- フェースに鍛造スーパーハイテンを採用
- 浅重心・短重心距離で左へのミスを抑える
- 前後のウエイトを1g刻みで組み替えられる
キャスコの地クラブブランドVATIC GOLFが2026年2月に投入したVATIC Veneroハイブリッド。重心距離を短く重心深度を浅くとり、低スピンで風に負けない弾道を狙う。H3からH5までの3機種を、ウエイトと可変スリーブで追い込めるヘッド単品モデルだ。
VATIC GOLFはキャスコが2020年に立ち上げた地クラブブランドで、フィッティングを前提にヘッドを単品で売る流儀を貫いてきた。Venero世代はドライバーが先行し、2026年2月27日にフェアウェイウッドとハイブリッドが同時に加わった。ハイブリッドが掲げるのは、操作性を保ちながら低スピンで風に負けない弾道を出すという方向性だ。
ラインアップはH3・H4・H5の3機種。標準ロフトはH3が19度、H4が22度、H5が25度で、ヘッド体積は120cm³から107cm³へ、ヘッド重量は229グラムから239グラムへと段階的に変わる。可変スリーブでロフトとライ角をそれぞれ1度ぶん動かせるので、3機種で18度から26度までを隙間なくカバーできる。
フェースはチタン合金より強度と硬度に優れる鍛造スーパーハイテンで、薄肉化によって弾きと低スピンを狙う。ソールは大学との共同研究から生まれた特許技術のORIGAMI Soleを採用し、折り目形状がフェースとソールの固有振動数を揃えてエネルギーを効率よく伝えるという考え方だ。
| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | ライ角 | ヘッド重量 | ヘッド体積 |
|---|---|---|---|---|---|
| #3 | 18.0° | ✕ | 58.0° | 229.0 g | 120cm³ |
| #3 | 19.0° | ✕ | 58.0° | 229.0 g | 120cm³ |
| #3 | 20.0° | ✕ | 58.0° | 229.0 g | 120cm³ |
| #4 | 21.0° | ✕ | 58.5° | 234.0 g | 114cm³ |
| #4 | 22.0° | ✕ | 58.5° | 234.0 g | 114cm³ |
| #4 | 23.0° | ✕ | 58.5° | 234.0 g | 114cm³ |
| #5 | 24.0° | ✕ | 59.0° | 239.0 g | 107cm³ |
| #5 | 25.0° | ✕ | 59.0° | 239.0 g | 107cm³ |
| #5 | 26.0° | ✕ | 59.0° | 239.0 g | 107cm³ |
ハイブリッドが左に巻いてしまうタイプが第一の対象だ。重心距離を短く重心深度を浅くとった設計で、フェースが返りすぎず低スピンの強い球で運べる方向にまとめられている。風の強い日にも高さが暴れにくい。
ウッドの下を埋めたいならH3が候補になる。3機種で最も立ったロフトとヘッド体積を持ち、可変スリーブで18〜20度の幅に動かせるので手持ちのウッドとの間隔を詰められる。ある程度振れる人向けだ。
ロングアイアンの置き換えならH4が基準になる。ヘッド体積と重量のバランスが中庸で、4番・5番アイアンが難しくなってきた人の乗り換え先として扱いやすい。H3と2本で組んでもよい。
アイアンに近い感覚を求めるならH5だ。3機種で最も小ぶりで重く、ライ角も立っているため、ミドルアイアンの手前を同じ構え感でつなげたい人に合う。距離を稼ぐ役目は上の番手に譲る。
一方、購入のハードルは高い。ヘッド単品での販売なのでシャフト・グリップ・組み立て工賃が別途かかり、取扱店でのフィッティングが前提になる。棚から選んですぐ使いたい層には向かない。
| モデル | 飛距離 | 弾道 | 操作性 | 寛容性 | 打感 | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| VATIC VeneroハイブリッドH3(19度) | ◎ | 低-中 | ◎ | △ | 弾き感 | ウッドの下を埋める最も立ったロフト |
| VATIC VeneroハイブリッドH4(22度) | ○ | 中 | ◎ | ○ | 弾き感 | ロングアイアン置き換えの中核 |
| VATIC VeneroハイブリッドH5(25度) | △ | 中-高 | ◎ | ○ | 締まった手応え | アイアンに寄せた小ぶりな最終番手 |
3機種に共通するのは、重心距離を短く重心深度を浅くとって左へ巻くミスを抑えるという設計思想だ。番手が上がるほどヘッドは小さく重量は増え、ライ角も立っていくため、上の番手は飛距離とつかまり、下の番手はアイアンに近い操作感という描き分けになっている。
市場全クラブの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
フェード寄り・高弾道 タイプ
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
200位/全655本 (31%・普通)
276位/全457本 (60%・普通)
同ユーティリティカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| H3(19度) |
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| H4(22度) |
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| H5(25度) |
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