- ステップレス設計を採用したスチール定番シャフト
- 5.0/5.5/6.0/6.5/7.0 のナンバリングフレックスで重量と硬度を体系化
- Dynamic Gold とは異なる挙動で低スピン・強弾道を志向
PROJECT X はトゥルーテンパー社のスチールアイアン用ステップレスシャフトで、源流は Kim Braly が Royal Precision 社(米コネチカット州拠点)で開発した Rifle 系シャフトにあり、1990 年代の買収を経て Royal Precision として体系化された後、2006 年にトゥルーテンパーが同社を買収して PROJECT X を含む技術と特許を引き継いだ流れだ。Dynamic Gold と並ぶスチール基準シャフトに位置付けられ、Rory McIlroy が 2007 年のプロ転向以降ほぼ一貫して PROJECT X 系を使い続けているなど、PGA ツアーで長く採用されてきた歴史的シリーズだ。
原型の PROJECT X は 5.0 から 7.0 までの 0.5 刻みナンバリングフレックスで展開され、110g 帯から 130g 帯までを段階的に網羅する。重量管理を行い振動数管理ではない点が独自で、フレックス番号が大きくなるほど重量と硬度が同時に増す設計だ。2025 年発売の PROJECT X RED は同フレックスで原型より軽量化された派生で、5.5/6.0/6.5 の 3 フレックスを 100g 帯から 120g 帯で展開している。
シリーズ全体で段差を排除した連続テーパーが中核技術で、各番手ごとに最適化されたテーパー角を持たせて番手間でしなり位置を揃える設計思想だ。手元側から先端側まで剛性が高く、特に先端剛性を確保することでフェース面の安定性とロースピンの強弾道を実現すると公表されている。
| モデル | 重量帯 | フレックス展開 | 適合クラブ | 調子 |
|---|---|---|---|---|
| PROJECT X(原型) | 110g 帯〜130g 帯 | 5.0/5.5/6.0/6.5/7.0 | アイアン / ウェッジ | 元調子 |
| PROJECT X RED | 100g 帯〜120g 帯 | 5.5/6.0/6.5 | アイアン | 元調子 |
| PROJECT X LZ(参考・別系統) | 110g 帯〜125g 帯 | 5.0/5.5/6.0/6.5 | アイアン | 中元調子 |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| 6.5 | 125 g | — | — | — |
| 6.0 | 120 g | — | — | — |
| 5.5 | 115 g | — | — | — |
| 5.0 | 110 g | — | — | — |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| 6.5 | 120 g | — | — | — |
| 6.0 | 110 g | — | — | — |
| 5.5 | 100 g | — | — | — |
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 | 長さ |
|---|---|---|---|---|
| 7.0 | 130 g | — | — | — |
| 6.5 | 125 g | — | — | — |
| 6.0 | 121 g | — | — | — |
| 5.5 | 118 g | — | — | — |
| 5.0 | 113 g | — | — | — |
| モデル | 弾道高さ | つかまり | しなり感 | 打感 | 振り抜き | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| PROJECT X(原型) | 低 | △ | シャープ | しっかり | ○ | HS の高い中〜上級者の標準 |
| PROJECT X RED | 中-低 | ○ | ややマイルド | しっかり | ◎ | 原型の挙動感を残した軽量版 |
| PROJECT X LZ(参考) | 中 | ○ | マイルド | しっとり | ○ | つかまり寄りの別系統派生 |
シリーズ全体で手元から先端まで剛性を保った連続テーパーが共通し、低スピンの強弾道を生む設計思想が一貫している。原型 PROJECT X が HS の高い層の基準、PROJECT X RED が同じ挙動感を保ちつつ軽量化した派生で、LZ はつかまりとしなり感を強めた別系統という構図だ。
HS 40m/s 以上で叩いていけるハードヒッター層には、原型の PROJECT X(6.5/7.0)が定番だ。Rory McIlroy が 2007 年のプロ転向以降ほぼ一貫してアイアンに PROJECT X 7.0 を採用してきたなど、低スピンの強弾道とタイトな方向性を求める層に PGA ツアーで採用されてきた経歴を Today's Golfer が伝えている。
HS 38〜40m/s 帯で原型の挙動を求める中堅層には PROJECT X 6.0/5.5 が中量域の橋渡しになる。シャフト中間部の剛性が高く相対的に先端が走る挙動で入射角が緩やかになり、飛距離のバラつきが減るとフィッター系メディアで紹介されている。
HS 36〜40m/s 帯で「PROJECT X の挙動を試したいが原型はハード過ぎる」と感じる層には PROJECT X RED が選択肢になる。原型の硬さを保ったまま軽量化されティップが少し柔らかくなっており、打ち出し角とスピン量が原型より上がりやすい挙動と国内媒体が紹介している。
シリーズ内の住み分けは PROJECT X 6.5/7.0 = 上級者の叩き・PROJECT X 5.5/6.0 = 中堅の標準・PROJECT X RED = 軽量化派生のグラデーションで整理される。フレックス番号が大きくなるほど重量と硬度が同時に増す構成だ。
住み分けの中核は同じトゥルーテンパーのもう一つのフラッグシップ Dynamic Gold との対比にある。Dynamic Gold はステップ構造による粘りのしなりで「シャフトをしならせて球を捕まえたい」層、PROJECT X はステップレスの連続テーパーと高い先端剛性で「シャフトの動きを抑えて低弾道で打ちたい」層に向くと海外メディアが整理している。同 HS 帯ならまず両者の試打でフィーリングが合う側を選ぶのが定石だ。
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
このモデルは フェード寄り・低弾道 タイプ
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
このモデルは ストレート・中弾道 タイプ
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
市場全シャフトの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
このモデルは ドロー寄り・高弾道 タイプ
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| PROJECT X(原型) |
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| PROJECT X RED |
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