ラウンド中に落雷や悪天候でプレーが止まることがあります。原則として、ラウンド中にプレーヤーが勝手にプレーを中断することはできません(規則5.7a)。一方で、委員会の合図による中断や、落雷の危険があるときの自己判断での中断は認められ、従わなかったり手順を誤ると失格につながります。ここでは規則5.7にしぼって、誰がどんなときに中断できるのか、中断時の球の扱い、どこから・いつ再開するのかを整理します。ラウンド全体の進め方や、落雷時の身の守り方などの作法は別の記事に譲ります。
委員会(コース・競技の運営側)がプレーを中断する合図を出したら、プレーヤーは従わなければなりません。委員会の中断には2 種類があり、止め方が違います(規則5.7b)。
合図に従わずプレーを続けると、原則として失格です(止めなかったことを正当化する事情があると委員会が裁定すれば罰はありません)。「即時」か「通常」かで扱いが変わるため、その日の合図の意味を必ず確認しておきましょう。
ラウンド中、プレーヤーは原則として自分の都合でプレーを中断してはなりません(規則5.7a)。中断が認められるのは、次のような限られた場合だけです。
一方、「疲れた」「雨が強い」といった単なる自己都合は、中断の理由になりません。規則が認めていない理由で中断したり、報告すべきなのに委員会へ報告しなかった場合は、失格となります。
落雷時にどう身を守るか、避難の判断といった安全面の作法は 落雷など天候リスクと安全のマナー を参照してください。
中断と再開では、球の扱いと再開のタイミングに決まりがあります(規則5.7c・5.7d)。
委員会の中断には「即時中断」と「通常の中断」があります。落雷など切迫した危険による即時中断では、合図が出たら直ちにプレーを止め、再開の合図まで打ってはいけません(規則5.7b)。日没やコース整備などの通常の中断では、ホールの途中にいる組は、そのホールを終えるか止めるかを選べます。
できます。落雷による危険があると合理的に考えた場合は、自分でプレーを中断してよいとされています(規則5.7a)。ただし、できるだけ早く委員会に報告する必要があります。規則が認めていない理由での中断や、報告を怠った場合は失格となることがあります。
はい。ホールの途中で中断する場合、球の箇所をマークしてから拾い上げることができます(規則5.7d・規則14.1)。そのまま残しておいても構いません。拾い上げた球は、再開する前に元の箇所にリプレースします。
中断したその箇所(ホールとホールの間で中断したなら次のティーイングエリア)から再開します(規則5.7c)。委員会が決めた再開時刻にプレーできるよう準備しておき、その時刻に再開します。早く再開してはならず、遅れると失格になることがあります。
いいえ。ラウンド中、プレーヤーは原則として自分の都合でプレーを中断できません(規則5.7a)。中断が認められるのは、委員会による中断、マッチプレーでの相手との同意、落雷の危険があると合理的に考えた場合などに限られます。単なる自己都合での中断はできません。
最終更新: 2026-06-09