- フェース・クラウンに新採用のアルティメットストロングメタル
- クラウン薄肉化で余剰重量を最適配分し強弾道設計に進化
- ツアーステージブランド最終世代の小ぶりディープFW
ツアーステージX-FW (2013) はブリヂストンのアスリートブランド最終世代として登場した小ぶりディープフェースのフェアウェイウッド。フェース・クラウンに新採用のアルティメットストロングメタルで強弾道と極上の打感を両立し、中古市場では今も名器として再評価が続いている。
1998年誕生のツアーステージは中嶋常幸や丸山茂樹がエースに据えたブリヂストンのアスリート向けブランドで、2013年3月発売のX-FWはその最終世代に位置する。翌2014年に日米ブランド統合の方針が示されシリーズは役目を終え、ブリヂストンゴルフを経て2016年秋にTour Bシリーズへと再編されている。ブランドの終焉に立つモデルゆえに完成度の高さが今も再評価されている。
X-FW (15°) とX-FW 5W (18°) を中心とした番手展開で、公式カタログには7W (21°) も用意された。番手によるロフト・長さの差で攻め所を住み分けるシンプルな設計で、可変スリーブによるロフト・ライ角調整機構は持たない。純然たるストレートネックのアスリート向けFWとして球筋を意図的に作りたい層に向けて作り込まれている。
フェース・クラウンの素材に高強度の新素材「アルティメットストロングメタル」を採用したとブリヂストンは公表している。クラウンの薄肉化で捻出した余剰重量を重心設計に振り、フェース側は薄肉化により反発性能を磨いた。ソールにはクロムモリブデン鋼、ホーゼルには軟鉄を組み合わせ、素材を打ち分けた構成となっている。
| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | ライ角 | ヘッド体積 |
|---|---|---|---|---|
| #3 | 15.0° | ✕ | 58.0° | 175cm³ |
| #5 | 18.0° | ✕ | 58.5° | 163cm³ |
| #7 | 21.0° | ✕ | 59.0° | 152cm³ |
第一候補に挙げたいのは、アイアン延長線上で球を打ち込みたい中〜上級者層だ。小ぶりでオーソドックスな丸顔のヘッドはアドレスでアイアンに近い縮図感を与え、地面から直接拾うラフショットでもためらいなく振り抜ける。ディアマナBシリーズやTour AD GTのような中〜重量帯シャフトとの相性も良く、純正カスタム品の中古流通も豊富にある。
次に向くのは、最近の超低スピン飛び系FWに見られる棒球の高低差不足を物足りなく感じ、しっかりスピンを乗せて止めにいきたいゴルファー。HS43m/s前後で球を意図的にコントロールしたい層に最適で、5Wを中〜高弾道で運ぶイメージが立ちやすい。
逆に推奨しづらいのは、寛容性とオートマチックな飛距離を最優先する初心者・ヘッドスピード低めのゴルファー。シャローヘッドの安心感や可変スリーブの調整機構を求める層にはミスマッチで、最新の高慣性モーメントFWの方が結果につながりやすい。
番手で住み分けると、X-FW 3Wは狭いミドル・ロングのティーショット主体で操作性と強弾道に重きを置く設計。一方のX-FW 5Wはロングセカンドや長めのパー3で高さを出して止める用途が中心で、3Wと5Wの併用で1W〜ユーティリティの隙間を埋めるセッティングが中古市場でも人気を集めている。
| モデル | 飛距離 | 弾道 | 操作性 | 寛容性 | 打感 | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| X-FW 3W (15°) | ◎ | 中 | ◎ | △ | マイルド | 狭いミドル・長尺2打目を攻める強弾道ティーショット候補 |
| X-FW 5W (18°) | ○ | 中-高 | ○ | △ | マイルド | ロング2打目で球を上げて止めにいく主軸ウッド |
共通する設計思想はディープフェース・小ぶりヘッドによる「打ち込めるFW」。上から潰してインパクトする層には抜けと弾道の強さで応える一方、シャローヘッドや高慣性モーメントを期待する寛容性重視のユーザーには厳しめで、明確な性格付けが感じられる。
市場全クラブの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
ストレート・中弾道 タイプ
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
178位/全551本 (32%・普通)
186位/全439本 (42%・普通)
同フェアウェイウッドカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| X-FW 3W (15°) |
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| X-FW 5W (18°) |
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