- ヘッドを丸ごと成形するMIM製法をウェッジで実現
- クロームメッキとブラックQPQの2仕上げを用意
- アイアンと長さを揃えたONE LENGTH仕様も併売
コブラKING MIMウェッジは、金属粉末射出成形(MIM)でヘッドを丸ごと成形した2020年モデル。鋳造とも鍛造とも違う製法で柔らかい打感と形状精度を両立させ、標準仕様とワンレングス仕様を各2種類の仕上げで展開する。
KING MIMウェッジは、コブラが2020年6月に展開したウェッジシリーズ。MIMとはMetal Injection Molding(金属粉末射出成形)の略で、微細な金属粉末を型に流し込んで成形し、高温で焼き固める製法を指す。ヘッド全体をこの製法で作った市販ウェッジという点が、当時としては前例のない挑戦だった。鋳造では出せない形状精度と、鍛造とも異なる密度の高い金属組織による打感の柔らかさが売りになっている。
ラインナップは2構成 × 2仕上げの計4種類。標準のKING MIMウェッジは50度から60度まで幅広くロフトを揃え、番手によってはバウンス違いも選べる。もう一方のKING MIM ONE LENGTHウェッジは56度と60度に絞り込まれ、同ブランドのワンレングスアイアンと長さ・ライ角・スイングウェイトを合わせて設計されている。仕上げはクロームメッキと、映り込みを抑えるブラックQPQの2種類だ。
ブラックQPQ仕上げは焼き入れ・研磨・再焼き入れを重ねる表面処理で、日差しの下でのギラつきを抑える。標準モデルはロフトごとにバウンスの選択肢を用意し、砂質や芝の状況に合わせて選べる構成になっており、56度と60度では3通りのバウンスから選択できる。
| ロフト角 | 左利き対応 | バウンス角 | ライ角 |
|---|---|---|---|
| 50.0° | ✕ | 8.0° | 64.0° |
| 52.0° | ✕ | 8.0° | 64.0° |
| 52.0° | ✕ | 12.0° | 64.0° |
| 54.0° | ✕ | 10.0° | 64.0° |
| 56.0° | ✕ | 7.0° | 64.0° |
| 56.0° | ✕ | 10.0° | 64.0° |
| 56.0° | ✕ | 12.0° | 64.0° |
| 58.0° | ✕ | 6.0° | 64.0° |
| 58.0° | ✕ | 8.0° | 64.0° |
| 60.0° | ✕ | 4.0° | 64.0° |
| 60.0° | ✕ | 8.0° | 64.0° |
| 60.0° | ✕ | 11.0° | 64.0° |
| シャフト名 | バンス角 | フレックス | バランス | シャフト重量 (g) | トルク |
|---|---|---|---|---|---|
| N S PRO MODUS3 TOUR 105 | 8.0° (#50,52,58,60) / 10.0° (#54) / 7.0° (#56) | S | D3 (#50) / D4 (#52) / D5 (#54,56,58,60) | 106.5 g | 1.7 |
| ロフト角 | 左利き対応 | バウンス角 | ライ角 |
|---|---|---|---|
| 56.0° | ✕ | 10.0° | 62.5° |
| 60.0° | ✕ | 8.0° | 62.5° |
| シャフト名 | バンス角 | フレックス | バランス | シャフト重量 (g) | トルク |
|---|---|---|---|---|---|
| N S PRO 1050GH | 10.0° (#56) / 8.0° (#60) | S | D1.5 | 109.5 g | 1.8 |
| ロフト角 | 左利き対応 | バウンス角 | ライ角 |
|---|---|---|---|
| 56.0° | ✕ | 10.0° | 62.5° |
| 60.0° | ✕ | 8.0° | 62.5° |
| シャフト名 | バンス角 | フレックス | バランス | シャフト重量 (g) | トルク |
|---|---|---|---|---|---|
| N S PRO 1050GH | 10.0° (#56) / 8.0° (#60) | S | D1.5 | 109.5 g | 1.8 |
| ロフト角 | 左利き対応 | バウンス角 | ライ角 |
|---|---|---|---|
| 50.0° | ✕ | 8.0° | 64.0° |
| 52.0° | ✕ | 8.0° | 64.0° |
| 52.0° | ✕ | 12.0° | 64.0° |
| 54.0° | ✕ | 10.0° | 64.0° |
| 56.0° | ✕ | 7.0° | 64.0° |
| 56.0° | ✕ | 10.0° | 64.0° |
| 56.0° | ✕ | 12.0° | 64.0° |
| 58.0° | ✕ | 6.0° | 64.0° |
| 58.0° | ✕ | 8.0° | 64.0° |
| 60.0° | ✕ | 4.0° | 64.0° |
| 60.0° | ✕ | 8.0° | 64.0° |
| 60.0° | ✕ | 11.0° | 64.0° |
| シャフト名 | バンス角 | フレックス | バランス | シャフト重量 (g) | トルク |
|---|---|---|---|---|---|
| N S PRO MODUS3 TOUR 105 | 8.0° (#50,52,58,60) / 10.0° (#54) / 7.0° (#56) | S | D3 (#50) / D4 (#52) / D5 (#54,56,58,60) | 106.5 g | 1.7 |
グリーン周りで打感にこだわりたい、フェースに乗る感触を頼りに距離を作りたいという人にはKING MIMウェッジが向く。MIM製法による密度の高い金属組織が生む柔らかさは、このシリーズの最大の個性だ。鋳造ウェッジの硬さが苦手で、かといって軟鉄鍛造とも違う感触を試したい人に刺さる1本だと国内外のレビューで一致して評価されている。
アプローチのバリエーションを増やしたい中〜上級者には、バウンスの選択肢が広い標準モデルが答えになる。同じ56度でも3通りのバウンスから選べるので、砂質や芝の状況、入射角の癖に合わせて詰められるのが強み。低いバウンスならフェースを開いた技、高いバウンスなら抜けの安定と、狙いに応じて組める。
コブラのワンレングスアイアンを使っているなら、KING MIM ONE LENGTHウェッジで揃えるのが自然な選択だ。長さ・ライ角・スイングウェイトがアイアンに合わせてあるため、ウェッジだけ構えと振り方が変わってしまう違和感を消せるのが導入価値になる。
住み分けを整理すると、KING MIMウェッジはロフトとバウンスを細かく選びたい層、KING MIM ONE LENGTHウェッジはワンレングスのセットで統一したい層に対応する。ワンレングスのアイアンを使わないなら標準、使うならONE LENGTHという単純な切り分けで選べる。
仕上げは、日差しの下での映り込みが気になる人ならブラックQPQ、伝統的な見た目を好むならクロームメッキ。性能は同じなので、構えたときの見え方の好みだけで決めてよい。ただしブラックQPQは使い込むと打痕が目立ちやすい点は把握しておきたい。
| モデル | スピン | 抜け | 操作性 | 寛容性 | 打感 | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| KING MIMウェッジ(クロームメッキ/ブラックQPQ) | ◎ | ○ | ◎ | ○ | 非常に柔らかい | ロフトとバウンスを選べる標準機 |
| KING MIM ONE LENGTHウェッジ(クロームメッキ/ブラックQPQ) | ◎ | ○ | ○ | ◎ | 非常に柔らかい | ワンレングスセットの締めくくり |
ヘッドの素性は両仕様で共通で、違いは長さとロフト展開にある。標準モデルは50度から60度まで刻めるうえ、56度と60度では3通り、52度と58度では2通りのバウンスから選べるため、コース条件と打ち方に合わせて追い込める。ONE LENGTH側は56度と60度の2択に絞られ、バウンスも各1通り。仕上げ違いは見え方の好みで、性能上の差はない。
同ウェッジカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
同ウェッジカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
同ウェッジカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
同ウェッジカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| KING MIMウェッジ(クロームメッキ/ブラックQPQ) |
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| KING MIM ONE LENGTHウェッジ(クロームメッキ/ブラックQPQ) |
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