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スコアが1打合わない

家に帰って数え直すと、なぜか申告より1打多い

半分ホント ズルではないことが多い。ズレる場所は決まっていて、原因は記憶より数え方のほう

帰りの車の中で、同伴者が言った数字と自分のメモが合わない。家に着いてから指を折って数え直すと、やっぱり1打多い。 心当たりがあるはずです。ただ、これはたぶん記憶の問題ではありません。

スコアが1打合わない原因は、ごまかしではなく、数え方を間違えやすい場面が決まっていることだと示したカード
忘れるのはいつも足すほうで、引くほうではありません

1打合わないのは、たいてい記憶のせいではありません

数え間違いが起きる場所は、だいたい決まっています。18ホールのどこかで起きるのではなく、暫定球を打った直後や、OBのあとや、池のふちで起きます。そこで何打になるのかを知らないまま、次の球を打っている。原因はほとんどこれです。

しかも、ズレはいつも同じ向きに転びます。空振り、拾い上げの罰、暫定球の扱い。どれも間違えると打数が減る方向に傾きます。忘れるのは足すほうで、引くほうではありません。だから家で数え直すと、決まって増える。

競技の世界では、この片寄りがもっとはっきり出ています。提出したスコアが実際より多かったときは、その多いほうがそのまま有効になります。少なかったときは失格です。多く出すのは自由で、少なく出すのだけが致命傷、という作りになっています。

ついでに言うと、合計を出すのはプレーヤーの仕事ではありません。足し算は委員会がやります。間違えても罰はない。責任があるのは、各ホールの数字のほうです。

間違えやすいのは、この5つの場面

打数を間違えやすい5つの場面(暫定球・OBと紛失・空振り・池・拾い上げ)と、それぞれの正しい数え方を並べた一覧
打数が消えるのは、この5場面だけ

打数が消えるのは、次の5つです。

場面 数え方
暫定球 元の球が見つかれば、暫定球で打った分は全部消える
OB・紛失 1罰打を足して、直前に打った場所から打ち直す
空振り 打つつもりで振ったなら1打
池(ペナルティーエリア) 外に出して打つなら1罰打。中からそのまま打つなら罰なし
拾い上げ 認められていない場面で拾えば1罰打

暫定球だけ向きが逆です。元の球が3分の捜索時間内にコースで見つかったら、暫定球に打ったストロークも罰打も、まとめて消えます。逆に見つからなければ暫定球がインプレーになり、そこまでの打数と1罰打が全部生きます。ティーショットのあとに暫定球を打って、元の球が出てこなかった。そのとき暫定球は3打目です。

空振りは「打つ意図があったか」で決まります。当てるつもりで振って空を切ったなら1打。パートナーに順番を譲るためにわざと外したなら、そもそもストロークになりません。ティーアップした球を空振りしたときも1打で、その球はインプレーになります。ただし罰なしに拾い上げて、ティーアップし直せます。

池は「入ったら1打罰」と思われがちですが、そうとは限りません。中から打てるならあるがままで罰はなし。外に出して打つと決めたときに、はじめて1罰打が付きます。

ハンディキャップの計算には、上限がある

大叩きしたホールは、その数字のままハンディキャップに効くわけではありません。1ホールあたりの上限が決まっています。

上限はネットダブルボギーです。そのホールのパーに2打を足して、そこで自分が受けるハンディキャップストロークをさらに足した数。コースハンディキャップ13の人なら、ハンディキャップナンバー5のパー4は7で打ち切りです。10打叩いても、査定に乗るのは7になります。

まだハンディキャップを持っていない人が最初のスコアを出すときは、上限はパー+5打です。

そして適用するホール数に制限はありません。18ホール全部が上限に当たっても構いません。1日の事故で指数が壊れないように、最初からそう作られています。「今日は崩れたから提出はやめておく」は、たいてい取り越し苦労です。上限のほうが先に効きます。

コンペと私的ラウンドで、扱いが違う

ハンディキャップに出せるスコアには条件があります。私的なラウンドでも出せます。ただし、承認されたプレー形式でプレーすること、マーカーになれる人が最低1人は一緒に回っていること、規則に従ってプレーすること、レーティングのあるコースであること。そして18ホールとして出すなら最低14ホール、9ホールとして出すなら最低7ホールを終えていることが要ります。

扱いが割れるのはここからです。OBのときに直前の場所まで戻らず、前に進んでプレーを続けられるようにするローカルルールがあります。2罰打です。これはカジュアルなラウンドや仲間内のコンペのために用意されたもので、技量の高いプレーヤーに限られた競技には妥当ではない、とはっきり書かれています。同じOBでも、その日の場が違えば打数が変わるわけです。

OKをもらってホールアウトしなかったホールも、書けないわけではありません。書き方が決まっています。最も可能性の高いスコアと、ネットダブルボギーの、少ないほうを入れます。

正確に数えると、何が変わるのか

正確に数えると、次に直す場所が決まります。

1打合わないスコアは、合計が1つずれているだけに見えて、中身がずれています。暫定球の1打を落としているなら、それはティーショットが曲がった記録です。拾い上げの罰を落としているなら、それはライの判断を誤った記録です。数えないと、その日の失点がどこで出たのかが手元に残りません。自分の弱点は、数えた人にしか見えない。

上限の話も同じところにつながります。形式が認めているなら、ネットダブルボギーに届いた時点で球を拾い上げて次へ進んでかまいません。進行も速くなり、査定にも響かない。そのホールで粘る理由は、あまりありません。

正しく数えたスコアは、たぶん思っていたより少しだけ悪いです。そのかわり、次に何を練習すればいいのかが、はじめて数字で見えます。1打の差はそこにあります。

よくある質問

暫定球を打ったときは何打になりますか?

元の球が見つかったかどうかで変わります。3分の捜索時間内にコースで見つかれば、その球をあるがままにプレーし、暫定球で打ったストロークと罰打はカウントしません。見つからなければ暫定球がインプレーの球になり、1罰打を含めてそこまでの打数が全部生きます。ティーショットのあとに暫定球を打って元の球が出てこなければ、暫定球は3打目です。

空振りは1打に数えますか?

当てるつもりで振ったなら1打です。ストロークは「球を打つために行われるクラブの前方への動き」なので、意図があった以上、当たっていなくてもストロークになります。逆に、ダウンスイングの途中で打たないと決めてヘッドを止めた場合や、意図して球の下を振り抜いた場合はストロークになりません。素振りで偶然当たった場合も同じです。

OBのあとはどこから何打目で打ちますか?

1罰打を足して、直前に打った場所から打ち直します。ティーショットがOBなら次は3打目で、打つ場所はティーイングエリアです。3分探して見つからない紛失球も同じ扱いになります。コースが「ストロークと距離に代わる選択肢」のローカルルールを採用している場合だけ、2罰打で前方から続けられます。

ハンディキャップに使うスコアに上限はありますか?

あります。ネットダブルボギー、つまりパー+2打に、そのホールで受けるハンディキャップストロークを足した数が1ホールの上限です。ハンディキャップをまだ持っていない人が最初に出すスコアはパー+5打。適用するホール数に制限はないので、大叩きが並んだ日でも指数が壊れることはありません。

コンペで合計を間違えたら失格ですか?

合計の計算はプレーヤーの責任ではないので、そこを間違えても罰はありません。委員会が加算します。責任があるのは各ホールの数字のほうで、実際より少ないスコアを提出すると失格になります。多いスコアを提出した場合は、その多いほうがそのまま有効です。

ほかのあるある

出典

最終更新: 2026-08-30