- 金属メッシュ技術でスチール級の剛性と安定性を確保
- 番手ごとに重量を漸増させる設計で上げやすさと安定を両立
- 純正カーボンの中量級ポジションに立つしっかり系
2025 年 8 月、T250 をはじめとする T-SERIES アイアンの純正カーボンシャフトとして加わったのが MMT AMC BLUE だ。三菱ケミカルがタイトリスト向けに供給するモデルで、同じく純正カーボンに用意される AMC Red 45 / 55 / 65 が軽量寄りなのに対し、AMC BLUE はその上に立つ中量級として位置付けられる。スチールに近い手応えを保ちつつ、カーボンの振りやすさも欲しい層に向けた選択肢だ。
タイトリスト純正としては 85 の重量表記でフレックス S を中心に展開し、調子は三菱ケミカルが 中調子と公表している。番手が短くなるにつれてシャフト重量を少しずつ増やす設計のため、ロングアイアンは軽快に振って高さを出しやすく、スコアリングクラブ側はどっしりと安定する。スチールが重いと感じる層とカーボンが軽すぎると感じる層の中間を埋めるバランスだ。
中核となるのが 金属メッシュ技術(メタルメッシュテクノロジー)で、極薄のステンレスメッシュをティップ側に編み込み、ねじれを抑えて挙動を安定させる。これによりカーボンながらインパクトで芯を食った厚みのある打感と、スチール系に近い方向安定性を狙う。番手間の重量を連続的に変える設計思想と組み合わせ、セット全体で打点と弾道のばらつきを抑える。
| モデル | 重量帯 | フレックス展開 | 適合クラブ | 調子 |
|---|---|---|---|---|
| MMT AMC BLUE 85 | 85g 帯 | S | アイアン | 中調子 |
MMT AMC BLUE はタイトリスト純正カーボンの中量級にあたる単一モデル展開で、軽量側の AMC Red 45 / 55 / 65 とともに T-SERIES アイアンのカーボン純正ラインを構成する。フレックスは S を軸に、85 の重量表記でセット組みされるのが基本だ。同じヘッドにはスチール純正として NS 105T や N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 / 115 なども用意されており、カーボンの振りやすさと打感を取るなら AMC BLUE、スチールの慣れた手応えを取るなら NS 系という住み分けになる。番手ごとの重量漸増により、ロングアイアンからショートアイアンまで通したときの振り心地が連続的につながる構成だ。
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| S | — | — | — | 35.5〜39.5" |
| モデル | 弾道高さ | つかまり | しなり感 | 打感 | 振り抜き | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| MMT AMC BLUE 85 | 中-高 | ○ | しっかり | 厚い・ソリッド | ○ | カーボンの振りやすさとスチール級の安定の両取り |
金属メッシュをティップに配した構造により、カーボンにありがちな先端の頼りなさを抑え、インパクトで芯を感じる厚い打感と直進性を出すのが MMT 系共通の味付けだ。AMC BLUE は純正カーボンの中では重量がしっかりしている分、軽量カーボンよりも手元の安定感が高く、振り急いでもヘッドが暴れにくい。高さは出しやすい一方で吹け上がりは抑えられ、ヘッドスピード帯の広い層が扱いやすいバランスにまとまっている。
カーボンの軽快さとスチールの安定感を両取りしたい中級者には、MMT AMC BLUE 85 が本命になる。金属メッシュ構造でインパクトが分厚く方向性を出しやすいと評されており、スチールが重い・硬いと感じ始めた層が乗り換え先として選びやすい。
アイアンの高さが出にくくなってきたミドル〜シニア層にも向く。番手ごとに重量を増やす設計でロングアイアンが軽く感じられ、楽に高さを出しやすい。カーボンながら手応えがぼやけないため、軽量スチールからの移行でも違和感が小さいとフィッター発信のレビューで紹介されている。
逆に、低く強い弾道で叩いていきたいパワーヒッターには、AMC BLUE の上がりやすさとカーボンの弾きが過剰に感じられる場面がある。その場合は同じ T-SERIES に併売される N.S.PRO MODUS3 TOUR 115 など中調子のスチールのほうが弾道を抑えやすい。
純正カーボン内の住み分けでは、より軽さと上がりやすさを優先するなら AMC Red 45 / 55 / 65、しっかりした重量と手元の安定を求めるなら MMT AMC BLUE という対応になる。HS 40m/s 前後で楽に振りたい層は Red 系、HS 42〜45m/s 前後で手元の安定が欲しい層は BLUE が目安だ。
装着ヘッド側では、T250 / T350 のようなやさしさ重視のヘッドと合わせると、ミスへの寛容性と高さの出しやすさをさらに底上げできる。技術はあるが楽に高さを出したい層が、純正のままカーボンで仕上げたいときの定番セッティングになる。
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
ストレート・中弾道 タイプ
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| MMT AMC BLUE 85 |
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