- 380ccの小顔ヘッドで弾道を操る自由度を確保
- クラウンのオープンウィーブカーボンで軽量・低重心化
- スコアラインのないタテ研磨フェースを継承
EZONE GT 380は、2018年1月にヨネックスのEZONE GTラインへ加わった380ccの小顔ヘッド。チタンにオープンウィーブカーボンを複合したクラウンとスコアラインのないタテ研磨フェースはそのままに、投影面積を削って操作の自由度を取りにいったドライバーだ。
ヨネックスは2017年12月に450ccの初代EZONE GTドライバーを送り出し、翌2018年1月に体積違いの兄弟としてこのEZONE GT 380と大型のEZONE GT-455を加えた。380ccはドライバーとしてはかなり小ぶりな部類で、曲がりを抑える世代の思想を残しつつ操作性側へ振ったのがこのモデルだ。ヨネックスは2011年のEZONE Type 380などで小顔ヘッドの支持を集めてきた歴史があり、その系譜に連なる型番でもある。
同時期に並んだ455ccのEZONE GT-455とは、素材も基本技術も共通で、違いはヘッドの大きさとロフト設定にある。380ccはロフト9.5度と10.5度の2通り、455ccは9度と10.5度の2通りという構成だ。自分でヘッドを返して弾道を作りたいなら380cc、クラブ任せで曲がりを抑えたいなら455ccという住み分けになる。
クラウンには、粗く織ったカーボンクロスを使うオープンウィーブカーボンをチタンボディに複合している。織りによる繊維の曲がりが少なく樹脂量を減らせるため、高強度と軽量化を両立できるとメーカーは説明する。フェースはスコアラインを持たないタテ研磨で、インパクトでボールが左右へ滑るのを抑え、スピン軸を傾きにくくする狙いだ。純正にはNamd素材を用いたREXIS for EZONE GTが組み合わされる。
| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | ヘッド体積 |
|---|---|---|---|
| #1 | 9.5° | ✕ | 380cm³ |
| #1 | 10.5° | ✕ | 380cm³ |
EZONE GT 380が向くのは、ヘッドスピードがある程度あり、自分でフェースを返して弾道を作りたい層だ。380ccという小ぶりなヘッドは投影面積が小さく、フェース面をターゲットに合わせやすい。ドローとフェードを打ち分けて攻めたい中〜上級者が主対象になる。
大型ヘッドの見え方が苦手な人にも刺さる。460ccが主流のなかで380ccは明確に小さく、構えたときにクラブが主張しすぎない。ヨネックスが2011年のEZONE Type 380で小顔ヘッドの評価を築いた流れを汲んでおり、アドレスの見え方を最優先する人ほど手が伸びる1本だ。
逆に、クラブ任せで曲がりを消したい層には荷が重い。ヘッドが小さければ慣性モーメントは稼ぎにくく、芯を外したときの落ち込みは大きくなる。ミスヒットの保険を求めるなら455ccを選ぶほうが素直で、この世代が体積違いを並べたのはまさにその選択肢を用意するためだった。
2018年1月に並んだ兄弟との住み分けははっきりしている。380ccは自分で操る人、455ccはクラブ任せにしたい人、初代の450ccはその中間でどちらとも決めきれない人の落としどころだ。操作性を最優先するなら380ccが世代で唯一の答えになる。
現行の男性用は、狙って運ぶType-S、つかまえて飛ばすType-D、慣性モーメントを最大化したMAXという3タイプ構成に整理されている。ただし現行にここまで小さいヘッドはない。380ccという体積そのものが目的なら中古で探すしかないのが実情で、流通量が限られる点は織り込んでおきたい。
| モデル | 飛距離 | 弾道 | 操作性 | 寛容性 | 打感 | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| EZONE GT 380ドライバー(2018) | ○ | 中 | ◎ | △ | 乾いた弾き感 | 弾道を操りたい人の小顔モデル |
| EZONE GT-455ドライバー(2018) | ○ | 中-高 | △ | ◎ | 乾いた弾き感 | 直進性に振った世代最大のヘッド |
| EZONE GTドライバー(2017) | ○ | 中-高 | ○ | ○ | 乾いた弾き感 | 世代の起点となった初代 |
3機種はクラウン素材もフェース処理も共通で、性格を分けているのはヘッドの大きさだ。380ccは投影面積を削ってフェースの返しやすさとターゲットへの合わせやすさを取りにいった側、455ccは投影面積と慣性モーメントを稼いでオートマ性能を最大化した側にあたり、初代の450ccはその中間に位置する。
市場全クラブの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
ストレート・中弾道 タイプ
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
1078位/全1875本 (57%・普通)
807位/全827本 (98%・小さい)
同ドライバーカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| EZONE GT 380ドライバー(2018) |
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