画像提供:武蔵カントリークラブ豊岡コース
埼玉県入間市大字小谷田、圏央道の入間インターチェンジから約300メートルという位置にある18ホールである。1959年(昭和34年)7月開場、設計は井上誠一。ブラックティでアウト3,374ヤード(ホワイトグリーン使用時)、パー72で、ホワイトとレッドの2グリーン制。芝はPenn A-1。公式は「フラットな地形だが、小さくて微妙なアンジュレーションを持つ砲台型グリーンと、これをしっかりガードするバンカー、大きく立ちはだかる松林により、おだやかで美しい外観からは想像できない難しいコース」と自ら説明する。2009年には第74回日本オープン選手権競技を開催した。
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1957年のカナダカップで日本が団体優勝したことをきっかけに起きたゴルフブームのなか、1958年に株式会社武蔵カントリー倶楽部が創立され、第一回理事会でコース設計を井上誠一に依頼することが決まった。あわせて「ノータッチプレーが可能になるまでオープンしない」「正会員を株式会員として募集する」という方針も決定されている。豊岡コースの造成は高低差の少ない地形に高いマウンドを造り、複数の深いバンカーで囲んだ砲台型の小さなグリーンを置き、フェアウェイの両側にダブルバンカーを配するという形で進み、バンカーの数は114に達した。特筆すべきは、この造成がブルドーザーなどの重機を入れず、すべて手作業で行われたことである。そのため表土が柔らかく保たれ、芝着きが良く、フェアウェイとグリーンに微妙なアンジュレーションが残った。コースの改良はその後も井上誠一が、氏の没後は愛弟子の大久保昌が設計・監修を担っている。グリーンは開場当初のベント・コーライ2グリーンから1997年に両方ともベントとなり、2006年からはPenn A-1に品種替えされた。
公式が「豊岡名物のアリソンバンカーに囲まれた砲台グリーンのホール」と書くのが5番である。ブラック379ヤードのパー4。名物と呼ぶだけあって攻略の指示も特殊で、「バンカーが苦手な人や確実に避けたい人は2打目をバンカー手前に刻んで、3打目勝負という手もある」。パー4でありながら、最初から3打でグリーンに乗せる選択肢を公式が提示している。深いバンカーで囲んだ砲台グリーンという井上誠一の造形が、そのまま「乗せにいかない」という判断を生む。ちなみに造成時のバンカーは全部で114あり、これらはブルドーザーを入れずすべて手作業で造られた。
公式の17番の解説は「No.5ホールと同様、深いアリソンバンカーに囲まれた砲台グリーンのホール」と始まる。攻略法も5番と同じで、「バンカーを避けるには、グリーン手前40〜50Yから3打目を狙うのが安全策」。さらに「グリーンオーバーも大たたきにつながる」と続く。ラウンドの終盤に、序盤で経験したのと同じ問いをもう一度出してくる構成になっている。
公式は14番を「豊岡コースで唯一バンカーがひとつもないホール」と紹介する。114ものバンカーを持つコースで、ここだけが例外である。それでいてハンディキャップは2、ブラック445ヤードのパー4。狙いどころは「フェアウェイ左サイドにある一本松の右」で、「2打目でも距離が残るため、グリーンを狙うか、手前で刻むか判断が分かれる」。バンカーを取り払ったうえで距離と松だけで最難関級にしているところに、このコースの性格が出ている。
造成時のバンカーは114に及んだ。公式が挙げるコースの構成要素は「小さくて微妙なアンジュレーションを持つ砲台型グリーン」「これをしっかりガードするバンカー」「大きく立ちはだかる松林」の3つで、平坦な地形をこの3つだけで難しくしている。ホール解説を読むと、バンカーの位置がほぼすべてのホールで攻略の基準になっていることがわかる。
2番は「ティーショットで避けたいのは右の林。木々が密集しており、グリーンを狙うのは困難」、6番は「左サイドからも松がせり出しているため非常に狭く感じる」、13番は「右に打つと松が密集しており、トラブルになる可能性が高い」、15番は「右サイドからも松がせり出している」。左右に振ると松に捕まる構図が繰り返される。
ホワイトグリーンとレッドグリーンで、同じホールでも注意点が入れ替わる。2番は「特にレッドグリーンは右から左への傾斜が強いので要注意」、6番は「WHITEグリーンの場合、左サイドにあるバンカーにいれると、距離のあるバンカーショットになる」、7番は「WHITEグリーンの場合右のガードバンカーに入れると2打目に松がグリーンをさえぎる」、11番は「WHITEグリーンのとき中央のバンカーにも注意が必要」。当日どちらを使うかで、避けるべき方向が変わる。
ハンディキャップ1はアウト4番で、ブラック454ヤードのパー4。公式は「比較的距離の長いミドルホール」とし、初心者には右の松を狙わせ、距離の出る人には左からのショートカットを示すが、「左の林はグリーンまでOBが続く」と釘を刺す。2はイン14番(445ヤードのパー4)。3はアウト6番(532ヤードのパー5)である。
ブラックのアウトは3,374ヤード(ホワイトグリーン)/3,355ヤード(レッドグリーン)。パー5は1番545ヤード、6番532ヤード、10番544ヤード、13番527ヤード。パー3は3番159ヤード、9番187ヤード、12番154ヤード、16番と短めで、距離ではなくグリーン周りで守るコースである。
| 所在地 | 〒358-0026 埼玉県入間市大字小谷田961 |
|---|---|
| ホール数 | 18ホール・PAR 72・6,920ヤード |
| コースタイプ | 林間 |
| 設計 | 井上誠一 |
| 開場 | 1959-07-12 |
| 種別 | 株主会員制 |
|---|---|
| 相場 | 売り希望 8,100,000円 /買い希望 6,500,000円 (2026-09時点・日本ゴルフ同友会) |
| 流動性 | 売買スプレッド 21.9%・ふつう |
| 名義書換料 | 2,750,000円 |
| 年会費 | 165,000円 |
| 初期取得費用の概算 | 約11,303,200円 |
| 電車 | 入間市駅 |
|---|---|
| クラブバス | あり 入間市駅南口から運行。 |
| 練習場 | あり・21打席 あり 打席数:21打席 アプローチ練習場なし バンカー練習場なし ドライバー使用不可 |
|---|---|
| キャディ | 全組キャディ付き。歩いてのラウンド。1組4人が原則。 |
| 風呂 | なし |
| レストラン | なし |
| ドレスコード | クラブハウス内: ゴルフ場規定に準ずる ラウンド中: ゴルフ場規定に準ずる |
| 定休日 | 毎週火曜日 創立記念日 12月31日 1月1日 |
| 電話 | 042-962-4151 |
2009年(平成21年)10月15日から18日にかけて、第74回日本オープン選手権競技を豊岡コースで開催いたしました。武蔵カントリークラブとしては27年ぶり3回目の男子オープン試合で、小田龍一選手、石川遼選手、今野康晴選手によるプレーオフの末、小田龍一選手が優勝しました。
ホワイトグリーンとレッドグリーンの2グリーンで、いずれも芝はPenn A-1です。ホールによって注意点が変わりますので、当日の使用グリーンをご確認ください。
290ヤード20打席のドライビングレンジ、深いバンカーのバンカー練習場、最大40ヤードのアプローチ練習場、そしてコースと同じPenn A-1のパッティンググリーン2箇所をご用意しています。
ご来場およびプレー終了後は上着(ブレザー・ジャケット)のご着用をお願いしております。夏期(6月1日から9月30日)は任意です。なおブルゾン・ジャンパー類は上着とみなしません。
豊岡コースは入間市、笹井コースは狭山市にあり、車で10分から15分程度で移動できます。どちらも圏央道の最寄りインターチェンジから数百メートルの距離です。
最終確認日:2026-09-08