画像提供:戸塚カントリー倶楽部
井上誠一の西と間野貞吉の東。丹下健三のクラブハウスを持つ横浜の36ホール。
神奈川県横浜市旭区大池町、相模と武蔵の分水嶺にあたる丘陵に広がる36ホール。経営は神奈川開発観光株式会社で、倶楽部は1960年7月に設立された。1961年12月20日に川上コース18ホールが開場し(間野貞吉設計)、翌1962年10月11日に名瀬コース18ホールが続いた(井上誠一設計)。1967年に川上を東コース、名瀬を西コースへ改称している。クラブハウスは1961年8月に丹下健三の設計で完成した。西コースは全長7,261ヤードのチャンピオンコースで、1986年の日本オープン(優勝・中島常幸)、2005年の日本女子オープン(優勝・宮里藍)、2008年から2012年のキヤノンオープン、2021年以降の資生堂レディスオープンの舞台となってきた。会員制で、ビジターのみの予約は受け付けていない。
料金は時期・プランで変動するため目安。最新は予約ポータルで要確認。
1つのクラブに設計者の異なる18ホールを2つ持たせているのがこのコースの骨格である。
井上誠一はアリソンバンカーで知られるチャールス・H・アリソンの仕事に影響を受けて設計家を志し、霞ヶ関・西コースの造成現場で藤田欽哉の助手を務めたのち独立した人物で、国内42・海外2コースを手がけた。公式は井上の設計思想を「高度な戦略性と華麗な造形美」と説明し、その造形美は女性のふくよかな身体のラインを基本にしていたとされ、残されたスケッチブックには女性を抽象的に描いたデッサンが多数あると紹介している。戸塚の西コースはその考え方を、東南向きの緩傾斜面と2万本の自生樹木の上に載せたものである。
間野貞吉は東京帝国大学工学部建築学科の出身で、大林組設計部でコース設計に従事し、1962年の定年後にフリーとなった設計家である。同じ1962年に、ゴルフ場クラブハウスの建築設計に関する論文で東京大学から工学博士の学位を得ている。東コースは入り組んだ地形をならさずに造られており、その「手造り」の質感が今も残る。
1961年8月に丹下健三の設計で完成。コース設計と建築の双方に名前が残る構成になっている。
公式が西コースの特徴として挙げているのが、アウト・インのスタートホールから富士山が遠望できることである。両ナインとも、まず正面の眺望に目を奪われてから1打目を打つことになる。1番はパー4で、A-1グリーン使用時のバックティで447ヤード、ハンディキャップ3。いきなり難所であり、いきなり絶景でもあるという始まり方をする。
上がりの18番(パー4・A-1バックティ426ヤード)はハンディキャップ18で、距離のわりに数字は軽い。しかしグリーンの向こうに立つのが1961年竣工の丹下健三設計のクラブハウスで、最後の1打をその建物に向かって打つ構図になる。設計家の名前を2つ(コースの井上誠一と建築の丹下健三)同時に体験できるホールは多くない。
※西コースは2026年1月から10月末までワングリーン化工事のためクローズしており、上記のヤーデージは工事前の2グリーン時のものである。
同じクラブに、性格の違う36ホールが並んでいる。予約したのが東か西かで、考えることがまるで変わる。
東南向きの雄大な緩傾斜面に、自生の松や桜など2万本の樹木を残して造られている。全長は「ペンA-1」グリーンで7,261ヤード、「ペンクロス」グリーンで6,944ヤードの2グリーン制で、その日どちらを使うかで300ヤード以上変わる。アウト・インともスタートホールから富士山が遠望できる。難度は高いが、良いショットには寛容という性格をクラブ自身が説明している。グリーンは、来場したゲーリー・プレーヤーが「戸塚CCのグリーンは世界一だ」と評したと伝わるほど仕上げに力を入れている部分で、2つのグリーンの微妙な転がりの違いを味わうのがこのコースの楽しみ方になる。
もともと鎌倉街道が谷を縫って走る入り組んだ地形だったが、東コースのある川上地区は尾根が比較的低く、元の地形を残したまま造成できた。クラブは「機械力による強引なコース造りとは一味違う手造りの温もり」と表現している。かつては西より短く易しいと見られていたが、2007年から2008年にかけて2グリーンを1グリーンへ改造し、バックティを新設して約6,730ヤードへ延伸、2011年初めにさらに6,749ヤードとした。飛ばした者が勝つ大味なコースが増えるなかで、戦略型としての評価が上がっている。
2026年1月から10月末まで、西コースはワングリーン化工事のためクローズの予定である。リニューアルオープン後の11月から12月末までは原則としてコンペを受け入れないとしている。この期間に予約する場合は東コースのラウンドになるので注意したい。
| 所在地 | 〒241-0834 神奈川県横浜市旭区大池町26 |
|---|---|
| ホール数 | 36ホール・PAR 72・7,261ヤード(西コース(井上誠一設計・A-1グリーンで7,261ヤード)) |
| コースタイプ | 丘陵 |
| 設計 | 井上誠一(西コース)/間野貞吉(東コース) |
| 開場 | 1961-12-20 |
| 運営 | 神奈川開発観光株式会社 |
| 種別 | 預託金会員制 |
|---|---|
| 相場 | 売り希望 25,000,000円 /買い希望 18,500,000円 (2026-09時点・日本ゴルフ同友会) |
| 流動性 | 売買スプレッド 29.9%・ふつう |
| 名義書換料 | 3,300,000円 |
| 年会費 | 198,000円 |
| 初期取得費用の概算 | 約29,180,000円 |
| 電車 | 二俣川駅 |
|---|---|
| クラブバス | あり 二俣川駅から運行。(夏)7時15分~10時45分、(冬)7時15分~9時45分。所要時間10分。 |
| 練習場 | あり・20打席 あり 打席数:20打席 アプローチ練習場なし バンカー練習場なし ドライバー使用不可 |
|---|---|
| キャディ | 全組キャディ付き。歩いてのラウンド。1組4人が原則だが、状況によりツーサムも可。 |
| 風呂 | なし |
| レストラン | なし |
| ドレスコード | クラブハウス内: ゴルフ場規定に準ずる ラウンド中: ゴルフ場規定に準ずる |
| 定休日 | 毎週月曜日 12月31日 1月1日 |
| 電話 | 045-351-1241 |
申し訳ございませんが、会員制のゴルフ場のため、会員以外のお客様からのご予約はお受けしていません。
セルフプレーのご予約は承っておらず、原則として全組キャディ付きのプレーとなります(2026年4月〜9月の午後ハーフプレーを除く)。カートも全組付きです。
2名様でのご予約はお受けしていません(2026年4月〜9月の午後ハーフプレーを除く)。
2026年1月から10月末日まで、西コースはワングリーン化工事のためクローズしています。リニューアルオープン後の2026年11月〜12月末日は、原則としてコンペの受け入れはございません。
相鉄線「二俣川駅」とJR横須賀線「東戸塚駅」の2駅から運行しています。予約は不要で、無料でご利用いただけます。所要時間の目安は二俣川駅から約10分、東戸塚駅から約10〜15分です。
午前6時30分からご入場いただけます。フロントの受付開始は平日が午前7時、土日祝日が午前6時45分です。
西コースが井上誠一、東コースが間野貞吉です。クラブハウスは丹下健三の設計で1961年8月に完成しました。
1986年の日本オープンゴルフ選手権(優勝・中島常幸)、2005年の第38回日本女子オープンゴルフ選手権(優勝・宮里藍)のほか、2008年から2012年のキヤノンオープン、2021年からの資生堂レディスオープンを開催しています。
最終確認日:2026-09-08