- ウェーブソールをドライバーで世界初採用し低スピン化を追求
- 内部ワッフルクラウンで低重心・高慣性モーメントを両立
- 9.5度と12.5度、2ロフトでSTシリーズの起点に
ミズノが2018年に海外市場から本格展開したSTシリーズの起点ドライバー。ウェーブソールとチタン製ワッフルクラウンで低重心・低スピン化を追求し、寛容性と操作性を両立させた。日本では公式展開されず、後継のST200が世界戦略モデルとして逆輸入される起点にもなった。
ST180ドライバーは、フォージドアイアンで定評のあるミズノが2017年秋に発表し、2018年に欧米市場へ投入した新世代メタルウッド。JPX-900シリーズの後継として、ツアー水準の低スピン性能を一般ゴルファーに届けることを狙う。日本では公式カタログ展開がなく、主に並行輸入や逆輸入で流通してきた。
フェアウェイウッドで培ったウェーブソールをドライバーに初採用し、インパクトでソールが収縮・拡張してボール初速を高める。SP700鍛造チタンフェースと、内側を格子状にしたワッフルクラウンで低く前めの重心を作りスピンを抑える設計とした。ロフトは標準の9.5度と高打ち出しの12.5度の2構成。
ホーゼルの調整機構(Quick Switch)でロフトを上下2度、ライ角も調整できる。ソール後方の固定ウエイトで重心を深めに保つ、可動ウエイトを持たないシンプルな設計。純正シャフトはテンセイ系やクロカゲなど複数を追加料金なしで選べる。
| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | ヘッド体積 |
|---|---|---|---|
| #1 | 9.5° | ✕ | 460cm³ |
| #1 | 12.5° | ✕ | 460cm³ |
インパクトでヘッドが下りやすくスピンが増えがちなゴルファーには、ウェーブソールとワッフルクラウンで低スピン化を狙うST180が候補になる。叩いても崩れにくい強い弾道を海外メディアも評価している。
つかまりに悩むゴルファーにも相性がよい。国内外の試打では、アドレスでフェースがわずかに閉じて見える構えやすさが指摘されており、ライ角をアップライトにすればドロー方向の補正も効きやすい。
一方で、細かい重心移動や可動ウエイトによる弾道調整を求める層には物足りなさが残る。調整はホーゼルのロフトとライ角のみで、球筋を作り込みたい上級者には操作の余地がやや限られる。青いクラウンの好みも分かれる。
ロフト選びはシンプルで、ヘッドスピードが速いなら標準の9.5度、球が上がりにくくキャリーを伸ばしたいなら12.5度が起点。いずれもホーゼルで上下2度の微調整ができるため、試打で最終調整するのが現実的だ。
ST180は日本で公式に販売されなかったため入手経路は限られるが、STシリーズが海外での評価を積み重ねて日本へ逆輸入される起点になった一本という位置付けは押さえておきたい。後継ST200以降の設計思想の原型でもある。
| モデル | 飛距離 | 弾道 | 操作性 | 寛容性 | 打感 | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ST180ドライバー(標準9.5度) | ○ | 中-低 | ○ | ○ | しっかり | 低スピンで押していきたい中上級者向け |
| ST180ドライバー(高打ち出し12.5度) | ○ | 中-高 | ○ | ◎ | しっかり | 球を上げやすくしたいゴルファー向け |
2つのロフト構成は、同じウェーブソールとワッフルクラウンの技術を土台にしながら重心の高さと基準ロフトを変え、打ち出し角とスピン量の狙いを分けている。海外の試打メディアでは、うたわれるほど劇的な低スピンではないものの、寛容性とのバランスが取れた設計だと評されることが多い。
市場全クラブの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
ドロー寄り・高弾道 タイプ
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
369位/全1875本 (20%・大きい)
13位/全827本 (2%・大きい)
同ドライバーカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| ST180ドライバー |
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