。
チャンピオンティから602ヤード、18ホールで最も長い。公式は「距離のあるロングホール。OBもなく、ティーショットは距離を稼ぎたい」としながら、左の林と、セカンドで効いてくる右の大木・左のバンカーを挙げる。杭で縛らずに立木とバンカーだけで距離を管理するホールで、ドラコン推奨ホールでもある。
ほとんどのティーからピンが見え、18ホールのうちドッグレッグは15番の1つだけである。公式のホール解説も「唯一のドッグレッグホール」とわざわざ書いている。目標が見えているぶん、難しさはそのまま距離とグリーンに乗る。チャンピオンティで7,270ヤード、コースレート73.9という数字が示すとおり、九州でも長い部類のコースである。
6番は「グリーンが完全な砲台グリーンなので、1つ大きめのクラブでしっかり捕らえたい」、15番も打ち上げからの砲台グリーン。4番と11番はグリーン奥が2段で奥に下がり、13番は右半分が2段、18番はグリーンセンターに尾根が走る。極めつけは8番の3段グリーンで、公式は「ピンがある段にしっかり乗せたい」とだけ書く。上田治が特徴とする砲台グリーンの設計思想が、そのまま採点表になっている。
ハンディキャップ1はアウト5番(チャンピオン547ヤード)、2はイン14番(同602ヤード)と、いずれも長いパー5。5番は左右にOBがない代わりに、セカンドが打ち下ろしで先が見えず、サードが打ち上げになる。14番もOBはないが、ティーショットで距離を稼ぎつつ左の林を避け、セカンドでは右の大木と左のバンカーをかわす必要がある。OBで守らず、見えない距離感で守るホールである。
公式のホール解説には「フォアーのかけ声を」という注意が5ホール(1番・5番・9番・14番・18番)に出てくる。丘ひとつの上にコースを収めているため、大きく曲げると隣のホールに届く。林でセパレートされてはいるが、曲げたときの実害は打球事故の方に出る作りといえる。
基本設計は上田治、改造設計は中村享治。上田治は「東の井上・西の上田」と並び称される日本のコース設計の巨匠で、1907年に大阪府茨木に生まれ、京都大学農学部で林学と造園学を学んだ。C.H.アリソン設計の廣野ゴルフ倶楽部の造成時に高畑誠一・伊藤長蔵らの下で助手を務めたのが設計の出発点である。砲台グリーンと、その周囲に置かれたアリソンバンカーを含む、大胆でありながら緻密に計算されたレイアウトを特徴とする。公式サイトには上田の印が押された昭和45年(1970年)2月11日付の「熊本中央コース原図」が掲載されている。
| 所在地 | 〒869-1205 熊本県菊池市旭志川辺1217 |
|---|---|
| ホール数 | 18ホール・PAR 72・7,270ヤード(18ホール(OUT×IN)) |
| グリーン | ベント・その他の1グリーン |
| コースタイプ | 丘陵 |
| 設計 | 上田治 |
| 開場 | 1963-09-02 |
| 面積 | 780,000㎡ |
| ドラコン推奨 | OUTコース、5番・INコース14番 |
| ニアピン推奨 | OUTコース、7番・INコース16番 |
| ティ | ヤード | コースレート | スロープ |
|---|---|---|---|
| CHAMP | 7,270 | 73.9 | — |
| BACK | 6,869 | — | — |
| REGULAR | 6,427 | — | — |
| FRONT | 6,058 | — | — |
| LADY'S | 5,543 | — | — |
チャンピオンティでOUT 3,616ヤード/IN 3,654ヤード、各パー36。ハンディキャップ1はアウト5番(547ヤードのパー5)、2はイン14番(602ヤードのパー5)、3はアウト2番、4はイン11番。ドラコン推奨ホールはアウト5番とイン14番、ニアピン推奨ホールはアウト7番とイン16番。ローカルルールとして、アウト2番・4番とイン11番は第1打がOBの場合に特設ティから第4打でプレーできる(クラブ競技を除く)。
| 車 | 九州自動車道熊本 から約 14km |
|---|---|
| 電車 | 熊本駅 |
| クラブバス | なし。 |
| 練習場 | あり・16打席(屋外) 長さ230メートル。1回25球330円。 |
|---|---|
| キャディ | キャディ付きとセルフの選択制(キャディ付きは3バック550円/人、2バック2,750円/人の割増) |
| カート | 5人乗りの乗用カート。GPS技術を使った最新型カートナビ「MARSHAL-i」を搭載。フェアウェイ乗り入れも実施しているが、天候やコース状況により不可の場合がある。 |
| 風呂 | あり 温泉なし 露天風呂なし サウナなし パウダールームなし |
| レストラン | 広々とした空間から雄大な自然を望むレストラン。熊本県産の食材を使い、季節によってメニューが変わる。 |
| ドレスコード | クラブハウス内: 特定規定はありません(お客様のマナーとしてお願いしております) ラウンド中: 特定規定はありません(お客様のマナーとしてお願いしております) |
| 定休日 | 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日) |
| 電話 | 096-293-3300 |
どちらもお選びいただけます。キャディ付きは3バックで1人550円、2バックで1人2,750円の割増となります。セルフの2バック割増は平日1人1,100円、土日祝1人2,200円です。
16打席・長さ230メートルのドライビングレンジがあり、1回25球330円でご利用いただけます。広いパッティンググリーンのほか、アプローチグリーンとバンカーも備えています。
毎週月曜日です(月曜日が祝日の場合は翌日)。そのほかの休場日についてはゴルフ場までお問い合わせください。
乗り入れは実施していますが、天候状況などにより晴れていても乗り入れできない場合があります。カートナビの指示、またはマスター室でご確認ください。
アウト2番・4番とイン11番については、第1打がOBの場合に特設ティから第4打でプレーいただけます(クラブ競技は除きます)。
最終確認日:2026-09-05