BRAND

ヤマハ

Yamaha

楽器メーカー発のゴルフブランド。inpres と RMX で約40年支えた国産中堅プレミアム(2024年で事業終了)

1982年創業日本静岡県浜松市
プレミアム
構成(シリーズ単位) ドライバー・フェアウェイウッド が中心
ドライバー: 16シリーズ (24本) フェアウェイウッド: 2シリーズ (7本) ユーティリティ: 2シリーズ (6本) アイアン: 7シリーズ (20本) ウェッジ: 1シリーズ (1本) パター: 1シリーズ (1本) 29 シリーズ
  • ドライバー 16 シリーズ/24本
  • フェアウェイウッド 2 シリーズ/7本
  • ユーティリティ 2 シリーズ/6本
  • アイアン 7 シリーズ/20本
  • ウェッジ 1 シリーズ/1本
  • パター 1 シリーズ/1本
リリース本数推移(直近10年) 増加傾向・ピーク 2023年(9本)
2016年: 2本 2017年: 4本 2018年: 1本 2019年: 0本 2020年: 4本 2021年: 7本 2022年: 4本 2023年: 9本 2024年: 9本 2025年: 7本
2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025

ヤマハとは

## 楽器メーカー発、振動解析を活かしたゴルフ事業(2024年で新規開発終了)

ヤマハのゴルフクラブ事業は、ヤマハ株式会社(東証プライム: 7951、楽器・スポーツ用品の総合メーカー、本社静岡県浜松市)の一部門として運営されてきました。1982年頃にゴルフクラブ事業に参入し、1988年にフラッグシップとなる inpres(インプレス)シリーズを発売、以降約40年にわたり国内市場を中心に展開していました。なお、しばしば混同される「ヤマハ発動機株式会社(東証プライム: 7272)」とは別法人で、ヤマハ発動機はバイク・船外機などの輸送機器が主業のためゴルフ事業は持ちません。

ブランドの強みは楽器・音響工学で培った振動解析の知見をクラブ設計に応用してきた点で、特に inpres 系のドライバーはインパクト時の音と振動の制御に独自のチューニングが施されていました。ただしヤマハ株式会社は2024年6月にゴルフクラブ事業からの撤退を発表し、新製品の開発・発売を終了。在庫販売は2024年内で終了し、現在は補修パーツの提供とアフターサービスのみ継続されています。代表シリーズとなった inpres とアスリート向けの RMX(リミックス)は約40年の歴史を残し、市場には引き続き既存ユーザーと中古流通が一定数存在します。

ヤマハの特徴

撤退発表前の現行ラインナップは、シニア・女性層を主要ターゲットとする inpres シリーズ(inpres UD、inpres DRIVESTAR など)と、アスリート寄りの RMX(リミックス)シリーズの2層構成でした。inpres UD+2 は番手の表示よりも 2 番手分長い飛距離を狙う設計で、シニア・女性層に長年支持されました。

アイアンも同様に inpres シリーズ(やさしさ重視)と RMX シリーズ(中・上級者向け)の2層構成。RMX シリーズはヘッド単体での販売とシャフトの自由組み合わせができるコンポーネント設計が大きな特徴で、フィッティング前提でクラブを組み立てたいゴルファーに向いていました。価格帯はドライバー単品で6〜10万円、RMX 系のヘッド単体は5〜7万円が中心でした。

契約プロは藤田寛之(長年のフラッグシップ選手、男子レギュラーツアーで複数勝)、有村智恵(女子)など。国内ツアー寄りの選手構成で、PGA ツアーでの存在感は限定的でしたが、国内市場では inpres のシニア向けと RMX のアスリート向けで明確に住み分けたブランドポジションを維持していました。事業終了後は新規購入の選択肢が中古市場に移っており、購入を検討する場合は在庫品 or 中古流通が中心になります。

代表テクノロジー

RMX コンポーネント設計(ヘッド単体販売とシャフト自由組み合わせ)inpres UD+2(番手より2番手分長い飛距離を狙う設計)inpres DRIVESTAR(やさしさ重視のフラッグシップ)音響・振動解析チューニング(楽器メーカーの音響工学を活かしたインパクト音設計)

クラブタイプ別ラインナップ

データで見るヤマハ

ゴルフスケールに登録された全59本のクラブから、ヤマハのスペック分布を市場全体と比較しています。

7番アイアン ロフト分布

市場よりやや短ロフト寄り。飛距離重視の傾向

値が小さいほどストロングロフト=飛び系の傾向

ヤマハ 中央値 29°(25〜33° / n=27)
市場全体 中央値 30°(n=470)
25° アイアン7番 35°

ドライバー 総重量分布

市場中央値より10g以上軽量。シニア・女性向けの振りやすさ重視

軽いほど振りやすく、重いほど球が安定する

ヤマハ 中央値 296g(275〜310g / n=41)
市場全体 中央値 306g(n=2537)
250g ドライバー1番 340g

他メーカーとの比較

## 本間ゴルフとの違い
本間ゴルフが BERES(プレミアム装飾+手作業仕上げ)でシニア・経営者層プレミアムを取りに行くのに対し、ヤマハは楽器メーカー発の振動解析・音響工学を活かしたミドル帯プレミアムというキャラクターでした。価格帯はヤマハ inpres(6〜10万円)と本間 T//WORLD(7〜10万円)が近い帯で、装飾性ではなく機能性で選ぶならヤマハ、装飾+プレミアム素材なら本間という棲み分けでした。ただしヤマハは2024年で新規開発を終了しているため、現時点で新品を選ぶ選択肢としては本間に分があります。

## ゼクシオとの違い
ゼクシオがヘッドスピード35m/s 以下のシニア層に特化した軽量・高弾道設計であるのに対し、ヤマハ inpres はシニア向け(UD系)と中級者向け(DRIVESTAR系)の幅広いターゲット、さらにアスリート向けの RMX を別系統で持つマルチターゲット構成でした。新品で買えるシニア向けという観点では現在はゼクシオが本流、ヤマハは中古市場で選ぶ形になります。

## マジェスティ・ヨネックスとの違い
マジェスティが超プレミアム帯(15〜50万円超)の装飾性ブランドであるのに対し、ヤマハはミドル〜ミドルアッパー帯(6〜10万円)の機能性ブランドでした。ヨネックスもヤマハと同じく国内楽器・スポーツメーカー発の中堅プレミアムで、ヤマハ撤退後は「楽器メーカー発」のカテゴリーで唯一の現行新品ブランドという立ち位置になっています。

契約プロ

藤田寛之有村智恵

よくある質問

ヤマハのゴルフクラブはまだ買える?
ヤマハ株式会社は2024年6月にゴルフクラブ事業からの撤退を発表し、新製品の開発・発売を終了しています。新品の在庫販売は2024年内で終了しており、現在は補修パーツの提供とアフターサービスのみ継続されています。新規購入を検討する場合は中古市場(メルカリ・楽天・専門店)が中心になります。
ヤマハのゴルフクラブの特徴は?
楽器・スポーツ用品の総合メーカーであるヤマハ株式会社(東証プライム: 7951、本社静岡県浜松市)が約40年にわたって展開した国産フルラインブランドでした。楽器メーカーで培った振動解析・音響工学の知見をクラブ設計に応用しており、特に inpres 系のインパクト音と振動制御に独自のチューニングがあったのが特徴です。シニア向けの inpres とアスリート向けの RMX の2層展開でしたが、2024年で新規開発を終了しています。
inpres と RMX の違いは?
inpres(インプレス)はシニア・女性層を主要ターゲットにしたやさしさ重視のシリーズで、UD(飛距離特化)、DRIVESTAR(やさしさ重視)など複数モデル展開でした。RMX(リミックス)はヘッドスピード40m/s 以上の中・上級者向けで、ヘッド単体販売とシャフト自由組み合わせのコンポーネント設計が大きな特徴でした。フィッティング前提で組み立てたい層は RMX が向くシリーズでした。
ヤマハ発動機との関係は?
ヤマハのゴルフ事業を運営していたのは「ヤマハ株式会社(東証プライム: 7951)」で、本社は静岡県浜松市の楽器・スポーツ用品の総合メーカーです。一方の「ヤマハ発動機株式会社(東証プライム: 7272)」はバイク・船外機などの輸送機器を主業とする別法人で、ゴルフ事業は持っていません。両社はかつて同じグループだった経緯がありますが、現在は資本上も別会社です。
RMX のコンポーネントとは?
RMX シリーズは、ヘッドとシャフトを別々に購入して自分で組み合わせるコンポーネント設計を採用していました。ヘッド単体は5〜7万円、シャフトは別途好みのモデルを選び、フィッティング店で組み立ててもらうのが一般的な購入パターン。既製品セット販売とは異なり、自分のスイングデータに合わせてヘッド形状とシャフトを最適化したい競技志向のゴルファーに向いていましたが、2024年の事業終了で新規購入は中古市場に限られます。

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