- CNCミリングフェースとエッジの立った溝でスピンを確保
- 重量を上下に振り分けた高重心設計でばらつきを抑制
- Special Tuningは溝がルール適合外の56度専用
リョーマゴルフが8年ぶりのアイアン刷新と同時に投入したウェッジがSPN。マイルドステンレス鍛造ボディとCNCミリングフェースを組み合わせ、48度・52度・56度を展開する。56度には溝がルール適合外のSPNウェッジSpecial Tuningも用意される。
リョーマゴルフは「飛ぶのに止まる、しかも曲がらない」を掲げるブランドで、SPNはその思想をウェッジに持ち込んだ新シリーズにあたる。2026年4月に発表され、8年ぶりに刷新されたアイアンと同時に5月22日から店頭に並んだ。飛距離を狙う道具ではなく、狙った距離を再現するための一本という位置付けで、形状もオーソドックスな輪郭にまとめられている。
ロフトは48度・52度・56度の3種類で、バウンスは48度と52度が10度、56度が12度。ストロングロフト化したアイアンの下を埋める48度から、バンカーまで任せる56度までを1本ずつ選ぶ構成だ。これに加えて56度だけは溝がルール適合外のSpecial Tuningが並行して用意されるため、同じロフトで適合と非適合を選び分けられる。
ヘッドはマイルドステンレスの鍛造で、フェースはCNCミリングによって仕上げられる。ソールとトップブレードの上下に重量を振り分けた高重心設計により、打点がぶれてもスピン量と距離のばらつきを抑えることを狙う。ソールは縦方向に丸みを持たせてあり、傾斜やラフからの抜けにも配慮されている。
| ロフト角 | 左利き対応 | バウンス角 | ライ角 | フェースプログレッション |
|---|---|---|---|---|
| 48° | ✕ | 10° | 63.75° | 5mm |
| 52° | ✕ | 10° | 64° | 5mm |
| 56° | ✕ | 12° | 64° | 6.5mm |
| シャフト名 | 素材 | 番手 | バンス角 | フレックス | バランス | クラブ重量 (g) | シャフト重量 (g) | トルク | キックポイント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| TOUR AD Ri WEDGE | カーボン | 48,52,56 | 10° (#48,52) / 12° (#56) | S | D3 | 448 g (#48,52) / 450 g (#56) | - | - | - |
| TOUR AD Ri WEDGE | カーボン | 48,52,56 | 10° (#48,52) / 12° (#56) | SR | D2.5 | 416 g (#48,52) / 419 g (#56) | - | - | - |
| TOUR AD Ri WEDGE | カーボン | 48,52,56 | 10° (#48,52) / 12° (#56) | R | D1 | 400 g (#48,52) / 404 g (#56) | - | - | - |
| BEYOND POWER i WEDGE | カーボン | 48,52,56 | 10° (#48,52) / 12° (#56) | ∞ | D0 | 391 g (#48,52) / 393 g (#56) | - | - | - |
| BEYOND BLACK i WEDGE | カーボン | 48,52,56 | 10° (#48,52) / 12° (#56) | ∞ | D0 | 382 g (#48,52) / 384 g (#56) | - | - | - |
| シャフト名 | バンス角 | フレックス | バランス | クラブ重量 (g) | シャフト重量 (g) | トルク |
|---|---|---|---|---|---|---|
| N S PRO MODUS3 TOUR 110 | 10° (#48,52) / 12° (#56) | S | D3 | 452 g (#48,52) / 455 g (#56) | 110.0 g | 1.6 |
| シャフト名 | バンス角 | フレックス | バランス | クラブ重量 (g) | シャフト重量 (g) | トルク |
|---|---|---|---|---|---|---|
| N S PRO 950GH NEO | 10° (#48,52) / 12° (#56) | S | D3 | 447 g (#48,52) / 450 g (#56) | 98.0 g | 1.7 |
| ロフト角 | 左利き対応 | バウンス角 | ライ角 | フェースプログレッション |
|---|---|---|---|---|
| 56° | ✕ | 12° | 64° | 6.5mm |
| シャフト名 | 素材 | 番手 | バンス角 | フレックス | バランス | クラブ重量 (g) | シャフト重量 (g) | トルク | キックポイント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| TOUR AD Ri WEDGE | カーボン | 56 | 12° | S | D3 | 450 g | - | - | - |
| TOUR AD Ri WEDGE | カーボン | 56 | 12° | SR | D2.5 | 419 g | - | - | - |
| TOUR AD Ri WEDGE | カーボン | 56 | 12° | R | D1 | 404 g | - | - | - |
| BEYOND POWER i WEDGE | カーボン | 56 | 12° | ∞ | D0 | 393 g | - | - | - |
| BEYOND BLACK i WEDGE | カーボン | 56 | 12° | ∞ | D0 | 384 g | - | - | - |
| シャフト名 | バンス角 | フレックス | バランス | クラブ重量 (g) | シャフト重量 (g) | トルク |
|---|---|---|---|---|---|---|
| N S PRO MODUS3 TOUR 110 | 12° | S | D3 | 455 g | 110.0 g | 1.6 |
| シャフト名 | バンス角 | フレックス | バランス | クラブ重量 (g) | シャフト重量 (g) | トルク |
|---|---|---|---|---|---|---|
| N S PRO 950GH NEO | 12° | S | D3 | 450 g | 98.0 g | 1.7 |
アイアンのロフトが立っていてPWの下が空いている層には48度が効く。バウンスは控えめに設定されており、フルショットで距離を作る番手として組み込みやすいため、ストロングロフトのアイアンセットとの間を素直につなげる。
52度は距離感を最も要求される中間の一本になる。ソールとトップブレードに重量を振り分けた高重心設計により、打点が上下にぶれてもスピンと距離が暴れにくいことを狙っており、フルショットとハーフショットの両方を任せたい層に向く。
56度はバンカーとグリーン周りの主役だ。バウンスが1段大きく、ソールに縦の丸みを持たせているため、砂やラフでもソールが跳ねて刃が刺さりにくい。CNCミリングのフェースと立った溝でスピンを確保しており、高さで止める球も作りやすい。
Special Tuningは同じ56度でありながら溝がルール適合外の仕様になる。競技には使えない代わりにスピン性能に全振りしたモデルで、プライベートラウンド中心で止まる球を優先したい層に向く。競技に出るなら適合の56度を選ぶことになる。
3本の住み分けは明快で、距離を作るのが48度、距離を合わせるのが52度、止めにいくのが56度という並びになる。アイアンのPWのロフトを確認したうえで、48度から等間隔に並ぶかを基準に本数を決めるのが分かりやすい。
| モデル | スピン | 弾道 | 操作性 | 寛容性 | 抜け | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| SPNウェッジ48度 | ○ | 中-低 | ○ | ◎ | ○ | アイアンの下を埋めるつなぎ役 |
| SPNウェッジ52度 | ◎ | 中 | ◎ | ○ | ○ | フルショットも小技もこなす中間役 |
| SPNウェッジ56度 | ◎ | 高 | ◎ | ○ | ◎ | バンカーまで任せる主力ロフト |
| SPNウェッジSpecial Tuning 56度 | ◎ | 高 | ◎ | ○ | ◎ | 溝が適合外のスピン特化仕様 |
3つのロフトは同じヘッド設計を共有し、バウンスだけが56度で1段大きく設定されている。48度と52度は距離を合わせる用途、56度は高さとスピンで止める用途という役割分担で、Special Tuningは56度と同形状のまま溝の仕様だけを変えたモデルにあたる。適合と非適合が同じ顔で並ぶため、練習ラウンドと競技で入れ替える使い方もしやすい。
同ウェッジカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
同ウェッジカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| SPNウェッジ48度・52度 |
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| SPNウェッジ56度 |
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| SPNウェッジSpecial Tuning 56度 |
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