ACN ツアーは、JGTO (日本ゴルフツアー機構) が主催する国内男子の下部 (2部) ツアーです。源流は「JGTO チャレンジトーナメント」で、2018〜2024 年は「ABEMA ツアー」として親しまれ、2025 年から ACN ホールディングスの冠で「ACN ツアー」となりました。年間ランキングの上位選手は翌シーズンの JGTO レギュラーツアー出場権をつかめるため、若手やシード落ち選手にとっての“登竜門”です。中島啓太や比嘉一貴ら、ここを足がかりに賞金王まで駆け上がった選手も少なくありません。本記事では「ACN ツアーとは何か」から歴史・スケジュール・出場権・視聴方法までをやさしく整理します。
| 順位 | 選手 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 杉原 大河 | 4050000.00 |
| 2 | 木村 太一 | 3004285.00 |
| 3 | 宇喜多 飛翔 | 2997563.00 |
| 4 | 大内 智文 | 2908406.00 |
| 5 | 内山 遥人 | 1913750.00 |
| 6 | 小田 祥平 | 1604813.00 |
| 7 | 杉山 知靖 | 1532500.00 |
| 8 | 安保 卓哉 | 1443000.00 |
| 9 | チョウ ラクヒョン | 1192500.00 |
| 10 | 和田 章太郎 | 1125000.00 |
ACN ツアー (エーシーエヌツアー) は、JGTO (日本ゴルフツアー機構) が主催する国内男子の下部 (2部) ツアーです。正式なカテゴリー名は「チャレンジトーナメント」で、シード権を持たない若手やシード落ちの選手が、レギュラーツアー (1部) の出場権をかけて戦う育成・登竜門の舞台と位置づけられています (JGTO 公式)。
JGTO には1部の「ツアートーナメント (レギュラーツアー)」と2部の「チャレンジトーナメント」があり、後者の冠スポンサーが2025年から株式会社 ACN ホールディングスに決まったことで、通称が「ACN ツアー」になりました (みんなのゴルフダイジェスト)。「旧 ABEMA ツアー」と呼ばれることも多く、本記事でも併記します。
年間13試合前後 (2026年は13試合) と、20試合超のレギュラーツアーより規模は小さいものの、JGTO ツアーメンバーの過半数がここを主戦場とするとされ、男子ゴルフの裾野を支える重要なステージです。
下部ツアーの源流は、日本プロゴルフ協会 (JPGA) 時代の若手育成大会「グローイングツアー」にさかのぼります。1999年に JGTO が発足してからは「JGTO チャレンジトーナメント」として年15試合前後が組まれてきました (ABEMAツアー (Wikipedia))。
2018年にインターネットテレビ局 AbemaTV が特別スポンサーとなり「AbemaTV ツアー」に。2022年から表記が「ABEMA ツアー」へと改められ、2018〜2024年の7シーズンにわたって定着しました。2020年は新型コロナの影響で開幕が9月まで遅れ、2020〜2021年を“2年シーズン”として運営した経緯もあります。
2024年5月に ABEMA との契約終了が発表され、2025年からは ACN ホールディングスの冠で「ACN ツアー」として再出発しました (GDO)。この移行に合わせて、後述のポイントランキング制の導入や配信プラットフォームの変更といった大きな改革も行われています。
| 期間 | 通称 |
|---|---|
| 〜2017年 | JGTO チャレンジトーナメント |
| 2018〜2024年 | ABEMA (AbemaTV) ツアー |
| 2025年〜 | ACN ツアー |
ACN ツアーは例年4月に開幕し、10月の最終戦まで行われます。2026年シーズンは開幕戦「Novil Cup」から最終戦まで全13試合が組まれています (2026年度 ACN ツアースケジュール (GDO)、ALBA Net)。
1試合は予選カットを挟む3日間競技が基本で、賞金総額は1試合あたり1500万〜2000万円規模です。1試合1億円超の大会も多いレギュラーツアーと比べると小さく、おおむね3分の1程度の規模感になります。シーズンが進むほど年間ランキング上位争いが白熱し、終盤の最終戦で決着がつく構図です。
年間王者の決め方は、2025年から大きく変わりました。それまでの賞金額そのものを競う方式から、各大会で順位に応じたポイントを与える「ポイントランキング制」へ移行したのです (みんなのゴルフダイジェスト)。世界の主要ツアー (PGA TOUR・DP World Tour など) に倣い、大会ごとの賞金総額や天候に左右されない“公正な競争”を狙ったものです。
ポイントは、最終戦を除く各大会で一律の「ベーシックポイント」 (優勝540pt・2位270pt・3位195pt…) が配分され、最終戦のみ1.5倍の「チャレンジポイント」 (優勝810pt) が与えられます。賞金額の順位ともほぼ連動するため、下の賞金ランキングも実力の目安になります。
そして最大の意味は昇格です。年間ランキング1位の選手は翌季 JGTO レギュラーツアーの1年間出場優先権を、2〜20位の選手は翌季前半戦 (リランキング第1回まで) の出場優先権を獲得します (ABEMAツアー (Wikipedia))。つまり上位約20名にレギュラー昇格の道が開く、まさに登竜門です。
以下は今季 (最新 snapshot) の ACN ツアー賞金ランキングです。
| 順位 | 選手 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 杉原 大河 | 4050000.00 |
| 2 | 木村 太一 | 3004285.00 |
| 3 | 宇喜多 飛翔 | 2997563.00 |
| 4 | 大内 智文 | 2908406.00 |
| 5 | 内山 遥人 | 1913750.00 |
| 6 | 小田 祥平 | 1604813.00 |
| 7 | 杉山 知靖 | 1532500.00 |
| 8 | 安保 卓哉 | 1443000.00 |
| 9 | チョウ ラクヒョン | 1192500.00 |
| 10 | 和田 章太郎 | 1125000.00 |
ACN ツアーに出るには、主に次のルートがあります (ジャパンゴルフツアー QT 公式、ABEMAツアー (Wikipedia))。
なお2025年からは、レギュラーツアーのシード選手も、レギュラーの空き週 (オープンウィーク) に限り推薦枠 (最大5名) で出場できるようになりました。ただしこの場合は賞金は支払われてもポイントは付かず、優勝特典も与えられない仕組みです (みんなのゴルフダイジェスト)。
ACN ツアーは、開幕戦「Novil Cup」で幕を開けます (2025・2026年とも開幕戦)。シーズン中盤には「太平洋クラブチャレンジトーナメント」など歴史ある大会が並び、終盤の山場は最終戦「ディライトワークス JGTO ファイナル」 (茨城・取手国際ゴルフ倶楽部 東コース) です (ALBA Net)。
最終戦は賞金総額2000万円とツアー最大規模で、ポイントも1.5倍。年間ランキングの最終決着がここでつくため、レギュラー昇格をかけた選手たちの“崖っぷち”の戦いが最大の見どころになります。
ACN ツアー (旧 ABEMA ツアー) は、のちにレギュラーツアーで活躍するスター選手を数多く輩出してきました。
こうした「下部ツアーからの巣立ち」のストーリーこそ、ACN ツアーを追う醍醐味です。若手の名前を今のうちに覚えておくと、数年後のレギュラーツアーがいっそう楽しめます。
ABEMA ツアー時代は動画配信サービス「ABEMA」で中継されていましたが、2025年の ACN ツアー移行にともない、JGTO 公式 YouTube チャンネル「JGTO TV」での無料ライブ配信が中心になりました (みんなのゴルフダイジェスト)。最終戦などはスポーツナビでもライブ配信されています (スポーツナビ)。試合結果や速報は、JGTO 公式サイトのほか GDO や ALBA Net などのゴルフ専門サイトでも確認できます。
ACN ツアーで結果を残した選手の昇格先が、JGTO のレギュラーツアー (1部) です。年間ランキング上位約20名がレギュラー出場権を得て、さらに上を目指します。逆にレギュラーでシードを失った選手が ACN ツアーに戦いの場を移すことも多く、1部と2部は地続きの関係にあります。プロを目指す道としては、JGTO のクォリファイングトーナメント (QT) が共通の入口になります。
実体は同じ JGTO の下部 (チャレンジ) ツアーです。冠スポンサーが ABEMA (2018〜2024年) から ACN ホールディングス (2025年〜) に変わり、通称が『ACN ツアー』になりました。
年間ランキング1位が翌季の1年間出場優先権、2〜20位が前半戦の出場優先権を獲得します。つまり上位約20名にレギュラー昇格の道が開きます (年により細部は変動)。
JGTO のクォリファイングトーナメント (QT) 通過や主催者推薦枠などの資格があれば出場できます。推薦枠で出場するアマチュア選手もいます。
両者とも下部ツアーを足がかりにした代表例です。比嘉は2018年に下部ツアーで優勝してシード入りし2022年に賞金王、中島は2022年プロ転向後に台頭し2023年に賞金王へと駆け上がりました。
1試合の賞金総額は1500万〜2000万円規模で、レギュラーツアーのおおむね3分の1程度です。2025年からは賞金額ではなくポイント (優勝540pt、最終戦は1.5倍) で年間王者を決めます。
2025年導入のポイントランキングで決まります。各大会の順位に応じてポイントが付き、最終戦のみ1.5倍。賞金額の順位ともほぼ連動します。
最終更新: 2026-06-01