Nick Faldo ・ ニック ファルド
メジャー6勝、完璧主義の英国の名手。
ニック・ファルド ― 完璧主義でスイングを作り変え、世界の頂点へ昇った英国の鉄人 物語・名場面・人物像を読む →1957年7月18日、イングランド・ウェルウィンガーデンシティ生まれ。14歳のとき1971年マスターズのテレビ中継を見て golf を始め、1975年にアマチュアで10勝を挙げて翌年プロ転向した。早くからライダーカップで活躍する一方、メジャーでは勝ち切れず、完璧主義の性格から1984年にコーチのデビッド・レッドベターを迎えてスイングを抜本改造。3年の不振を経て生まれ変わったスイングで、1987年全英オープン(ミュアフィールド)を制した。以後1995年までにメジャー6勝を積み上げ、1990年全英オープン(セントアンドリュース)では18アンダー270の圧勝、1996年マスターズではグレッグ・ノーマンに6打差を最終日67で逆転するなど数々の名勝負を演じた。11大会連続のライダーカップ出場でも知られ、2009年にナイトの称号を受けた。
けっして飛ばし屋ではなかったが、レッドベターと作り上げた反復性の高いスイングと卓越した距離感、緻密なコースマネジメントを武器に、メジャーの大舞台で力を発揮した。一貫性と精神的タフさは golf 史でも屈指で、僅差やプレーオフでの接戦を幾度も制した。穏やかで美しいスイングと冷静沈着なゲーム運びが、長身の名手の代名詞となった。