- TASウェイト4ポートで弾道とつかまりを自在に振り分け
- 2004年の名器r7がミニドライバーとして復活
- インフィニティカーボンクラウンで余剰重量を再配置
2004年に一世を風靡した名器r7の可変ウェイト思想を、ミニドライバーとして現代に復活させた1本。305ccのヘッドに4ポートのTASウェイトを備え、フロント寄りなら低スピンの強い球、バック寄りなら寛容性と直ドラのやさしさへ。ティーショットの保険役を1本で作り込める。
r7クワッド ミニ ドライバーは、テーラーメイド史上でも屈指の人気を得た2004年のr7ドライバーの意匠と可変ウェイト思想を受け継ぎ、ミニドライバーとして仕立て直したモデル。日本では2025年6月に数量限定で登場した。テーラーメイドはSLDRミニ、オリジナルワンミニ、BRNRミニと同カテゴリーを継続してきたが、本作はその系譜で初めて4ポートの可変ウェイトを持ち込んだ設計で、ドライバーとフェアウェイウッドの間を埋める役割をより細かく詰められるようになっている。
ヘッド後方に2ポート、トウ側とヒール側に1ポートずつ、計4ポートを配置し、13g×2個と4g×2個のTASウェイトを差し替えて重心を動かす。フロント寄りに重量を集めるとスピンが抑えられた強い弾道になり、逆にバック寄りにすると慣性モーメントが上がって寛容性が増し、フェアウェイから直接打つ場面が扱いやすくなる。トウ・ヒールへの振り分けでつかまりも調整でき、ドローを強めたい人にもフックを抑えたい人にも同じヘッドで応えられる。
クラウンにはサテン仕上げのインフィニティカーボンクラウンを採用し、上部の質量を削って再配置。フェースはZATECHチタンのツイストフェースで、ミスヒット時の曲がり幅を抑える。ソールの貫通型スピードポケットがフェース下部でのボール初速低下を補い、ティーからも芝からも使える汎用性を確保している。
| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | ライ角 | ヘッド体積 |
|---|---|---|---|---|
| #1 | 11.5° | ✕ | 57.0° | 305cm³ |
| #1 | 13.5° | ✕ | 57.0° | 305cm³ |
| シャフト名 | 素材 | 番手 | フレックス | バランス | クラブ重量 (g) | シャフト重量 (g) | トルク |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025 R7QMD DIAMANA SILVER TM55 | カーボン | ドライバー用 | S | D3 | 318 g | 56.0 g | 3.6 |
ティーショットのOBに悩み、ドライバーそのものへの苦手意識が固まってしまった層にまず薦めたい。短いクラブ長と小ぶりなヘッドは振り遅れを起こしにくく、刻むためではなく攻めるための保険としてティーショットを任せられる。11.5°を選び、ウェイトをバック寄りに寄せておけば曲がり幅はさらに落ち着く。
ドライバーは問題なく振れるが、狭いホールや長めのパー4で刻む選択肢が欲しい中〜上級者にも噛み合う。ドライバーとフェアウェイウッドの中間を1本で埋められるため、ホールごとに攻め方を替える戦略が組める。この層はフロント設定で低スピンの強い球を作る方向が合いやすい。
フェアウェイウッドが苦手でバッグの飾りになっている人にとっても、3番ウッドの置き換え候補になる。芝から直接打つ頻度が高いなら13.5°をバック寄り設定で使うのが素直な解で、球が上がりやすくなり直ドラの難度が下がる。ヘッドスピードが落ちてきたシニア層の飛距離維持策としても現実的だ。
ロフトの住み分けは明快で、ティーショット主体でドライバーの代役に据えるなら11.5°、芝から使う頻度が高く3番ウッドの代役に据えるなら13.5°というのが公式・店頭の双方で示されている指針。迷ったら「どのクラブを抜くか」から逆算してロフトを決めるのが失敗しにくい。
ウェイト設定の住み分けも押さえておきたい。飛距離を最優先するならフロントのトウ・ヒールに13gを2個、寛容性と直ドラのやさしさを取るならバックに13gを2個。つかまりを強めたいならヒール側、フックを抑えたいならトウ側に重い方を置くという原則を覚えておけば、コース状況に応じた作り替えができる。
| ロフト・ウェイト設定 | 飛距離 | 弾道 | 操作性 | 寛容性 | 打感 | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 11.5° / フロント設定 | ◎ | 中-低 | ○ | △ | しっかり | ドライバー代替の飛距離重視設定 |
| 11.5° / バック設定 | ○ | 中 | ○ | ◎ | しっかり | 曲がり幅を抑える安全運転設定 |
| 13.5° / フロント設定 | ○ | 中 | ◎ | ○ | マイルド | 球を操りたい人向けの中間解 |
| 13.5° / バック設定 | △ | 中-高 | ○ | ◎ | マイルド | 芝から打つ前提のやさしさ最優先 |
ヘッドは305ccとドライバーより明確に小ぶりで、クラブ長も短い。そのぶん振り抜きやすさと打点の安定に寄りやすく、飛距離の絶対値ではエースドライバーに譲る代わりに、方向性の読みやすさで返す性格になっている。同じヘッドでも4ポートのウェイト配置で狙いが大きく変わるため、購入後にどの設定で使うかを決める工程まで含めて1本と考えたい。
市場全クラブの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
ストレート・中弾道 タイプ
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
439位/全3362本 (13%・重め)
50位/全1875本 (3%・大きい)
820位/全827本 (99%・小さい)
同ドライバーカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
340位/全414モデル (82%・高め)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| r7クワッド ミニ ドライバー11.5° |
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| r7クワッド ミニ ドライバー13.5° |
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