画像提供:楽天GORA
福島県岩瀬郡天栄村、那須連峰の北端にあたる羽鳥湖高原の標高960メートルに広がる18ホール・パー72のリゾートコースである。1991年8月1日開場、設計はゴルフコース設計家の加藤俊輔。太平洋クラブ御殿場コースをはじめ世界で70コース以上を手がけた設計者が、高原の起伏と樹林をそのまま生かして「戦略性とビューバランス」を組み立てたコースで、クラブ自身も記憶に残るホール(メモラビリティ)を前面に掲げている。経営は平和観光開発株式会社で、会員制ゴルフ場(2017年時点の会員数900名)。クラブハウスは株式会社ノルテック総合設計の設計、コース・クラブハウスとも熊谷組の施工。高原にあるため11月下旬から4月中旬までは冬期クローズとなる。
| 所在地 | 〒962-0622 福島県岩瀬郡天栄村大字田良尾字芝草1番 |
|---|---|
| ホール数 | 18ホール・PAR 72・6,797ヤード |
| グリーン | ベント1グリーン |
| コースタイプ | 高原 |
| 設計 | 加藤俊輔 |
| 開場 | 1991-08-01 |
| ドラコン推奨 | 2、18 |
| ニアピン推奨 | 4、12 |
| 運営 | 平和観光開発株式会社 |
| 電話 | 0248-85-1000 |
| 公式サイト | 公式サイトを開く ↗ |
| SNS |
| 練習場 | あり・約300Y・20打席 打席数:20打席 距離:300ヤード 料金:35球:¥550 使用球:レンジボール 芝から直接打てる:不可 アプローチ練習場あり バンカー練習場あり ドライバー使用可 |
|---|---|
| キャディ | キャディ・セルフ選択可 キャディの人数に応じてキャディ付きとし、それ以外はセルフ。乗用カート使用。1組4人が原則だが、状況によりツーサムも可。 |
| カート | 乗用カート(5人乗り)、乗用カート(2人乗り) 自走式 乗り入れ可 スコア集計機能あり GPSナビあり ※状況により乗り入れ不可の場合あり(当日お問い合わせください) |
| 風呂 | あり 温泉なし 露天風呂なし サウナなし パウダールームあり |
| レストラン | あり 営業時間:8:00~15:00 朝食:8:00~9:00(料金:¥509~) 昼食:10:30~15:00(料金:¥1,018~¥1,884) 朝食あり バイキングなし 喫煙席なし |
| ドレスコード | クラブハウス内: ゴルフ場規定に準する ラウンド中: ゴルフ場規定に準する |
| 定休日 | 冬期間(11月下旬から4月中旬)を除いて年中無休 |
| スタート | 通常 7:00~、夏季 7:00~、冬季 7:00~ |
標高960メートルの高原にあるため、11月下旬から4月中旬までは冬期クローズとなります。シーズン中は基本的に無休で営業しています。
加藤俊輔です。太平洋クラブ御殿場コースなど、世界で70コース以上を手がけた設計家で、当倶楽部の公式サイトでは加藤本人による全18ホールの攻略解説を公開しています。
設計者の加藤俊輔はIN15番のパー3を「プロトーナメントにも耐える高難度」「フルバックティーから1オンは至難」と評しています。ハンディキャップも2番です。斜めに置かれた砲台グリーンで、外すと寄せが難しくなります。
予約制のクラブバスがあります。JR新白河駅の高原口を9時30分発、コース発は16時50分です。ご乗車の際は必ず事前にご予約ください。タクシーの場合は新白河駅から約30分です。
ドライビングレンジとアプローチ練習場があります。公式のクラブ概要では17打席・250ヤードと案内されています。なお冬期クローズ前は練習場が先に閉まる年もありますので、シーズン終盤はご確認ください。
情報の最終確認日:2026-09-05
| ティ | ヤード | コース レート | スロープ |
|---|---|---|---|
| チャンピオン | 6,797 | 72.8 | 130 |
| バック | 6,452 | 71.3 | 127 |
| レギュラー | 6,121 | 69.8 | 124 |
| フロント | 5,685 | 67.6 | 120 |
| レディース | 5,345 | 66.1 | 117 |
OUT
| H | PAR | HDCP | GOLD | BLUE | WHITE | SILVER | RED | PINK |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4 | 15 | 379 | 355 | 325 | 307 | 302 | 229 |
| 2 | 5 | 3 | 572 | 547 | 525 | 497 | 392 | 339 |
| 3 | 4 | 9 | 424 | 413 | 497 | 382 | 332 | 277 |
| 4 | 3 | 13 | 151 | 143 | 130 | 123 | 119 | 50 |
| 5 | 4 | 1 | 403 | 380 | 369 | 356 | 306 | 232 |
| 6 | 3 | 7 | 191 | 178 | 156 | 156 | 147 | 81 |
| 7 | 4 | 17 | 339 | 329 | 294 | 280 | 271 | 183 |
| 8 | 4 | 11 | 348 | 325 | 304 | 290 | 285 | 225 |
| 9 | 5 | 5 | 550 | 529 | 521 | 496 | 460 | 410 |
| 計 | 36 | 3,357 | 3,199 | 3,121 | 2,887 | 2,614 | 2,026 |
IN
| H | PAR | HDCP | GOLD | BLUE | WHITE | SILVER | RED | PINK |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10 | 4 | 10 | 362 | 327 | 313 | 296 | 294 | 222 |
| 11 | 4 | 4 | 388 | 370 | 357 | 330 | 309 | 237 |
| 12 | 3 | 16 | 204 | 190 | 168 | 134 | 132 | 77 |
| 13 | 4 | 14 | 371 | 340 | 325 | 294 | 223 | 223 |
| 14 | 4 | 8 | 381 | 363 | 355 | 330 | 326 | 219 |
| 15 | 3 | 2 | 184 | 176 | 156 | 135 | 105 | 57 |
| 16 | 5 | 6 | 604 | 581 | 558 | 452 | 422 | 363 |
| 17 | 4 | 12 | 445 | 422 | 400 | 356 | 292 | 223 |
| 18 | 5 | 18 | 501 | 484 | 468 | 444 | 442 | 355 |
| 計 | 36 | 3,440 | 3,253 | 3,100 | 2,771 | 2,545 | 1,976 |
加藤俊輔がこのコースで問うているのは、良いゴルフコースの条件そのものである。加藤は公式サイトで「良いホールの条件の第一は、ボールをどこに打つかによっていいスコアの確率が違ってくるという戦略性が設定されていること」「ホールは平面的な変化だけでなく立体的(縦断的)な変化を持っていることが条件になる」と書き、戦略性・ショットバリュー・ビューバランス・難度・メモラビリティ・メンテナンスという評価軸を自ら挙げている。羽鳥湖高原という起伏と樹林に恵まれた地形を選んだのも、真っ平らな土地では単調なホールしか作れないからだという。開場当初はアウトとインが現在とは逆で、「良いコースの条件」を考え直した結果として並びを入れ替えた経緯があり、14番から18番にスコアメイクの山場が来る現在の流れはその判断の産物である。リゾートコースとしての性格上、池やバンカーで過度に締め上げることは避け、伸びやかに打たせながら要所だけで選択を迫るという組み立てになっている。
加藤俊輔がこのコースで「最もヒロイックでビューバランスのとれたホール」と名指ししているのが16番である。ゴールドティーで604ヤード(加藤自身は設計時の数字として627ヤードと記している)。広々としたフェアウェイが延び、「ビッグドライブを楽しむ人は、このホールでそれを大いに堪能できる」と設計者が書くとおり、まず思い切り振れる。ただしスコアを作りたい人には別の顔があり、第2打を傾斜の手前で止めるのか、大きく打ってグリーン手前のバンカーの前まで運ぶのか——その選択は第1打をどこに置くかで決まる。ティーグラウンドの時点でゲームプランを立てさせる、というのが加藤の言い分である。豪快さと計算を同じホールで両立させた、このコースの看板である。
記憶に残るという意味では15番も外せない。加藤は「リゾートコースの中のホールとしては珍しく、プロトーナメントにも耐える高難度のパー3」「フルバックティから1オンは至難」と書いている。グリーンは斜めに置かれた楕円形の砲台で、手前には変化の大きいサンドバンカー、周辺は大きく落ち込んでいて外すとリカバリーが難しい。ハンディキャップも2番と、18ホールで最も難しい部類に位置づけられている。前の14番を守りに回るべき理由が、この15番の存在にある。
穏やかな見た目のホールにも設計者の仕掛けがある。5番は「真っ直ぐにセットされているように見えてやや左に曲がっているのが曲者」で、グリーン手前50〜60ヤードに独立した1本の木が置かれている。第1打はフェアウェイ右へ打ちたいが、その木が邪魔になって左に行きやすい——加藤はこのホールを「白河メドウの中でも出色の安定感とビューバランスを持ったホール」と評している。
このコースの大きな特徴は、設計した加藤俊輔自身が全18ホールの攻略解説を公式サイトに寄せていることである。単なる注意書きではなく、「なぜそのホールをそう作ったか」から書かれており、攻め方はその設計意図から導かれている。以下の内容もすべて設計者本人の解説によるものである。
加藤は「白河メドウの18ホールはワイドで安定したフェアウェイをもつホールが多い」と書く。距離や狭さで縛らないぶん、どこに置くかで次打の難度が変わる設計になっている。OUT1番は「センター中央より左がベストポジション、右側はグリーン奥までOB」、2番は「全体的に右傾斜なので左サイドから攻めるのがベスト」、10番は「フェアウェイに見える2本の木の左サイドがベスト」と、目印と傾斜をセットで示すのが加藤の書き方である。
その広いコースのなかで唯一、加藤が意図的に締めたと明かしているのがOUT7番。「距離を抑えて打たせるためにグラスバンカーでフェアウェイをタイトに締め付けている」「ゴルフは飛ばすだけではない、コントロールの大切さを知ってもらうために意図的に入れた」と書いており、第1打は飛ばさずフェアウェイに置くことが最優先。逆に第2打は「力強く大胆に」で、グリーンは高く掲げられていて懐が見た目より深い。
加藤は「スコアメイクを楽しむためには、攻めるホールと守るホールがあることを知らなければならない」と書き、実際に14番を「無理な戦略を立てたくない」守りのホール、9番を「相当なパワーヒッターでも絶対に2オンしない」ショートアイアン勝負のパー5と位置づけている。反対に16番は「ビッグドライブを楽しむ人はこのホールでそれを大いに堪能できる」ホールである。バックナインではこの区別がそのままスコアに出る。
池が絡むのは9番(第2打の落下エリアの先、右側)、12番(ティーからグリーン手前右)、18番(グリーン左サイド)で、いずれも大きく曲げなければ届かない位置に置かれている。むしろ効いているのはグラスバンカーで、4番はグリーン手前、11番もグリーン手前、17番はグリーン前(設計時はサンドトラップの想定で、開場時からグラスバンカーになったと加藤自身が注記している)。
標高960メートル、8月でも涼しく、開放的な景色が広がるぶん距離感が狂いやすい。6番について加藤は「グリーンを超えて山々が遠望され、グリーンオーバーしたボールは高々と空の中に吸い込まれるような錯覚も起きる雄大さがある」と書いている。景色に引っ張られない番手選びが要る。
設計者の加藤俊輔は、太平洋クラブ御殿場コースをはじめ世界で70コース以上を手がけたコース設計家。公式サイトには加藤本人による全18ホールの攻略解説が掲載されており、設計意図と攻め方が一体で語られている。クラブハウスの設計は株式会社ノルテック総合設計、コース・クラブハウスの施工は株式会社熊谷組。
| 車 | 東北自動車道白河 から約 30km |
|---|---|
| 電車 | 新白河駅 |
| クラブバス | あり 予約制となります。新白河駅高原口発 9:20となっております。 |
出典: 気象庁ホームページ・11月5日 17時 発表