- 初代はダブルベントで完全フェースバランス
- 現行機はシングルベントで操作性を確保
- フェースはCompass Scoredフェイスで共通
パッティングの基本である一定のリズムを名前に据えたクロノスゴルフのクラシックマレット。ダブルベントで完全なフェースバランスを取った初代と、シングルベントで操作の余地を残した現行のMETRONOME 2.0 SVという2機種で構成される。
METRONOMEはクロノスゴルフのマレット系を代表する一族で、名前はパッティングの基本である一定のリズムに由来する。ブランドの看板ブレードが打点の手応えを読ませる設計なのに対し、こちらはまっすぐ引いてまっすぐ出すストロークを機材側から支える発想で組み立てられている。クラシックなマレットの輪郭を保ちながら、ヘッドをやや重めに振ってストロークを落ち着かせる。
初代METRONOMEは11L17カーボンスチールの削り出しで、一本ずつ調整されたダブルベントシャフトにより完全なフェースバランスを取る。現行のMETRONOME 2.0 SVはS303を削り出し、シャフトをシングルベントへ変更した。フェースバランス一辺倒から、意図的に操作性を残す方向へ舵を切ったのが世代交代の中身だ。ロフトも初代の3度から1度へ立てられている。
初代はアライメントラインをトップブレードとボディに分けて配置し、両者が視覚的につながる位置に目を置くことで構えの正確さを確かめられる仕掛けを持つ。現行機はこれを改め、拳銃の照準器から着想したIron Sightサイトラインを採用した。線を合わせる作法そのものが世代で入れ替わっている点は押さえておきたい。
| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | ライ角 | ヘッド重量 |
|---|---|---|---|---|
| #Putter | 1.0° | ✕ | 70.0° | 365 g |
| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | ライ角 | ヘッド重量 |
|---|---|---|---|---|
| #Putter | 3.0° | ✕ | 70.0° | - |
ストロークのばらつきを機材で抑え込みたい人には初代METRONOMEが向く。一本ずつ調整したダブルベントシャフトで完全なフェースバランスを取っており、まっすぐ引いてまっすぐ出す動きを機材側が保ってくれる。やや重めのヘッドも、切り返しの急がしさを落ち着かせる方向に働く。
反対に、フェースの向きを自分の感覚で微調整したい人にはMETRONOME 2.0 SVが合う。シングルベントへ変えたことでフェースバランス一辺倒ではない、狙いを合わせ込める余地が生まれている。マレットの安心感は保ちつつ、操作の自由度を少し足したい層向けだ。
構えの作法で選ぶ手もある。初代はトップブレードとボディに分かれた線を重ねて視点の位置を確かめる方式、現行機は照準器由来のIron Sightサイトラインを一点に絞る方式だ。目線の管理をしたいか、狙いを一点に集めたいかで好みがはっきり分かれる。
打感を最優先するなら初代を探す価値がある。鉛を含んだ11L17カーボンスチールはステンレスより素材そのものが軟らかいとメーカーが公表しており、当たりの柔らかさを求める層には初代の質感が響く。現行機はS303を削り出すぶん、やや締まった手応えになる。
逆に、フェースを大きく開閉させて距離感を作るタイプにはシリーズ全体が窮屈に感じられる。円弧の大きいストロークを持ち味にする人はブレード系のほうが素直に振れるので、同ブランドのスラントネックやシームレスネックのブレードに目を移したい。
| モデル | 転がり | 打感 | 操作性 | 寛容性 | 構えやすさ | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| METRONOME | ○ | ◎ | △ | ◎ | ○ | 完全フェースバランスのクラシックマレット |
| METRONOME 2.0 SV | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ | シングルベントで操作性を足した現行機 |
同じマレットでも、シャフトの曲げ方が性格を大きく分ける。ダブルベントの初代はフェースの向きが動きにくく、直線的なストロークを機材側が保ってくれる。シングルベントの現行機はわずかにフェースの動きを許す代わりに、狙いを微調整しやすい。ロフトが3度から1度へ立てられたことで、現行機は打ち出し直後の跳ねを抑えて転がりを早める方向にも寄っている。
同パターカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
同パターカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| METRONOME |
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| METRONOME 2.0 SV |
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