- スラント形状のロングネックで高重心化
- ブレードながらフェースバランスに近い挙動
- 現行機は米国特許のライ角調整機構を搭載
クロノスゴルフのARCHONは、スラント形状のロングネックで重心を高くしたブレード。ブレードでありながらフェースバランスに近い挙動を狙った設計で、初代と、ライ角調整機構を得た黒仕上げの現行機ARCHON CORVUS BKの2機種が並ぶ。
ARCHONはクロノスゴルフのブレード群のなかで、ネックの造形によって性格を作り分けた一族だ。ネックを長く取りながらスラント形状に寝かせることで重心を高い位置へ引き上げており、構えやすさと機能性を同じ造形の中で両立させる狙いがはっきりしている。同ブランドの看板ブレードが打感を軸にしているのに対し、こちらは挙動の安定側に振られた立ち位置になる。
ラインは2019年に登場した初代ARCHONと、黒仕上げのコレクションに属するARCHON CORVUS BKの2機種。ロフト2度・ライ角69度・ヘッド重量370グラムという骨格は共通で、初代は鉛を含んだ11L17カーボンスチール、現行機はS303スチールを削り出す。骨格を保ったまま素材と機能を入れ替えたのが世代交代の中身だ。
ヘッドは鋳造も溶接も刻印も行わず、一つの金属塊から削り出す工程で作られる。重心がセンターラインに重なることを全数で確かめる検品も公表されている。現行のARCHON CORVUS BKにはメーカーが米国特許を取得したライ角調整機構が加わり、据わりを自分の構えに合わせ込める余地が生まれた。
| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | ライ角 | ヘッド重量 |
|---|---|---|---|---|
| #Putter | 2.0° | ✕ | 69.0° | 370 g |
| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | ライ角 | ヘッド重量 |
|---|---|---|---|---|
| #Putter | 2.0° | ✕ | 69.0° | 370 g |
フェースの開閉を抑えたい人にまず勧めたいのがARCHONだ。ネックを長く取りつつスラントに寝かせた造形で重心が高くなり、ブレードでありながらフェースバランスに近い振り味に寄る。国内の計測を用いた検証記事でも、軌道が安定しやすい性格として紹介されている。
これから手に入れるなら現行のARCHON CORVUS BKが実質的な選択肢になる。初代は公式サイト上で販売終了となっており、同じ骨格を今の流通で確保できるのは黒仕上げの現行機だけだからだ。加えて米国特許のライ角調整機構が付くぶん、構えの微調整もしやすい。
素材の手触りを最優先するなら初代を探す価値がある。鉛を含んだカーボンスチールはステンレスより素材そのものが軟らかいとメーカーが公表しており、当たりの柔らかさを味わいたい層には初代の質感が響く。中古を含めて探す前提にはなる。
一方で、打点が散る日の直進性まで求めるならシリーズの外に目を向けたい。ARCHONはあくまでブレードで、大型マレットや全方位バランス設計のような自動的なやさしさは狙っていない。同ブランドのマレット系やキャッシュイン系が受け皿になる。
| モデル | 転がり | 打感 | 操作性 | 寛容性 | 構えやすさ | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ARCHON | ○ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | 軟らかい素材で仕上げた初代ロングネック |
| ARCHON CORVUS BK | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ライ角調整機構を備えた黒仕上げの現行機 |
2機種はロフト・ライ角・ヘッド重量が共通で、挙動そのものはほぼ地続きだ。違いが出るのは素材と機能面で、初代は鉛を含んだカーボンスチール由来の軟らかい当たりが持ち味、現行機はS303スチールでやや締まった手応えに変わる代わりにライ角調整機構を持つ。ライ角69度は同ブランドのほかのシリーズより寝ており、手元を低く構える人ほど据わりが合いやすい。
同パターカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
1027位/全1156モデル (89%・高め)
同パターカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| ARCHON |
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| ARCHON CORVUS BK |
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