- グレインフローフォージドHDによる一体鍛造キャビティ
- 番手別最適設計でロングとショートの顔つきを最適化
- ウェッジ番手にフルスコアラインを採用
ミズノMX FORGEDアイアンは2026年6月5日発売の1ピース軟鉄鍛造キャビティ。S25CM(1025E)の一体鍛造で打感を保ちつつ、キャビティ周辺とトウ側に重量を配してミスへの安心感を高めた。MX-I FORGED等と違い一般流通で買えるのも特徴だ。
MX FORGEDアイアンは2026年6月5日発売の1ピース軟鉄鍛造キャビティ。かつてMizuno ProとJPXの間を担った「MX」の名を受け継ぎつつ、直営店限定だったMX-I FORGEDやMX FORGED PROとは違って通常のオンラインストアや取扱店で購入できる一般流通モデルとして登場した。軟鉄鍛造の打感と実戦的なミスへの強さを1本で両立させるのが狙いだ。
ツアープロのフィードバックをもとに番手ごとに異なる形状を採用。No.4〜8はヘッド長をわずかに短くしヒール側の高さを上げてインパクトの再現性を高め、No.9〜PWはトウ側の高さを上げて方向性と距離コントロールを磨く。キャビティ周辺とトウ側に配した余剰重量が打点のブレを受け止めるため、芯を外しても極端な失速が出にくい。
1本の丸棒をフェースからネックまで一体成型するグレインフローフォージドHD製法と、不純物を抑えた軟鉄素材S25CMを組み合わせる。ウェッジ番手のGWとSWにはフルスコアラインとH.M.G(ハイドロフローマイクログルーブ)でウェット時のスピン性能を確保しているとメーカーが説明している。
| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | バウンス角 | ライ角 | フェースプログレッション |
|---|---|---|---|---|---|
| #5 | 24° | ✕ | 2.0° | 61.0° | 1.8mm |
| #6 | 27° | ✕ | 3.0° | 61.5° | 2.0mm |
| #7 | 30° | ✕ | 4.0° | 62.0° | 2.2mm |
| #8 | 34° | ✕ | 5.0° | 62.5° | 2.4mm |
| #9 | 39° | ✕ | 6.0° | 63.0° | 2.6mm |
| #PW | 44° | ✕ | 7.0° | 63.5° | 2.8mm |
| #GW | 50° | ✕ | 8.0° | 64.0° | 3.5mm |
| #SW | 56° | ✕ | 13.0° | 64.0° | 3.9mm |
| シャフト名 | フレックス | バランス | クラブ重量 (g) | シャフト重量 (g) | トルク |
|---|---|---|---|---|---|
| N S PRO 950GH NEO | S | D0 (#5,6,7,8,9,PW) / D1 (#GW,SW) | 418.0 g (#7) | 98.0 g | 1.7 |
本命は、軟鉄鍛造の打感を大事にしながら、ミスへの安心感も手放したくない中級〜中上級者。キャビティ周辺とトウ側に配した余剰重量が打点のブレを受け止める設計のため、極端な飛び系一辺倒のクラブほど振り切る必要はなく、ロングアイアンに苦手意識がある層でも番手ごとの距離感を作りやすい。
実戦での強みは、トゥ寄りのミスに対する粘り強さだ。試打を行ったクラブフィッターの関雅史(通称QP)は、多少打点を外しても球がちゃんと前に運ばれると評し、つかまり・上がりやすさ・曲がりにくさのバランスの良さを挙げている。トップブレードに厚みを持たせつつ処理でシャープさを残しており、大型アイアンにありがちな野暮ったさを感じさせない顔つきも支持されている。
一方で、打感には向き不向きがある。同氏は打球音がやや高めで、ミズノの軟鉄鍛造らしい柔らかさを期待すると印象が異なる場合があると指摘し、寛容性を高めた分だけ意図的に球を操る幅は絞られるとも評している。芯を外したときの手応えそのものを味わいたい層には、コンパクトな顔つきの他モデルのほうが向く。
ミズノのアイアン全体では、飛びと寛容性を主軸に置くJPX系と、操作性と打感を最優先するMizuno Pro系の中間に位置する。JPX 925やJPX S40 FORGEDほどミスに強く仕立ててはいないが、Mizuno Pro 241/243/245のようなシビアな操作系でもない。
かつて同じ立ち位置を担った「MX」の名を受け継ぎつつ、直営店限定だったMX-I FORGEDやMX FORGED PROとは異なる一般流通モデルとして展開されている点も選びやすさにつながる。打感優先ならMizuno Pro系、飛びと寛容性優先ならJPX系、その中間で両方欲しいならMX FORGEDと整理すると迷いにくい。
| モデル | 飛距離 | 弾道 | 操作性 | 寛容性 | 打感 | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| MX FORGED | ○ | 中-高 | △ | ◎ | しっかりめ | 打感と実戦的な寛容性を両立したキャビティ |
評価されるのは寛容性と上がりやすさで、7番30度というロフト設定も飛び系ほどストロングではなく、グリーンで止める高さを残している。一方で操作性は主要な評価項目のなかでは相対的に控えめとの声もあり、小ぶりなヘッドで球を操りたい上級者には物足りなさが出る可能性がある。
市場全クラブの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
ストレート・中弾道 タイプ
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
252位/全1286本 (20%・重め)
665位/全1302本 (51%・普通)
同アイアンカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
759位/全825モデル (92%・高め)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| MX FORGED |
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