- 直営店限定で復活した軟鉄鍛造アイアン
- フェースからネックまで一体鍛造の一枚モノ
- 短く浅い重心設計で操作性を追求
ミズノMX FORGED PROアイアンは、直営店限定で復活した軟鉄鍛造の一枚モノ。マイルドスチールS25CMをフェースからネックまで一体で鍛造し、短く浅い重心設計でコントロールされた強い球を狙う。コンパクトな顔と澄んだ打感を求める中上級者向けの一本になる。
MX FORGED PROアイアンは2024年2月20日、ミズノの直営店と公式オンラインショップに限って発売された軟鉄鍛造アイアン。中空構造と複合素材のフェースが主流になったアイアン市場に対し、軟鉄鍛造だけで現代の性能に届かせるという狙いで立ち上がったのがMXラインになる。メーカーは「軟鉄鍛造の打感を求めるゴルファーへ。コンパクトサイズで操作性を追求」というコピーを掲げ、ツアー支給の専用モデルではないが上級者向けという立ち位置を明確にしている。
番手構成は4番からPWまでの7本。5番からPWまでの6本セットを軸に、ロングアイアンを操れる層が4番を単品で足す形が基本になる。同時に発売されたMX-I FORGEDがセミラージサイズでやさしさを担うのに対し、MX FORGED PROはコンパクトサイズで操作性を担う対の関係にある。流通は直営店に絞られ、購入はフィッティングを前提としたカスタムが基本になる。
ヘッド素材は高品質炭素鋼のマイルドスチールS25CM(1025E)。一本の丸棒からフェースからネックまでを一体で成型するミズノ独自の鍛造製法により、打感の生命線である鍛流線がヘッド内部で途切れない。さらにグレインフローフォージドHD製法で打点部の鍛流線を高密度化し、長く響く打球音を生むとメーカーは説明している。
| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | バウンス角 | ライ角 | フェースプログレッション |
|---|---|---|---|---|---|
| #4 | 22° | ✕ | 2.0° | 60.0° | 3.4mm |
| #5 | 25° | ✕ | 2.0° | 60.5° | 3.5mm |
| #6 | 28° | ✕ | 3.0° | 61.0° | 3.6mm |
| #7 | 32° | ✕ | 3.0° | 61.5° | 3.7mm |
| #8 | 36° | ✕ | 4.0° | 62.0° | 3.8mm |
| #9 | 41° | ✕ | 5.0° | 62.5° | 3.9mm |
| #PW | 46° | ✕ | 6.0° | 63.0° | 4.0mm |
| シャフト名 | フレックス | バランス | クラブ重量 (g) | シャフト重量 (g) |
|---|---|---|---|---|
| DYNAMIC GOLD HT DGIS2 HTS2 | S200 | D2 (#4,5,6,7,8,9) / D3 (#PW) | 448.0 g (#7) | 129 g |
本命は、点でグリーンを狙うゴルフを組み立てられる中上級者。短く浅い重心設計とコンパクトな顔が、球を操る意思にそのまま反応する。ロマン派ゴルフ作家の篠原嗣典は「狙い通りの弾道で、狙った距離にキャリーして、狙い通りに止まってくれる」と評しており、技術をスコアに変換したい層の武器になる。
打感と打音を第一に選ぶ層にも向く。同氏は打球音を「濡れた鞭系で残響は最小限」、手応えを「澄んだ水のように濁りがない」と表現する。中空アイアンの打音に馴染めなかった層の受け皿であり、感触そのものを目的に選ぶ価値がある。
逆に、ミスの許容を優先したい層には勧めにくい。芯を外したときの反応がはっきり出るため、寛容性を求めるなら対のMX-I FORGEDが素直な選択。純正もDynamic Gold HTやN.S.PRO MODUS3 TOUR115など重めが中心で、HS40m/s前後には硬く感じる可能性がある。
MX内の住み分けは明快で、MX FORGED PROがコンパクトな顔で操作性を、MX-I FORGEDがセミラージサイズと深めのキャビティでやさしさを担う。どちらも軟鉄鍛造であること自体が選ぶ理由になるラインだ。
対してMizuno Pro 241/243/245系は全国流通の本流プレイヤーズアイアン、JPX系は飛びと寛容性のマス向け。全国流通ならMizuno Pro系、飛びと寛容性ならJPX系、打感と操作性に絞るならMX FORGED PROと切り分けると迷いにくい。
| モデル | 飛距離 | 弾道 | 操作性 | 寛容性 | 打感 | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| MX FORGED PRO | ○ | 中-高 | ◎ | △ | 澄んだ・敏感 | 操作性に振ったコンパクト鍛造 |
| MX-I FORGED | ◎ | 高 | ○ | ○ | 芯のある | やさしさ寄りのセミラージ |
MX FORGED PROはセミキャビティで、7番32度というロフトはクラシカルな設定よりわずかに立ち、パワーが十分でない層でも強い球を運べるように調整されている。ライ角は4番の60.0度からPWの63.0度まで段階的に立ち、フェースプログレッションも4番からPWへ緩やかに増える素直な設定。ミスヒットを救う仕掛けは最小限で、高低・左右の打ち分けに素直に反応する性格が、対のMX-I FORGEDとの一番の違いになる。
市場全クラブの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
ストレート・高弾道 タイプ
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
1位/全794本 (0%・重め)
137位/全697本 (20%・大きい)
同アイアンカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
369位/全425モデル (87%・高め)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| MX FORGED PRO |
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| MX-I FORGED |
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