- 日本刀と同じ焼きなまし製法でプロ級の軟らかさを再現
- 標準機はCNC切削で深重心化した軟鉄鍛造
- 打感を残したまま飛距離を稼ぐ設計が両機の軸
RMX 116アイアンは、藤田寛之が提案した「リミックス コンセプト」から生まれたRMXシリーズ2016年モデルの軟鉄鍛造アイアン。飛距離とやさしさを両立した標準のRMX 116と、焼きなまし製法で打感を突き詰めた限定のRMX 116 TOURBLADEの2機種構成だ。
ヤマハは2015年9月にRMXシリーズ2016年モデルを発表し、同年10月に発売した。ヘッドとシャフトを自分に合わせて組み合わせ最大飛距離を狙うという「リミックス コンセプト」は、20年以上ツアーで戦ってきた藤田寛之が提案したものだとヤマハは説明している。アイアンもこの思想を受け、シャフトを複数から選べる構成が採られているのが世代の特徴だ。
この世代のRMXアイアンは3系統あるが、RMX 116の名を冠するのは2機種。標準のRMX 116は、ストロングロフト設定ながら高弾道でやさしく飛ばせる軟鉄鍛造アイアンとして開発された。もう一方のRMX 116 TOURBLADEはプロの求める打感と操作性に振り切った限定モデルで、ロフトも標準機より寝かせた実戦寄りの設定になっている。
TOURBLADEは通常の鍛造工程の後に真空炉で加熱しゆっくり冷やす「焼きなまし製法」を採用し、鉄の軟らかさを取り戻している。日本刀と同じ伝統製法であることが「BLADE」の名の由来だとヤマハは紹介する。加えてロングアイアンの重心を低く、ショートアイアンほど高くする「重心高さフロー設計」を組み合わせた。標準機はCNC切削加工でソール中間部を削り、その重量をソール後部へ配分して深重心化を図っている。
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| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | ライ角 |
|---|---|---|---|
| #4 | 22.0° | ✕ | 60.75° |
| #5 | 25.0° | ✕ | 61.0° |
| #6 | 28.0° | ✕ | 61.25° |
| #7 | 31.0° | ✕ | 61.5° |
| #8 | 35.0° | ✕ | 61.75° |
| #9 | 40.0° | ✕ | 62.0° |
| #PW | 45.0° | ✕ | 62.5° |
| シャフト名 | フレックス | バランス | クラブ重量 (g) |
|---|---|---|---|
| DYNAMIC GOLD S200 | S | D2 | 422 g (#4) / 428 g (#5) / 435 g (#6) / 442 g (#7) / 450 g (#8) / 458 g (#9) / 466 g (#PW) |
| 番手 | ロフト角 | 左利き対応 | ライ角 |
|---|---|---|---|
| #4 | 24.0° | ✕ | 60.25° |
| #5 | 27.0° | ✕ | 60.5° |
| #6 | 30.0° | ✕ | 60.75° |
| #7 | 34.0° | ✕ | 61.0° |
| #8 | 38.0° | ✕ | 61.5° |
| #9 | 42.0° | ✕ | 62.0° |
| #PW | 46.0° | ✕ | 62.5° |
| シャフト名 | フレックス | バランス | クラブ重量 (g) |
|---|---|---|---|
| DYNAMIC GOLD S200 | S | D2 | 422 g (#4) / 428 g (#5) / 435 g (#6) / 442 g (#7) / 450 g (#8) / 458 g (#9) / 466 g (#PW) |
まず多くの人に薦めやすいのが標準のRMX 116だ。ストロングロフト設定ながらよく球を拾い、フェース上部やトップ気味のヒットでも距離のロスが小さいと国内の試打サイトは評している。軟鉄鍛造の打感を持ちながら飛距離も出る点が最大の魅力で、飛距離と打感のどちらかを諦めたくない中〜上級者に向く。
次に、狙った距離を確実に刻みたい上級者にはRMX 116 TOURBLADEが刺さる。焼きなまし製法による軟らかさは削り出しアイアンに近い水準だとヤマハが謳っており、1ヤード刻みの距離感を手のひらで確かめたい層に応える一本だ。ただし限定生産で流通量は少ない。
一方で、ミスへの強さを最優先する層にはTOURBLADEは荷が重い。試打レビューでも「ツアーモデルなのである程度打てる人以外は難しい」と指摘されており、寛容性を求めるなら標準のRMX 116を選ぶほうが確実だ。同世代でさらに飛距離を求めるならRMX 216という選択肢もある。
住み分けを整理すると、RMX 116は「飛距離とやさしさを両立した主力機」で、フェースの返り過ぎがなくイメージどおりのローテーションができるためミスにも強い。RMX 116 TOURBLADEは「打感と操作性に全振りした限定ブレード」で、ロフトが寝ている分だけ実戦の距離管理に向く。シャフトは標準機がDynamic Gold・N.S.PRO MODUS3 TOUR 120・N.S.PRO RMX95の3種から選べ、TOURBLADEはDynamic Gold単独の設定だ。
| モデル | 飛距離 | 弾道 | 操作性 | 寛容性 | 打感 | ひと言 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| RMX 116 | ◎ | 中-高 | ○ | ◎ | 分厚い | 飛びとやさしさを両立した主力機 |
| RMX 116 TOURBLADE | ○ | 中 | ◎ | △ | 極めて軟らかい | 打感と操作性に振った限定ブレード |
同じRMX 116を名乗りながら、2機種の性格は明確に分かれる。標準機はストロングロフトでも球が上がり、見た目以上に深重心で寛容という評価が国内の試打レビューで一致している。対するTOURBLADEはロフトが寝ており、距離を稼ぐより狙った距離を打ち分ける設計。どちらも軟鉄鍛造ならではの打感を残している点が共通項だ。
市場全クラブの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
ストレート・高弾道 タイプ
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
30位/全1188本 (3%・重め)
413位/全1109本 (37%・普通)
同アイアンカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
169位/全425モデル (40%・普通)
市場全クラブの中でこのモデルがどこに位置するか(赤=このモデル)
フェード寄り・高弾道 タイプ
市場全体の分布における位置(赤=このモデルの該当ビン)
30位/全1188本 (3%・重め)
42位/全1109本 (4%・大きい)
同アイアンカテゴリの市場価格における位置(赤=このモデル)
| モデル | 👍 良い点 | 👎 気になる点 |
|---|---|---|
| RMX 116 |
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| RMX 116 TOURBLADE |
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