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ゴルフ会員権のメリット・デメリット

会員権は「持てば得」でも「無駄」でもありません。メンバーになると、料金・予約・競技参加・ホームコースという居場所など、ビジターでは手に入らない価値が得られます。一方で年会費という固定費や、経営リスク・売却時の目減りといった負担もあります。ここでは良い面と負担の両方を、できるだけ具体的に並べて判断材料にします。

これだけ覚えればOK

  • 最大のメリットは予約と料金。優先予約でホームコースの土日枠が取りやすくなり、プレー料金も会員価格で割安になります。
  • 競技とHCで上達の場ができる。月例競技やクラブ選手権に出られ、所属倶楽部として公式ハンディキャップも取得できます。
  • 「居場所」ができる。専用ロッカー・練習環境・顔なじみとの交流など、通うほど価値が積み上がります。
  • 最大のデメリットは固定費とリスク。使っても使わなくても年会費がかかり、経営悪化時の預託金カットや売却時の値下がりもあり得ます。
  • 向き不向きがはっきりする。特定コースに何度も通う人には価値が大きく、あちこち気ままに回りたい人には負担が勝ちがちです。

メリット(メンバーになると変わること)

会員になると、次のような価値が得られます。ビジターとの差を具体的に見てみましょう。

1. プレー料金が会員価格になる

ビジターより明確に安い会員料金でプレーできます。特に土日祝はビジター料金との差が大きく、回数が多いほど差額が積み上がります。

2. 予約が取りやすくなる

会員は一般開放より早いタイミングで予約でき、優先枠も使えます。人気コースほど「そもそもビジターでは予約が取れない」ことがあり、予約力そのものが会員の価値になります。

3. 競技に参加できる

月例競技・クラブ選手権・理事長杯などに参加でき、真剣勝負の場で腕を磨けます。ビジターは原則これらに参加できません。

4. 公式ハンディキャップの拠点になる

所属倶楽部として、JGA/USGAハンディキャップインデックスを取得・維持できます。競技ゴルフの前提となる公式HCの「ホーム」ができます。

5. 専用ロッカー・練習環境・居場所

専用ロッカーや会員向けの練習環境、顔なじみのスタッフやメンバーとの交流など、「通うほど居心地が良くなる」価値が生まれます。

項目 会員(メンバー) ビジター
プレー料金 会員価格で割安 割高
予約 優先・早期予約 空き枠のみ
競技参加 月例・選手権に参加可 原則不可
公式HC 所属倶楽部で取得・維持 別途取得が必要
ロッカー・交流 専用・コミュニティあり 都度利用

デメリット・負担(正直なところ)

良い面だけでなく、負担も正直に押さえておきましょう。

1. 年会費という固定費

会員でいる限り、プレー回数に関わらず年会費がかかります。行かない年でも発生するため、使わないと割高になる構造です。

2. まとまった初期費用

会員権本体の価格に加え、名義書換料・取引手数料・消費税がかかります。物件によっては本体以外の費用が大きな割合を占め、短期で手放すと回収前に手数料負けすることがあります。

3. 経営リスク(預託金カット)

預託金制では、経営が破綻・民事再生になると預託金が大幅カットされることがあります。実際に十和田国際CC(2016年)で85%カット、池田CC(2019年申請)で96.5%カットという再生計画が報じられています。

4. 売却時の目減り・流動性

相場は上下し、買ったときより安く手放すこともあります。人気の低いコースは買い手が付きにくく、売りたいときにすぐ売れないこともあります。

5. コースが1つに縛られやすい

ホームコース中心になるため、いろいろなコースを気ままに回りたい人には自由度が下がって感じられることがあります。

負担 中身 効いてくる人
年会費 使わなくても毎年発生 年数回しか行かない人
初期費用 名義書換料・手数料・消費税 短期で手放す人
経営リスク 破綻時の預託金カット 経営の弱いコースを選んだ人
流動性 売りたい時に売れない 不人気コースを買った人

向く人・向かない人

メリットとデメリットを踏まえると、向き不向きははっきりします。

向いている人

  • 特定エリアのコースで、年に何度もラウンドする人
  • 土日の予約を安定して取りたい人
  • 競技に出たい・公式HCの拠点が欲しい人
  • 決まったホームコースで人間関係や居場所を持ちたい人

向かない人(別の選択肢が合う人)

  • 年に数回しかゴルフに行かない人
  • いろいろなコースを気ままに回りたい人
  • 初期費用や年会費の固定費を持ちたくない人

向かない側に当てはまる場合でも、平日会員・週日会員やサブスク(月定額プレー)など、負担を抑えた選択肢があります。まずは「自分がいつ・どれくらい行くか」を数字にしてみるのが近道です。

よくある質問

会員権を持つと、年にどれくらい行けば元が取れますか?

コースのビジター料金・会員料金・年会費・初期費用によって変わります。ざっくり言えば、ビジターとの1回あたりの料金差で年会費と初期費用を割った回数が分岐点です。具体的な回数は損益分岐シミュレーターで、コースの相場を入れて計算できます。

会員になると予約は本当に取りやすくなりますか?

多くのコースで会員は一般開放より早く予約でき、優先枠もあります。人気コースほど「ビジターでは土日がほぼ取れない」ため、予約力そのものが会員の大きな価値になります。取りやすさの度合いはコースの人気と会員数によります。

使わない年があると損ですか?

年会費は使わなくても発生するため、行かない年は割高になります。長期の出張・けが・ライフステージの変化などで通えない時期があるなら、固定費が重くのしかかる点を織り込んで判断してください。

会員権のデメリットで一番大きいものは何ですか?

経営リスクと流動性です。特に預託金制では破綻時に預託金が大幅カットされることがあり、実例では85%〜96.5%といった規模の再生計画が報じられています。値下がりしにくいコースを選ぶことが、デメリットを抑える最大の対策です。

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出典

最終更新: 2026-07-11