- 2022 年 6 月発売の Zaffiro 系列・第 3 世代モデル
- PAN 系 50t カーボン全長+先端 70t クロスバイアスを採用
- AB マップ 「C」分類=全長しなりのボディーターン型設計
Basileus Tri:Zaffiro は、初代 Basileus Zaffiro(2012 年頃)→ Zaffiro2(2016 年)と続く Zaffiro 系列の第 3 世代モデルで、初代 Zaffiro 開発から約 10 年を経た 2022 年 6 月に登場した。シリーズ名「Tri」は TRIαS / TRI<3> / TRY の 3 つの意味を込めた第 3 世代の意で、Tri:Spada / Tri:Fiamma / Tri:Leggero と並ぶ Tri 世代フラッグシップの一角を担う。
40 / 50 / 60g 帯のドライバー用 3 モデル展開で、フレックスは 40 が R/S、50 が R/S/X、60 が S/X の構成。kick_point は全モデル 中調子 に統一され、AB マップ上では 「C 分類」=手元から先端まで淀みのない全長しなりのプロファイルとして公式が紹介している。Tri:Spada / Tri:Fiamma が FW 兼用や FW 専用モデルを揃えるのに対し、Tri:Zaffiro は ドライバー用に絞ったラインナップになっている点が住み分けの軸となる。
主材を PAN 系 50t 超高弾性カーボンに切り替え全長で使用、先端には上位ライン採用の 70t クロスバイアスシートを配置することで低トルクと心地良いしなりを両立する設計。公式公表の T/C 値 0.54(60/S)・C/B 値 0.53(60/S)で、切り返しから手元〜中間〜先端までスムーズに荷重を伝える挙動を狙う。
| モデル | 重量帯 | フレックス展開 | 適合クラブ | 調子 |
|---|---|---|---|---|
| Basileus Tri:Zaffiro 40 | 40g 帯 | R / S | ドライバー | 中調子 |
| Basileus Tri:Zaffiro 50 | 50g 帯 | R / S / X | ドライバー | 中調子 |
| Basileus Tri:Zaffiro 60 | 60g 帯 | S / X | ドライバー | 中調子 |
Tri:Spada / Tri:Fiamma が 70g 帯や FW 専用モデルを抱える 4〜5 モデル構成なのに対し、Tri:Zaffiro は 40〜60g 帯のドライバー用 3 モデルに絞った構成。50 の R/S/X 3 段が幅広い HS 帯をカバーする中核で、軽量帯 40・標準帯 60 を両端に配置するシンプルな 3 段構成となる。
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| R | — | 3.7 | — | 46.0" |
| S | — | 3.7 | — | 46.0" |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| R | — | 3.1 | — | 46.0" |
| S | — | 3.1 | — | 46.0" |
| X | — | 3.1 | — | 46.0" |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| S | — | 2.6 | — | 46.0" |
| X | — | 2.6 | — | 46.0" |
| モデル | 弾道高さ | つかまり | しなり感 | 打感 | 振り抜き | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Tri:Zaffiro 40 | 高 | ○ | マイルド | 軽快 | ◎ | HS 38〜43m/s 帯のスインガー向け |
| Tri:Zaffiro 50 | 中-高 | ○ | マイルド | しっとり | ○ | HS 42〜46m/s 帯のシリーズ中核 |
| Tri:Zaffiro 60 | 中 | ○ | シャープ | しっかり | ○ | HS 45m/s 級のボディーターン型 |
シリーズ全体で 「手元から先端まで淀みのない全長しなり」 という C 分類のキャラを共通化しつつ、PAN 系 50t 主材化と先端 70t クロスバイアスで低トルクを担保。重量帯が上がるほど先端剛性は高まりしなり戻りはタイト寄りに変化するが、Tri:Spada のティップ高剛性「叩き系」とは住み分けた、全長で粘って戻すフィーリング派プロファイルとして公式・販売店が紹介している。
HS 38〜43m/s 帯のスインガー・テンポゆったりの中級者には Tri:Zaffiro 40 が扱いやすい。Zaffiro 系列で 40g 帯が用意されたのは Zaffiro2(2016)以来で、軽量化しつつ先端 70t クロスバイアスの恩恵を残すため、低トルクのまま球を持ち上げやすい設計が公式から紹介されている。
HS 42〜46m/s 帯のスタンダードな中〜上級者にはシリーズ中核の Tri:Zaffiro 50。R/S/X の 3 段でフレックスを刻めるため、入力強度に応じた合わせ込みがしやすい。「手元〜先端までスムーズに荷重を伝える」C 分類の挙動が、現代の高慣性モーメント系ドライバーヘッドと相性良好だと販売店レビューで評されている。HS 45m/s 級でボディーターン主体の中堅・上級者には Tri:Zaffiro 60。T/C 値 0.54(60/S)/ C/B 値 0.53(60/S)の数値で公式が紹介する全長しなり設計が、自分のテンポでインパクトを作るスインガーに向く。
Zaffiro 3 世代の進化軸では、初代 Zaffiro(〜2012 年頃)→ Zaffiro2(2016)=中調子で軽量帯(40)まで拡張=> Tri:Zaffiro(2022)= PAN 系 50t 主材化と先端 70t クロスバイアス追加で低トルク化& AB マップ「C 分類」を明確化、という流れ。新規にリシャフトを検討するなら 現行の Tri:Zaffiro から検討するのが標準ルートになる。
同 Tri 世代の住み分けでは、Tri:Zaffiro が AB マップ「C」分類のボディーターン型・全長しなりを担う。Tri:Spada(B 分類)はティップ・中間部の剛性を高めた高剛性タイプで「歪まずヘッドにエネルギーを伝える」叩き系、Tri:Fiamma(A 分類)はテンポでヘッドを加速させるつかまり寄りの走り系、Tri:Leggero は中間〜A 寄りの素直なフィーリング派と公式が整理しており、Tri:Zaffiro は「全長で粘ってしならせ、ボディーターンでつかまえに行きたい」スインガーが選ぶキャラクターとして Tri 世代内では明確に位置付けられている。
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
ストレート・中弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
フェード寄り・中弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
フェード寄り・低弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| Tri:Zaffiro 40 |
|
|
| Tri:Zaffiro 50 |
|
|
| Tri:Zaffiro 60 |
|
|