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画像提供:西宮カントリー倶楽部
兵庫県西宮市仁川町、六甲山系の東端・平均海抜220メートルの丘陵地に広がる18ホール・パー72のコースである。1954年10月に井上誠一へ設計を委嘱し、翌1955年11月に開場した。約51万平方メートルの敷地の中をコース内を流れる仁川が横切り、これをそのまま自然のハザードとして取り込んでいる。南に甲山、東には大阪の高層ビル群と生駒山系を望む。バックティーで6,704ヤード。運営は一般社団法人で、全組キャディ付き・5人乗り乗用カートによるラウンドである。
料金は時期・プランで変動するため目安。最新は予約ポータルで要確認。
国道と仁川で分断された敷地を、どう魅力的なフィールドに変えるか。公式によれば、井上誠一が全身全霊で取り組み、熟考の末に編み出したのが「完璧としか言いようのないルーティング」だった。六甲山系の裾野の斜面をそのまま使い、西高東低の地形の中にホールを配置し、敷地を分断していた仁川を排除せずに自然のハザードとして取り込んでいる。南の甲山、東の生駒山系という借景も、13番のようにグリーンの形状と重ねる形で設計に組み込まれた。穏やかなフロントナインからドラマチックなバックナインへ、という場面転換も含めて、公式は「意味のないホールは1つとしてない」と表現している。
公式のコースハイライトが「名物ホールというべき3番」と挙げるのがここである。バック176ヤードの短いパー3で、「箱庭のような」と表現されることもあるというが、公式はむしろ「ありのままの自然を感じる厳しいホール」と書く。水草が美しく彩る川がグリーンをガードし、右の斜面方向へマネジメントして逃げても、グリーンのマウンドが効いていて簡単には寄せワンさせてくれない。距離ではなく、川とマウンドの二段構えで守るホールである。
豪快に打ち下ろしていくパー4。公式は、セカンド地点でグリーンの形状にはっとさせられると書く。最初は左サイドの美しいラインが目に飛び込むが、視野を広げると借景の甲山とグリーンがシンクロし、グリーンそれ自体が甲山を象っていることに気づく。この「ダブル甲山」の仕掛けに思わず微笑んでしまう、と公式は紹介している。井上誠一が借景をどう使ったかが最もはっきり見えるホールである。
ティーショットは仁川越えで、モミの木を目標に打ち上げていく。公式によれば、その木の場所にはかつて寒天を造っていた小屋があり、今日でも川に架かる橋にその名が残っている。土地の歴史がそのまま狙いの目印になっているホールで、プレッシャーのかかる1打に土地の記憶が重なる。
最終18番は左ドッグレッグのパー5。ティーイングエリアはコースで最も高い場所にあるが、左サイドの林が成長してブラインドのティーショットになっている。ランディングゾーンは広いのにまったく見通せないという構図で、公式も「かなりスリリング」と書く。この関門を越えればイーグル、バーディーを狙える、ゲーム性の高い締めくくりである。
公式は理由まで明かしている。「コース全体が六甲山系の裾野のスロープの中に造ってある関係で、グリーンの傾斜、ホールの高低差が読み難くなっている」。地形が西高東低に傾いた中にホールを置いているため、ホール単体では平らに見えても実際は傾いている。公式が各ホールのティーからグリーンまでの高低差とグリーン上の各ポイントの高さを公開しているのは、この読みにくさへの答え合わせのためである。
アウトは中央を仁川が流れ、5番はフェアウェイ中央を斜めに横切る。7番はティーショットが仁川越え、12番も仁川越え、16番は仁川の手前に刻んでからのセカンドが長くなる。同じ川が何度も違う角度で現れるため、越える・刻む・避けるの判断が繰り返される。
公式のコースハイライトは、甲山の裾野に横たわるフロントナインを「比較的穏やかだが、ハザード越えに挑む場面が多く、スリリング」、高低差のあるバックナインを「スロープを生かしてドラマを演出」と対比させている。スコアは後半で動く。
ハンディキャップ1はアウト5番(バック394ヤード・パー4)、3が7番(同586ヤード・パー5)。公式が「最も難しいホールの1つ」と名指しするのは16番で、仁川の手前に刻んだあとのセカンドが長く、下り傾斜がハザードになる。グリーン付近は狭く、無理に狙うと両サイドのOBにつかまる。手前に置いて寄せワンを徹底すべきホールと案内されている。
| 所在地 | 〒662-0811 兵庫県西宮市仁川町6-19-7 |
|---|---|
| ホール数 | 18ホール・PAR 72・6,704ヤード |
| コースタイプ | 丘陵 |
| 設計 | 井上誠一 |
| 開場 | 1955-11-27 |
| 面積 | 510,000㎡ |
| 電車 | 逆瀬川駅 |
|---|---|
| クラブバス | あり 逆瀬川駅前から運行。 |
| 練習場 | あり・20打席 あり 打席数:20打席 アプローチ練習場なし バンカー練習場なし ドライバー使用不可 |
|---|---|
| キャディ | 全組キャディ付き。5人乗り乗用カート使用のラウンド。1組4人が原則。 |
| 風呂 | なし |
| レストラン | なし |
| ドレスコード | クラブハウス内: ゴルフ場規定に準ずる ラウンド中: ゴルフ場規定に準ずる |
| 定休日 | 毎週月曜日 12月31日 1月1日 |
| 電話 | 0797-71-1212 |
井上誠一です。1954年10月に設計を委嘱し、翌1955年に開場しました。公式サイトには設計者プロフィールやコースハイライトのページが用意されています。
全組キャディ付きです。5人乗りの乗用カートを使い、1組4人が原則となります。
毎週月曜日(月曜が祝日・振替休日の場合はその翌日)、1月1日、12月31日が休場日です。
平日は4月から11月が開館7時・受付7時15分・トップスタート8時、12月から3月が開館7時30分・受付7時45分・トップスタート8時30分です。土日祝は4月から10月が開館6時30分・受付6時45分・トップスタート7時30分となります。混雑が予想される日はスタート時刻が繰り上がることがあり、事前に公式サイトで告知されます。
阪急今津線の逆瀬川駅が最寄りで、駅前からクラブバスが運行しています。
最終確認日:2026-09-08