- COR .830・体積460ccなどUSGA規定の上限を追求
- カーボン複合クラウン+タングステン重りで低重心化
- ドローバイアス設計のMグレードでつかまりを重視
キングコブラL4V Mドライバーは、COR・体積・慣性モーメントなどUSGA規定の性能変数を上限まで詰め込んだ2008年発売のチタンドライバー。高い慣性モーメントとドローバイアス設計で、スライスに悩む中級者の直進性を後押しする一本。
King Cobra L4Vは2007年秋に米国で発表され、日本では2008年に展開されたチタンドライバー。名称の「L4V」はLimit 4 Variablesの略で、USGAが定める反発係数・寸法・体積・慣性モーメントの4変数を規定上限まで追求したフラッグシップ。ラインアップはX・F・Mの3グレードで、Mはドローバイアス仕様となる。
L4Vシリーズは弾道特性の異なる3グレード展開。Xはニュートラルな弾道で低スピン・高初速を狙う上級者向け、Fはストレートからわずかなドローを描くバランス型で、Mは高弾道・中スピンのドローバイアスでスライスやフェードに悩むゴルファーの直進性を後押しする設計とされる。国内では各グレードに専用シャフトを組み合わせた仕様で展開された。
フェースにはDual Rhombus Face insertと呼ぶインサート技術を採用し、広い打点エリアで反発性能を引き出す設計。クラウンとソールは軽量なカーボン複合素材とし、浮いた重量をタングステンのバックウェイトへ配分。低く深い重心をつくり、慣性モーメントを高めてミスヒット時のヘッドの捻れを抑える狙いだ。
| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | ヘッド体積 |
|---|---|---|---|
| #1 | 9.5° | ✕ | 460cm³ |
| #1 | 10.5° | ✕ | 460cm³ |
スライスやフェードに悩み、直進性を最優先したい中級者にはL4V Mが向く。ドローバイアスのヘッド設計と高い慣性モーメントで、芯を外してもフェースが開きにくく直進性を後押しするのがMグレードの核で、方向性を安定させたい層に適している。
ヘッドスピードがそれほど高くなく、球を高く上げて距離を稼ぎたい層にも合う。高弾道・中スピンの弾道特性で球が上がりやすく、力まなくても運びやすいため、スイングスピードに自信がない層でも扱いやすい仕上がりだ。
一方で、意図的に弾道を操作したい上級者や低スピンでランを稼ぎたい層には、つかまりと高さを優先したMグレードの味付けは物足りなく感じられやすい。ドローバイアスが強い分、フェードを打ちたい場面では対応幅が狭く、直進性より操作性を求める層には不向きだ。
同シリーズには弾道特性の異なる兄弟モデルもある。ストレートからわずかなドローのFグレード、ニュートラルな弾道で低スピン・高初速を狙うXグレードが選べるため、直進性より操作性やスピン量を優先したい層はF・Xを検討する余地がある。
| モデル | 飛距離 | 弾道 | 操作性 | 寛容性 | 打感 | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| L4V M | ○ | 高 | △ | ◎ | 甲高め | ドローバイアスで直進性重視の一本 |
MグレードはX・Fに比べて寛容性とつかまりを最優先した設定で、大型ヘッドと高い慣性モーメントがミスヒット時のブレを抑える。ロフトは9.5°と10.5°の2種を用意し、いずれもドローバイアスのウェイト配置とシャフト設計で、スライスに悩む層の直進性を支える方向性は共通している。
市場全クラブの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
ストレート・中弾道 タイプ
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
1080位/全1878本 (58%・普通)
13位/全830本 (2%・大きい)
同ドライバーカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| L4V M |
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