- PUREFRAMEで打点裏側を厚肉化し分厚い打感
- 新TOUR V.T. SOLEに3rd SOLEを追加して抜けを強化
- 松山英樹監修の1ピース軟鉄鍛造マッスルバック
スリクソンZ-FORGED IIアイアンは、松山英樹をはじめとした契約プロの声を反映した2023年発売のマッスルバック単一グレード。PUREFRAME設計と新TOUR V.T. SOLEを採用し、操作性と分厚い打感をシリアスゴルファー向けに磨き上げたフラッグシップ。
スリクソンZ-FORGED IIアイアンは、住友ゴム工業(ダンロップ)が2023年1月に発表し、4月15日に発売したスリクソンブランドのフラッグシップマッスルバック。松山英樹をはじめ、香妻陣一朗・片岡尚之・植竹勇太といったダンロップ契約プロの意見交換を重ねて開発された、世界で戦うためのブレードアイアンと公式リリースで紹介されている。前作Z-FORGEDアイアン(2019年)の後継にあたり、シリーズ単一グレード構成を踏襲している。
同世代のスリクソンアイアンには、ポケットキャビティのZX5 Mk II、ハーフキャビティのZX7 Mk IIが並ぶ。Z-FORGED IIは3兄弟の中でもっとも操作性に振った「真のマッスルバック」の位置付けで、寛容性より打感とコントロール性を最優先するシリアスゴルファー向け。中空構造のZX4 Mk II、キャビティのZX5 Mk II / ZX7 Mk IIに対し、唯一の1ピース軟鉄鍛造ブレードとして同シリーズの頂点を担う。
核となるのは、最適重心設計で創出した余剰重量を打点裏側の上下に配置するPUREFRAME(ピュアフレーム)テクノロジーで、ツアープロが認めるスリクソン史上最高の打感を謳う。さらに、従来のリーディング側・トレーディング側に加えて3rd SOLEを追加した新TOUR V.T. SOLE、状況に応じた最適スピンを実現する番手別溝設計を組み合わせている。
| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | バウンス角 | ライ角 | フェースプログレッション |
|---|---|---|---|---|---|
| #3 | 20.0° | ✕ | 16.0° | 60.0° | 3.6mm |
| #4 | 23.0° | ✕ | 17.0° | 60.5° | 3.9mm |
| #5 | 26.0° | ✕ | 18.0° | 61.0° | 4.1mm |
| #6 | 29.0° | ✕ | 18.0° | 61.5° | 4.4mm |
| #7 | 33.0° | ✕ | 19.0° | 62.0° | 4.6mm |
| #8 | 37.0° | ✕ | 19.0° | 62.5° | 4.9mm |
| #9 | 41.0° | ✕ | 20.0° | 63.0° | 5.1mm |
| #PW | 46.0° | ✕ | 21.0° | 63.5° | 5.4mm |
| シャフト名 | 素材 | 番手 | フレックス | バランス | クラブ重量 (g) | シャフト重量 (g) | トルク |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| DYNAMIC GOLD DST | スチール | 3,4,5,6,7,8,9,P | S200 | D2 | 422 g (#5) | - | 2.1 (#3,4) |
| DYNAMIC GOLD DST | スチール | 3,4,5,6,7,8,9,P | X100 | D2 | - | - | 1.9 (#3,4) |
| KBS TOUR | スチール | 3,4,5,6,7,8,9,P | S | D2 | 420 g (#5) | 109.5 g (#5) | 2.0 (#5) |
| KBS TOUR | スチール | 3,4,5,6,7,8,9,P | X | D2 | - | 119.0 g (#5) | 1.9 (#5) |
第一の推奨層は、ドライバーのヘッドスピードが45m/s前後以上で、ダウンブローに鋭く打ち込めるシリアスゴルファー。クラブフィッターの筒康博はメディア試打で、「HS 45m/s・キャリー250yd程度の飛距離が出せる層に向く」と評している。スリクソンのウッドや過去Z-FORGEDを愛用してきたプレーヤーが、世代更新でそのまま入れ替える受け皿になる。
第二に、ツアープロや上級者が求めるショットメーキング能力を磨きたい中上級者。低い打ち出しから途中で伸びる弾道、狙ったところでスピンを止める打ち分け、薄いブレードでの構え感の精度といったマッスルバックならではの感性をスキルアップ目的で身につけたい層に向く。万振りマンはメディア試打で「中上級者がターゲット」と評している。
逆に、初級者やヘッドスピードが上がりきらないプレーヤーには、玉が上がりきらず番手通りの飛距離が出にくいため第一選択にはなりにくい。同世代では、寛容性と打感のバランスを取るZX7 Mk II、飛距離と方向安定のZX5 Mk II、中空構造で寛容性と飛びを取るZX4 Mk IIが並列の選択肢として存在する。
住み分けを一文で整理すると、シビアな操作性と分厚い打感を最優先するならスリクソン現行ラインの頂点Z-FORGED IIが本命で、寛容性を一段譲れるならZX7 Mk II、飛距離・寛容性を取るならZX5 Mk II / ZX4 Mk IIという階段構成になる。スリクソンのアイアンファミリーで最も上級者寄りの一本を求める層に向けた指名買いモデル。
| モデル | 飛距離 | 弾道 | 操作性 | 寛容性 | 打感 | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Z-FORGED II | ○ | 中 | ◎ | △ | 分厚い軟鉄 | 松山監修の正統派マッスル |
シリーズ単一グレード構成のため、住み分けは同世代のZXシリーズとの相対関係で語られる。Z-FORGED IIは寛容性に振ったZX4 Mk II・ZX5 Mk IIとは対照的に、薄いブレードと深く狭いスイートエリアで真芯で捉えたときの打感とショットメーキング精度を最優先するモデルに仕上がっている。上下慣性モーメントを高く、左右慣性モーメントをやや抑えめにした設計で、ライの影響による上下打点バラつきへの強さと、意図的な左右コントロールのしやすさを両立する狙いと公式が説明している。
市場全クラブの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
ドロー寄り・中弾道 タイプ
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
68位/全607本 (11%・大きい)
同アイアンカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
334位/全371モデル (90%・高め)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| Z-FORGED II |
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