- 落下角フォーカスでグリーンに止まる球筋を狙えるアイアン用カーボン
- カーボン・メタル・ラバーの複合構造でスチール並みのバランスと粘りを両立
- 軽量からハードヒッター向けまで 5 重量帯を中元調子で揃える
2023 年 7 月発売のフジクラ製アイアン用カーボンシリーズで、2012 年の MCI 以来の新作アイアンシャフトとして登場した。ツアー会場での試打で 30 種以上のプロトタイプから絞り込み、製品版はマイクラブ比で平均的に落下角がつく結果が得られたと公式が公表している。渋野日向子ら国内女子ツアー選手の使用で話題となり、発売直後から大きな反響を得たシリーズだ。
ラインナップは TRAVIL IRON 75 / 85 / 95 / 105 / 115 の 5 機種で、後追いで 2024 年 3 月に軽量の 75 が追加された。全機種が 中元調子で統一されており、軽量モデルほどトルクが大きくマイルドな挙動、重量モデルほど低トルクでシャープな挙動に振り分けられている。ヘッドスピード帯と切り返し強度で重量を選ぶ設計だ。
メタルコンポジットテクノロジーで重心位置を整えスチール並みのバランスを確保し、ラバーコンポジットテクノロジーのゴム層がしなり戻りを緻密に制御してソフトな打感を生む。カーボン層は Tour Ability Structure を採用し、手元剛性を抑えつつ先端剛性を高めた構成だ。
| モデル | 重量帯 | フレックス展開 | 適合クラブ | 調子 |
|---|---|---|---|---|
| TRAVIL IRON 75 | 70g 帯 | R / S | アイアン / ユーティリティ | 中元調子 |
| TRAVIL IRON 85 | 80g 帯 | R / S | アイアン / ユーティリティ | 中元調子 |
| TRAVIL IRON 95 | 90g 帯 | R / S | アイアン / ユーティリティ | 中元調子 |
| TRAVIL IRON 105 | 100g 帯 | S / X | アイアン / ユーティリティ | 中元調子 |
| TRAVIL IRON 115 | 110g 帯 | S / X | アイアン / ユーティリティ | 中元調子 |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| R | 86.5 g | 2.7 | 中元 | 35.5〜39.0" |
| S | 88.0 g | 2.7 | 中元 | 35.5〜39.0" |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| R | 97.0 g | 2.3 | 中元 | 35.5〜39.0" |
| S | 99.0 g | 2.3 | 中元 | 35.5〜39.0" |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| S | 108.0 g | 2.2 | 中元 | 35.5〜39.0" |
| X | 110.0 g | 2.2 | 中元 | 35.5〜39.0" |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| S | 118.0 g | 2.0 | 中元 | 35.5〜39.0" |
| X | 120.0 g | 2.0 | 中元 | 35.5〜39.0" |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| R | 75.5 g | 2.9 | 中元 | 35.5〜39.0" |
| S | 77.0 g | 2.9 | 中元 | 35.5〜39.0" |
| モデル | 弾道高さ | つかまり | しなり感 | 打感 | 振り抜き | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| TRAVIL IRON 75 | 高 | ○ | マイルド | しっとり | ◎ | シニア・軽量派のエントリー |
| TRAVIL IRON 85 | 中-高 | ○ | マイルド | しっとり | ○ | カーボン入門の定番 |
| TRAVIL IRON 95 | 中 | ○ | 中庸 | しっとり | ○ | HS 中盤の万能型 |
| TRAVIL IRON 105 | 中 | △ | シャープ | しっかり | ○ | 中上級の操作系 |
| TRAVIL IRON 115 | 中-低 | △ | シャープ | しっかり | ◎ | ハードヒッター・競技向け |
シリーズ全体で先端剛性が高めに振られており、上から狙って止める弾道設計が共通の核。軽量側ほどゴム層のマイルドさが前に出て扱いやすく、重量側ほどシャープで打ち込みに応えるレスポンスが立ってくる傾向が試打レポートで共通して指摘されている。
軽量帯で入りやすいモデルを探すゴルファーには TRAVIL IRON 75 が筆頭候補となる。ドライバーシャフトが軽量帯で重量フローを揃えたいシニアや女性、スチール特有の硬さに疲れを感じてきた層に向く。やや余裕を持って振りたい中級者には TRAVIL IRON 85 が無理なく扱える重量感だ。
平均的なヘッドスピードでスチールからの乗り換えを検討するアマチュアには TRAVIL IRON 95 がバランス型としてはまりやすい。みんなのゴルフダイジェストでクラブナビゲーター・吉田朋広は、振動数だけでスペックを決めず切り返しのイメージで重量帯を決めるべきだと指摘しており、95 はその柔軟性が効くレンジに位置する。
操作性と打ち込み感を両立させたい中上級者には TRAVIL IRON 105、ツアー指向で叩いていけるハードヒッターには TRAVIL IRON 115 が定番の選択肢になる。ゴルフサプリで野村タケオは「予想以上にしっかり感がある」とコメントしており、スチールからの乗り換え時はワンランク軽い重量帯を試す価値があると評している。
シリーズ内の住み分けを整理すると、75 / 85 はスチールが重いと感じる層、95 は中庸でリシャフトの定番、105 / 115 は競技志向で打ち込めるプレーヤーという対応関係になる。いずれの重量帯も中元調子で挙動の傾向は揃っているため、番手間で重量を変えても感覚の連続性が崩れにくいのもシリーズの利点だ。
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
ストレート・中弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
ストレート・中弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
フェード寄り・中弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
フェード寄り・低弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
ストレート・中弾道 タイプ(フレックス平均)
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| TRAVIL IRON 75 |
|
|
| TRAVIL IRON 85 |
|
|
| TRAVIL IRON 95 |
|
|
| TRAVIL IRON 105 |
|
|
| TRAVIL IRON 115 |
|
|