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BRAND

ヤマハ

Yamaha

楽器メーカー発のゴルフブランド。inpres と RMX で44年支えた国産中堅プレミアム(2026年6月末で出荷終了)

1982年創業日本静岡県浜松市
コスパ重視
構成(シリーズ単位) 総合型(全クラブ種カバー)
ドライバー: 20シリーズ (37本) フェアウェイウッド: 9シリーズ (15本) ユーティリティ: 7シリーズ (16本) アイアン: 16シリーズ (30本) ウェッジ: 1シリーズ (4本) パター: 3シリーズ (3本) 56 シリーズ
  • ドライバー 20 シリーズ/37本
  • フェアウェイウッド 9 シリーズ/15本
  • ユーティリティ 7 シリーズ/16本
  • アイアン 16 シリーズ/30本
  • ウェッジ 1 シリーズ/4本
  • パター 3 シリーズ/3本
リリース本数推移(直近10年) 急増・ピーク 2024年(13本)
2016年: 7本 2017年: 8本 2018年: 8本 2019年: 8本 2020年: 7本 2021年: 7本 2022年: 4本 2023年: 9本 2024年: 13本 2025年: 7本
2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025

ヤマハとは

楽器メーカー発、振動解析を活かしたゴルフ事業(2026年6月末で出荷終了)

ヤマハのゴルフクラブ事業は、ヤマハ株式会社(東証プライム: 7951、楽器・スポーツ用品の総合メーカー、本社静岡県浜松市)の一部門として運営されてきました。1982年にゴルフクラブ事業に参入し、1988年にフラッグシップとなる inpres(インプレス)シリーズを発売、以降44年にわたり国内市場を中心に展開していました。なお、しばしば混同される「ヤマハ発動機株式会社(東証プライム: 7272)」とは別法人で、ヤマハ発動機はバイク・船外機などの輸送機器が主業のためゴルフ事業は持ちません。

ブランドの強みは楽器・音響工学で培った振動解析の知見をクラブ設計に応用してきた点で、特に inpres 系のドライバーはインパクト時の音と振動の制御に独自のチューニングが施されていました。ただしヤマハ株式会社は2026年2月4日にゴルフ用品事業の終了を発表し、新製品の開発・発売を終了。国内販売店への出荷は2026年6月末日をもって終了予定で、以降は所定の保証期間内のアフターサービス(補修パーツ・修理対応)のみ継続される予定です。代表シリーズとなった inpres とアスリート向けの RMX(リミックス)は44年の歴史を残し、市場には引き続き既存ユーザーと中古流通が一定数存在します。

ヤマハの特徴

撤退発表前の現行ラインナップは、シニア・女性層を主要ターゲットとする inpres シリーズ(inpres UD、inpres DRIVESTAR など)と、アスリート寄りの RMX(リミックス)シリーズの2層構成でした。inpres UD+2 は番手の表示よりも 2 番手分長い飛距離を狙う設計で、シニア・女性層に長年支持されました。

アイアンも同様に inpres シリーズ(やさしさ重視)と RMX シリーズ(中・上級者向け)の2層構成。RMX シリーズはヘッド単体での販売とシャフトの自由組み合わせができるコンポーネント設計が大きな特徴で、フィッティング前提でクラブを組み立てたいゴルファーに向いていました。価格帯はドライバー単品で6〜10万円、RMX 系のヘッド単体は5〜7万円が中心でした。

契約プロは藤田寛之(長年のフラッグシップ選手、男子レギュラーツアーで複数勝)、有村智恵(女子)など。国内ツアー寄りの選手構成で、PGA ツアーでの存在感は限定的でしたが、国内市場では inpres のシニア向けと RMX のアスリート向けで明確に住み分けたブランドポジションを維持していました。2026年6月末の出荷終了後は新規購入の選択肢が在庫品と中古流通に限られていきます。

代表テクノロジー

RMX コンポーネント設計(ヘッド単体販売とシャフト自由組み合わせ)inpres UD+2(番手より2番手分長い飛距離を狙う設計)inpres DRIVESTAR(やさしさ重視のフラッグシップ)音響・振動解析チューニング(楽器メーカーの音響工学を活かしたインパクト音設計)

クラブタイプ別ラインナップ

データで見るヤマハ

ゴルフスケールに登録された全105本のクラブから、ヤマハのスペック分布図を市場全体と比較しています。

クラブ種別 市場価格との比較

ヤマハは全体的に市場よりやや低価格寄り

-50%(市場より安い) ← ←-50% 市場と同等 → +50%(市場より高い) +50%→
ドライバー
-1%
¥97,900 / 市場 ¥99,000
フェアウェイウッド
+0%
¥60,500 / 市場 ¥60,500
ユーティリティ
-15%
¥41,800 / 市場 ¥49,000
アイアン
-5%
¥29,150 / 市場 ¥30,800
パター
-40%
¥27,500 / 市場 ¥46,200

市場中央値を 0 とした ヤマハの価格差(直近3年・メーカー希望小売価格 / 純正シャフト構成ベース。価格未登録モデルは集計から除外)

7番アイアン ロフト分布

ヤマハは市場標準的なロフト設定

値が小さいほどストロングロフト=飛び系の傾向

ヤマハ 中央値 30°(25〜35° / n=27)
市場全体 中央値 30°(n=598)
25° アイアン7番 35°

ドライバー 総重量分布

ヤマハは市場よりやや軽量寄り

軽いほど振りやすく、重いほど球が安定する

ヤマハ 中央値 297g(252〜318g / n=101)
市場全体 中央値 305g(n=3350)
250g ドライバー1番 340g

他メーカーとの比較

本間ゴルフとの違い

本間ゴルフが BERES(プレミアム装飾+手作業仕上げ)でシニア・経営者層プレミアムを取りに行くのに対し、ヤマハは楽器メーカー発の振動解析・音響工学を活かしたミドル帯プレミアムというキャラクターでした。価格帯はヤマハ inpres(6〜10万円)と本間 T//WORLD(7〜10万円)が近い帯で、装飾性ではなく機能性で選ぶならヤマハ、装飾+プレミアム素材なら本間という棲み分けでした。ただしヤマハは2026年6月末で出荷終了となるため、新品を選ぶ選択肢としては本間に分があります。

ゼクシオとの違い

ゼクシオがヘッドスピード35m/s 以下のシニア層に特化した軽量・高弾道設計であるのに対し、ヤマハ inpres はシニア向け(UD系)と中級者向け(DRIVESTAR系)の幅広いターゲット、さらにアスリート向けの RMX を別系統で持つマルチターゲット構成でした。新品で買えるシニア向けという観点では現在はゼクシオが本流、ヤマハは中古市場で選ぶ形になります。

マジェスティ・ヨネックスとの違い

マジェスティが超プレミアム帯(15〜50万円超)の装飾性ブランドであるのに対し、ヤマハはミドル〜ミドルアッパー帯(6〜10万円)の機能性ブランドでした。ヨネックスもヤマハと同じく国内スポーツメーカー発の中堅プレミアムで、ヤマハ撤退後は同カテゴリーで現行新品が買える数少ない国内ブランドという立ち位置になります。

契約プロ

藤田寛之有村智恵

よくある質問

ヤマハのゴルフクラブはまだ買える?
ヤマハ株式会社は2026年2月4日にゴルフ用品事業の終了を発表し、国内販売店への出荷は2026年6月末日をもって終了する予定です。出荷終了後は所定の保証期間内のアフターサービス(補修パーツ・修理対応)のみ継続されます。2026年5月時点では一部の在庫品が販売されていますが、出荷終了後の新規購入は中古市場(メルカリ・楽天・専門店)が中心になります。
ヤマハのゴルフクラブの特徴は?
楽器・スポーツ用品の総合メーカーであるヤマハ株式会社(東証プライム: 7951、本社静岡県浜松市)が44年にわたって展開した国産フルラインブランドでした。楽器メーカーで培った振動解析・音響工学の知見をクラブ設計に応用しており、特に inpres 系のインパクト音と振動制御に独自のチューニングがあったのが特徴です。シニア向けの inpres とアスリート向けの RMX の2層展開でしたが、2026年2月4日に事業終了が発表され、2026年6月末で出荷終了となる予定です。
inpres と RMX の違いは?
inpres(インプレス)はシニア・女性層を主要ターゲットにしたやさしさ重視のシリーズで、UD(飛距離特化)、DRIVESTAR(やさしさ重視)など複数モデル展開でした。RMX(リミックス)はヘッドスピード40m/s 以上の中・上級者向けで、ヘッド単体販売とシャフト自由組み合わせのコンポーネント設計が大きな特徴でした。フィッティング前提で組み立てたい層は RMX が向くシリーズでした。
ヤマハ発動機との関係は?
ヤマハのゴルフ事業を運営していたのは「ヤマハ株式会社(東証プライム: 7951)」で、本社は静岡県浜松市の楽器・スポーツ用品の総合メーカーです。一方の「ヤマハ発動機株式会社(東証プライム: 7272)」はバイク・船外機などの輸送機器を主業とする別法人で、ゴルフ事業は持っていません。両社はかつて同じグループだった経緯がありますが、現在は資本上も別会社です。
RMX のコンポーネントとは?
RMX シリーズは、ヘッドとシャフトを別々に購入して自分で組み合わせるコンポーネント設計を採用していました。ヘッド単体は5〜7万円、シャフトは別途好みのモデルを選び、フィッティング店で組み立ててもらうのが一般的な購入パターン。既製品セット販売とは異なり、自分のスイングデータに合わせてヘッド形状とシャフトを最適化したい競技志向のゴルファーに向いていましたが、2026年6月末の出荷終了に伴い、以降の新規購入は中古市場が中心になります。

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