- ヘッドを丸ごと成形するMIM製法で柔らかい打感
- トウ側のタングステンで重心をフェース中央へ寄せる
- 内部インサートを備えた中空構造のツアーモデル
コブラKING TOUR MIMアイアンは、金属粉末射出成形でヘッドを成形した2020年12月発売のツアーモデル。中空構造にタングステンとインサートを組み合わせ、ボールが潰れる柔らかい打感と中〜上級者が求めるやさしさを両立させた1本。
KING TOUR MIMアイアンは、コブラが2020年12月に投入したアスリート向けアイアン。同年6月のKING MIMウェッジで実用化した金属粉末射出成形をアイアンに展開した機種で、粉末状の金属を型に射出して焼き固めるという製法上の特徴がそのまま打感に効く。ボールが潰れる感触を味わいたいゴルファーに刺さる、ツアーモデルらしい柔らかさが最大の売りだと国内の試打レポートが評している。
ラインナップは単一構成で、4番からギャップウェッジまでを揃える。ロフトは7番で33度と伝統的なツアーアイアンの設定で、飛距離を稼ぐ飛び系ではなく、距離を刻んで管理する層に向けた作りであることがロフト設定にはっきり表れている。同時期のKING SPEEDZONEアイアンが7番27.5度の飛び系だったのと対照的で、コブラのアイアンの二極を分かりやすく示している。
ヘッドは中空構造で、内部にインサートを仕込んで打感と打音をまとめている。トウ側にタングステンウェイトを置いて重心をフェース中央寄りに引き寄せることで、真ん中で捉えやすくショットが安定するのがこの機種の設計の肝。ツアーモデルの見た目を保ちながら、打点がずれてもミスになりにくいやさしさを組み込んでいる。
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| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | ライ角 |
|---|---|---|---|
| #4 | 23.0° | ✕ | 61.0° |
| #5 | 26.0° | ✕ | 61.5° |
| #6 | 29.0° | ✕ | 62.0° |
| #7 | 33.0° | ✕ | 62.5° |
| #8 | 37.0° | ✕ | 63.0° |
| #9 | 41.0° | ✕ | 63.5° |
| #PW | 45.0° | ✕ | 64.0° |
| #GW | 50.0° | ✕ | 64.0° |
| シャフト名 | フレックス | バランス | シャフト重量 (g) | トルク |
|---|---|---|---|---|
| N S PRO MODUS3 TOUR 105 | S | D1.5 | 106.5 g | 1.7 |
打感を第一に選びたい中〜上級者にはKING TOUR MIMアイアンが向く。粉末状の金属を焼き固めるMIM製法による感触は、鋳造とも軟鉄鍛造とも異なる独特のもの。ボールが潰れる感触を頼りに距離を作りたい人ほど、この柔らかさの価値を実感できると国内の試打レポートで繰り返し評価されている。
本格的なツアーアイアンが欲しいが、完全なマッスルバックは難しいと感じている層にも候補になる。トウ側のタングステンで重心が中央へ寄せられており、打点が若干ズレてもミスショットになりにくいやさしさがツアーモデルの顔の裏に組み込まれているのがこの機種の性格だ。
逆に、楽に振って距離を稼ぎたい層には合わない。7番33度という伝統的なロフト設定なので、飛び系から乗り換えると番手ごとの距離は素直に落ちる。距離を刻んで管理したい人のための道具であって、飛ばすためのアイアンではないと割り切って選ぶ必要がある。
住み分けを整理すると、同時期のコブラのアイアンでは、KING TOUR MIMアイアンが打感と操作性を求める中〜上級者、KING SPEEDZONEアイアンがオートマチックな飛距離を求める初〜中級者という対比になる。7番のロフトが33度か27.5度かという違いが、そのまま想定ユーザーの違いを表している。
番手構成は4番からギャップウェッジまで。同ブランドのKING MIMウェッジと組み合わせれば、MIM製法の打感でセット全体を通せるのも選択肢のひとつになる。ロングアイアンが難しければ、4番・5番だけユーティリティに置き換える構成も現実的だ。
| モデル | 飛距離 | 弾道 | 操作性 | 寛容性 | 打感 | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| KING TOUR MIMアイアン | ○ | 中 | ◎ | ○ | 非常に柔らかい | 打感重視の中〜上級者向けツアー機 |
7番33度という伝統的なロフト設定が示すとおり、飛距離より距離の管理と操作性に軸足を置いたモデル。中空構造でありながら内部インサートとMIM製法によって打感は非常に柔らかく、ツアーモデルの中でも感触の良さが際立つ。トウ側のタングステンが重心を中央へ寄せるため、本格的な顔つきのわりに打点のズレに寛容な一面も持つ。
市場全クラブの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
ドロー寄り・中弾道 タイプ
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
68位/全612本 (11%・大きい)
同アイアンカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
329位/全374モデル (88%・高め)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| KING TOUR MIMアイアン |
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